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      <title>魚石庵</title>
      <link>http://www.gyosekian.net/</link>
      <description>怪異と伝奇の世界を扱うブログ</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>ショートカット</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.gyosekian.net/about.htm" target="_blank">当サイトについて</a>
<a href="http://www.gyosekian.net/ss/ ">SS置き場はこちら</a>]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2010/12/post_309.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Fri, 31 Dec 2010 18:24:23 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>タンブラーとホラー</title>
         <description><![CDATA[　<a href="http://www.gizmodo.jp/2008/07/post_4004.html" target="blank">痛ンブラー</a>が話題になっているようですが、誰かホラー映画のキャラクターで作らないものでしょうか。
　ほら、色々いるじゃないですか。白いホッケーマスクやら、夢に出てくるかぎ爪男やら、蜜蜂にたかられる黒人の大男やら、チェーンソーがトレードマークのあのお方やら……（全員わかりますよね？）。あ、ゾンビも忘れてはいけません。ゾンビ最高。
　問題点があるとすれば、痛ンブラー以上にどん引きされかねないことでしょうか。キャラクター次第では食欲が無くなりそうですし。ほら、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HTP2/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">ネクロマンティック</a>タンブラーとか。

　なお、痛ンブラーについては<a href="http://rireha.blog112.fc2.com/" target="blank">ればたん雑記さん</a>が、<a href="http://rireha.blog112.fc2.com/blog-entry-75.html" target="blank">第一次ブーム</a>及び<a href="http://rireha.blog112.fc2.com/blog-entry-76.html" target="blank">第二次ブーム</a>をまとめていらっしゃいます。

<b>●今日の怪談</b>

■<a href="http://blog.bk1.co.jp/kaidan/" target="blank">ビーケーワン怪談大賞、募集終了</a>

　無事終了したようです。一人三作までという制限にもかかわらず、応募作がまた増えている予感。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/post_351.html</link>
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         <category>雜記</category>
         <pubDate>Tue, 22 Jul 2008 19:54:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ラスプーチンが来た</title>
         <description><![CDATA[　各地で話題になっている<a href="http://himasoku123.blog61.fc2.com/blog-entry-217.html" target="blank">こいつチートだろ、っていう歴史上の人物と何したか書いてけ </a>で<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E7%9F%B3%E5%85%83%E4%BA%8C%E9%83%8E" target="blank">明石元二郎</a>が取り上げられていますね。
　この明石元二郎、帝政ロシアの根幹を揺さぶりその崩壊を招いた立役者と言えるほどの天才的な諜報員でしたが、奇行で知られた人物でもありました。特に清潔面への無頓着ぶりは凄まじく、陸軍幼年学校では垢だらけで平然としており「汚れの明石」とあだ名されたと伝わります。

　さて、明石元二郎を主役とした伝奇小説をご存じでしょうか。山田風太郎のいわゆる「明治もの」の一冊、『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480033513/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">ラスプーチンが来た</a>』がそれです。
　主人公は若き日の明石元二郎。怪物的な宗教家・稲城黄天に攫われた少女・竜岡雪香を明石が救うこととなる事件から物語は動き出します。
　明石と雪香を中心に蠢くは、長谷川辰之助こと二葉亭四迷、内村鑑三、乃木大将、オッペケペーの川上音二郎、アントン・チェーホフと、同時代の偉人怪人奇人ばかり。そして物語後半、明石のライバルとなるのはかの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3" target="blank">ラスプーチン</a>！

　これだけのキャスティング、明治という魅惑的な舞台装置、さらに作者が山田風太郎とあってはつまらないはずがない。
　序盤こそ明石と黄天の虚々実々の対決がメインですが、ラスプーチンの登場と共に、物語は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6" target="blank">大津事件</a>の驚くべき真相をめぐって急展開を見せます。果たしてラスプーチンの狙いとは？　快男児明石は稀代の怪僧ラスプーチンにいかにして立ち向かうのか？　そして、明石と雪香の恋の行方は……？
　とまあ、読む手を止めることが出来ません。巻措く能わざるというやつです。

　練り込まれたプロット、虚と実の境を疾走する山風一流の筆さばき、そして快男児としか言いようのない明石元二郎の造形と、多方面に渡って隙のない快作です。やや尻切れとんぼなのだけが悔やまれますが、明治もの有数の傑作といっていいでしょう（もっとも、明治ものは基本的に外れがないのですが）。

　品切れのようですが、古書で意外と見かけます。amazonでも<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167183110/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">文春文庫版</a>が安く売っていますね。伝奇小説好き、歴史小説好きな方は是非どうぞ。


<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480033513/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZAG25P84L._SL160_.jpg" border="0" alt="ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集 11 ちくま文庫" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480033513/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集 11 ちくま文庫</a><br />山田 風太郎<br /><br />筑摩書房  1997-10<br />売り上げランキング : 385021<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480033513/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>
]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/post_350.html</link>
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         <category>書棚</category>
         <pubDate>Wed, 16 Jul 2008 22:06:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>復調傾向</title>
         <description><![CDATA[　この調子でいきたいところ。

　ここ最近は船戸与一『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062631555/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">山猫の夏</a>』を読んでいるのですが、実にいいですな。
　舞台は南米ブラジル、アンドラーデ家とビーステルフェルト家が牛耳り、軍隊も警察も甘い汁を吸い傍観を決め込む流血と闘争の街エクルウ。エクルウでくすんだ生活を送る「おれ」の前に現れた日本人「山猫」。半ば以上強制的に「山猫」に雇われた「おれ」は、アンドラーデ、ビーステルフェルト両家にまつわる事件に否応なく巻き込まれてゆく……といった体裁の一代冒険小説です。まだ途中ですが、いや、止まりません。南米を舞台に繰り広げられる波瀾万丈のプロットもさることながら、沈着、冷徹、それでいながら人を惹き付ける魅力を持つ凄腕のプロ「山猫」の人物造形が圧倒的です。流されるようにして日々を過ごす「おれ」が「山猫」によって一人前の男となっていくのも読み所。たまらない面白さです。

　なお、少し前に読了した『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410134311X/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">砂のクロニクル</a>』は掛け値無しの傑作でした。最後の一頁がもたらす感動は特筆もの。なるほど、それでこの題名なのか……


<b>●今日の同人誌</b>

■<a href="http://randamhexa.blog5.fc2.com/blog-entry-245.html" target="blank">radam_butterさん新刊は『乙女トリガー』</a>

　イノウエさんの単著で表紙が<a href="http://d.hatena.ne.jp/oume/" target="blank">青梅さん</a>、そしてテーマが「乙女」と、三拍子揃った新作きました。
　何はともあれ期待。青梅さんの絵はやっぱいいなあ……

<b>●今日の深海魚</b>

■<a href="http://www.enosui.com/evententry.php?eid=00192" target="blank">新江ノ島水族館 深海生物展、本日より</a>

　これは行かねばなるまい。
　いっそのことパスポート買ってしまおうか。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/post_349.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/post_349.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Sat, 12 Jul 2008 22:50:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>読書録「プリーモ・レーヴィへの旅」</title>
         <description><![CDATA[<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022574100/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41A3X3RKXGL._SL160_.jpg" border="0" alt="プリーモ・レーヴィへの旅" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022574100/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">プリーモ・レーヴィへの旅</a><br />徐 京植 <br /><br />朝日新聞社  1999-07<br />売り上げランキング : 74842<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022574100/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>


　まず最初に、本書を読まれる前にレーヴィの著作、特に『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022592516/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">アウシュヴィッツは終わらない</a>』に目を通しておくことをお勧めします。レーヴィの思想を縁として思索が展開されていくからです。文章はその度に引用されますが、矢張り全体像を知っておいた方がいいでしょう。

　1987年、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3" target="blank">プリーモ・レーヴィ</a>の死が大きな波紋を投げかけました。アウシュヴィッツ強制収容所からの生還者であり、「許す人」と評された彼に何があったのか？　無数の人々がその死の意味を探り、語り、何よりも戸惑ったことでしょう。著者の徐京植も例外ではありませんでした。徐にとって「プリーモ・レーヴィは『人間』の尺度だった」のであり、「彼こそがオデュッセウスだった」のですから。

　徐はレーヴィの墓に詣でるためにトリノへと向かいます。ミラノからトリノへと向う普通列車で、人の溢れるローマ街で、墓参の帰路で、徐はアウシュヴィッツ帰還後のレーヴィの足跡を辿り、その死の意味を問い続けます。

<blockquote>
プリーモ・レーヴィが自殺しなかったならば、すべてが単純明快であっただろう。苦難に対する人間性の勝利と救済の物語、オデュッセウスの凱旋の物語。……私たちのほとんどは自らの浅薄さと弱さのゆえに、その単純明快さにすがりつこうとする。だが、薄暗い宙空に身を投じたプリーモ・レーヴィは、自分自身の肉体を石の床に打ちつけることで、私たちの浅薄さを粉々に打ち砕いたのだ。（p. 223）
</blockquote>

　アウシュヴィッツという極限的状況で完膚無きまでに打ち砕かれた人間という「尺度」。その「尺度」をいかに再建すべきか。「こちら側」と「あちら側」に隔てられてしまった世界をいかに再構築すべきなのか。今なお進む「尺度」の破壊にいかにして抗すべきか。
　徐の、レーヴィの言葉は我々に重い問いを突き付けます。問いは尽きることなく、明確な回答が与えられることもありません。
　それでも我々は知り、思索し、理解しなければならない。終章の題ともなっている「一瞬の光」、普遍的な「尺度」を見出せるかどうかは個々に託されているのです。

　文章は読みやすいですが、内容はひたすら重い。テーマがテーマですし、「善意で小心であり、正直で無気力」な人々への批判の筆の鋭さは時に息詰まるほどです。とはいえ、一度は読んでおくべきでしょう。まずは自ら読み、考えなければなりません。

　著者の徐京植は東京経済大学で教鞭を執る作家。在日二世でもあり、思想弾圧による投獄を経験した二人の兄を持ちます。著作に『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309611/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">ディアスポラ紀行――追放された者のまなざし</a>』など。

・追記

　良書にも関わらずネット通販では軒並み品切れです。題材のためもありamazonでは異様な高値がついていますが、大きめの書店で数度在庫を見かけました（私はジュンク堂の池袋店で購入しました）。探してみてはいかがでしょうか。<a href="http://www.kinokuniya.co.jp/" target="blank">紀伊国屋書店</a>にも幾つか在庫があるようです。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/post_348.html</link>
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         <category>書棚</category>
         <pubDate>Thu, 10 Jul 2008 21:55:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080708雑記</title>
         <description><![CDATA[　お久しぶりです。ちょいと凹んだり復活したり気合いをいれたりまたしぼんだりの忙しない日々を送っている庵主で御座います。一喜一憂せず、為すべきことを為せばいいと頭でわかってはいるのですが。
　刃を鈍らせないように着実に頑張るしかないなあ。気合いいれていこう。


<b>●今日の怪談文芸</b>

■<a href="http://blog.bk1.jp/kaidan/" target="blank">第６回ビーケーワン怪談大賞締め切りまであと2週間</a>

　恒例のビーケーワン怪談大賞が開催されています。登校の日時は7/22 10:00まで。
　怪談好きな方は挑戦してみてはいかがでしょうか。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/07/080708.html</link>
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         <category>雜記</category>
         <pubDate>Tue, 08 Jul 2008 21:44:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>読書録：「夢遊病者の円舞曲」</title>
         <description><![CDATA[<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4878930896/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4878930896.09.MZZZZZZZ.jpg" border="0" alt="夢遊病者の円舞曲" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4878930896/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">夢遊病者の円舞曲</a><br />松井 邦雄<br /><br />作品社  1982-01<br />売り上げランキング : 1078062<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4878930896/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>


　まずタイトルがいい。『夢遊病者の円舞曲』という響きからして絶妙です。これだけで映画や小説が一本出来てしまいそうだ。
　さて、私がこの書を知ったのは久世光彦の好著『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894563681/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">蝶とヒットラー</a>』でのことでした。それ以来気になっていたのですが、近場の古書店で偶然発見したので即購入。一読三嘆した次第です。 

　著者の松井邦雄はラジオ東京（ＴＢＳ）のプロデューサーであり、ラジオドラマなどを手がけていました。優れたエッセイストであり、『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845371545/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">望郷のオペラ</a>』『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062071584/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">ヨーロッパの港町のどこかで</a>』などの著書があります。
　本書は古今の歌を縁に著者が記した「コラージュ風臨書報告書」ですが、なんといっても文章がいい。感傷的とすら言える情緒的な甘さとおそるべき博識が渾然となり、阿片にも似た酩酊的な文章世界を作りあげています。 
　実際に引用してみましょう。 

<blockquote>
こんな夜は、サメディ男爵も死霊たちも墓地の片隅で雨に打たれながらなにがなし身を噛む悲しみにひしがれてもの思いに耽ったりするのだろうか。「シュクーヌは妙にけだるく里心をそそる。私もまた愁い顔でラム・パンチを追加することにした。 
</blockquote>

　いい。文章もいいし、サメディ男爵というのがまたいい。声に出すだけで酩酊できます。色気と渋みのある声で語って貰いたい。 
　黒いパイプ、肺病病みの少女、幻想のベル・エポック……扱われたモチーフはどれも浪漫的でありながら放縦に流れることなく、端整さを失っていません。久世光彦の文章もそうなのですが、優れて知的な書斎派がパイプを片手に語っているような印象を受けます。 
　絶版ではありますが、入手は容易。お勧めです。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/06/post_347.html</link>
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         <category>書棚</category>
         <pubDate>Sun, 29 Jun 2008 21:27:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080623雑記</title>
         <description><![CDATA[　また一つ歳をとりました。

　それはともかく、少し前に日経サイエンス等で取り上げられていた『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475981082X/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">ヒトは食べられて進化した</a>』を読んでいるのですが、実に興味深い内容です。

　主張の眼目は、ヒトは最強の狩猟者などではなく、むしろトラ、ライオン、ヒョウ、クマ、ワニ、ヘビ、オオカミ……無数の狩猟生物たちに追われ狩られる被食者であったということ。レイモンド・ダートのキラーエイプ説以来、「狩りをするヒト」のイメージが一般に流布してきましたが、著者たちはそれを真っ向から否定します。ヒトは常に脆弱であり、食われる側であったとの主張は学際的なデータに基づいており、説得力あり。被食者としての自然淘汰圧が人類を進化させたという意見には膝を打ちましたよ。

　訳文も良いため、硬派な内容の割りにすらすら読めます。今日中には読み終わるかな。いわゆる人食い動物についての記述にかなりの項を割いているため、博物誌的な興味も満足させてくれます。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%8B" target="blank">ナイルワニ</a>の犠牲者は未だに年間数千人にのぼるというのは衝撃的だった……。


<b>●今日の文庫</b>

■<a href="http://www.wedge.co.jp/m_new.html" target="blank">ウェッジ文庫のラインナップが渋すぎる</a>

　岩本素白『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863100132/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">東海道品川宿―岩本素白随筆集</a>』に続いては川上澄生『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863100248/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">明治少年懐古</a>』ですよ。キヨスクの販売力に期待するとのことらしいですが、キヨスクで売るには渋すぎるだろこれ。だがそれがいい。
　素白に関しては平凡社ライブラリ『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582766390/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">素白随筆集―山居俗情・素白集</a>』もお勧めです。大半の随筆を読むことが出来ますので。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/06/080623.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/06/080623.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Mon, 23 Jun 2008 21:14:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080621雑記</title>
         <description><![CDATA[<b>●今日の川尻</b>

■<a href="http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html" target="blank">7/12は川尻善昭ナイト</a>

　<a href="http://blog.livedoor.jp/hirai_uma/" target="_blank">塾長</a>の所より。
　これは何を差し置いても行かなければ。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%A3%E5%85%B5%E8%A1%9B%E5%BF%8D%E9%A2%A8%E5%B8%96" target="blank">獣兵衛忍風帖</a>とDの併映というだけで出向く価値はありますよ、はい。
　<a href="http://www.highlander-movie.jp/" target="blank">ハイランダー</a>も7/5から公開だし、楽しみだなあ。


<b>●今日の進化論</b>

■<a href="http://www.asahi.com/science/update/0619/TKY200806180356.html" target="blank">脊椎動物の祖先はナメクジウオ</a>

　これは大発見だ。論文読まにゃ。
　尾索動物が前索動物に先立っていたとはなあ。今後はナメクジウオの研究が増えそうですね。
　ハイライトについては<a href="http://www.natureasia.com/japan/" target="blank">Natureのホームページ</a>で読むことが出来ます（要ログイン）。


<b>●WEB拍手レス</b>

<blockquote>
ふと思ったんですがＵＭＡのＧｏａｔｍａｎってパンの大神やシュブ＝ニグラスの眷属っぽくないでしょうか？<br>
そもそも見た目からして神話体系向きのＵＭＡな気が。アーサー・マッケンの小説とかに出てきてもおかしくなさそうな。あと最近深海の生物を見てきたのですがムラサキカムリクラゲとかベニマンジュウクラゲなんて地球の生き物には見えませんでした。やつらは異常だ。
</blockquote>

　言われてみればあのデザインはホラーです。なんというパンの大神。
　深海は独自の生態系を経ているだけに見ているだけで面白いですね。

<blockquote>
はじめまして、無銘三代目といいます。<br>
いつも拝見させてもらってます。<br>
紹介された本。殆んど読ませてもらったんですが山魔の如き嗤うものを読んでいないと知り、こうして拍手させてもらったのですが、かなりお勧めですよｗ
</blockquote>

　はじめまして。どうぞよろしくお願いいたします。
　山魔は評判いいですね。積本が多くて伸び伸びになっているのですが読まないと……
　三津田作品では長らく絶版だった『ホラー作家の棲む家』が文庫化になるようで、そちらも楽しみです。

<blockquote>
クロノベルト三編ぶっ続けでプレイいたしました。素晴らしかった。特に九鬼先生が。クロノベルト編ではその最強振りを封印されている感じがしましたがなんていうか、主役・アルフレッドで真の主役・九鬼先生に見えるのはボクだけではないでしょう。えぇ。<br>
あと、マグダラがえろっちくて良かった。同日発売のクロノレディオは良い意味でひどかったです。コゼットは確かにひんにゅ……おや？　こんな夜更けに誰だろう？<br>
しかし、なにより楽しかったのは輝義とベイル夢の共演だったりする。何気にアッシュ＋光念兄弟という取り合わせも素晴らしかったです。<br>
なにはともあれ満足。ただ、欲を言うのならばもっと神沢学園に通っていたかった。……俺もう24だけど。<br>
ま、ともかく非常に楽しかったです。クロノベルト。
</blockquote>

　クロノベルトは非常に楽しうございました。
　九鬼先生は本当に主役でしたなあ……最初から最後まで美味しいシーンが多すぎる。ｖｓエルネスタやｖｓマグダラが実に良かった。
　あやかし、BB、クロノベルト。そして次の作品が今から楽しみですよ。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/06/080621.html</link>
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         <category>雜記</category>
         <pubDate>Sat, 21 Jun 2008 22:37:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>読書録「だれもがポオを愛していた」</title>
         <description><![CDATA[　ご無沙汰して申し訳ありません。庵主は何とか生きてます。
　久々の更新はお勧めの小説を一冊ご紹介。

<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448842001X/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CSS07CW7L._SL160_.jpg" border="0" alt="だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448842001X/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)</a><br />平石 貴樹<br /><br />東京創元社  1997-08<br />売り上げランキング : 539123<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448842001X/mirroralice-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>


<center><b>＜あらすじ＞</b></center>

　メリーランド州、ボルティモア。古くから良港として知られるこの独立都市で奇妙な事件が起きた。日系人兄妹の住む館が爆発し、沼へと沈み込んだのだ。妹は奇妙な言葉を残して絶命し、兄の遺体は沼へと埋もれてしまう。兄妹の姓は「アシヤ」――『アッシャー家の崩壊』である。ナゲット・マクドナルド警部補ら州警察が奔走するも、彼らを嘲笑うかのような怪事が続く。死せる美女の歯が折りとられる『ベレニス』、片眼の黒猫と女の遺体が壁に塗り込められた『黒猫』……事件全てが、ポオの小説に見立てた殺人を暗示していた。混迷する事態に挑むは宝石の頭脳を持つ少女、更科丹希。デュパンの直系たる名探偵の披露する推理とは、果たして。
<br><br>
　タイトルとあらすじだけでもうノックアウト。
　ポーの見立て殺人をテーマとした名作です。いわゆる「新本格」前夜に発表されその筋では高い評価を得たものの、一般にはあまり知られていないまま単行本、集英社文庫版、創元推理文庫版全てが絶版。実に惜しい。

　あらすじでおわかりの通り、本作中の殺人事件は全てエドガー・アラン・ポーの諸作品をモチーフとしています。棺に横たわる美女の歯が折られている『ベレニス』のくだりは特に凄惨で印象的。また、探偵役たる更科丹希（通称ニッキ）の披露する推理は心理分析と瑣末とも見える事柄の観察を主としているというデュパン式であり、全編に渡りポー尽くしと言えましょう。

　入り組んだ状況が流れるように整理され、巧妙に張り巡らされた伏線の中から驚きの解決が現れるくだりの心地よさは本格ならでは。あっと驚くどんでん返しという類のトリックでこそありませんが、精緻に仕組まれており唸らせてくれます。合理と不合理の間にたゆたい、着地する感覚が味わえることでしょう。

　登場人物たちの名前の多くが駄洒落なのは作者の遊び心でしょうか。更科丹希は言うまでもなく『更級日記』ですし、ナゲット警部補の上司はケロッグ警視、同僚はナビスコやバドワイザーときています。この手のネーミングは好みが分かれるところかもしれませんが、読んでいる分には然程違和感がありませんでした。

　なお、巻末に付された「『アッシャー家の崩壊』を犯罪小説として読む」は必読。かの『アッシャー家の崩壊』を注意深く読みほどき、一つの犯罪を指摘するこの論考は、ある意味で本編以上に素晴らしい出来となっています。このためだけに読む価値があると断言できます。

　amazonの創元推理文庫版はやや高値となっていますが、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087495752/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">集英社文庫版</a>（中身は同一）が容易に入手できます。本格好きや怪奇幻想愛好家の方は一冊いかがでしょう。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/06/post_346.html</link>
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         <category>書棚</category>
         <pubDate>Mon, 16 Jun 2008 21:41:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>混沌都市堪能中</title>
         <description><![CDATA[『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00171MNNI/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">クロノベルト</a>』を絶賛プレイ中でございます。

「かりそめの旅人たち」と「復讐するは神になし」を終えて「クロノベルト」に突入したのですが、いやー、実にたまりません。
　かっちりと纏まったシナリオ、格好良すぎるCG、安定したBGM、魅力的すぎるキャラたちの掛け合いと全てに渡って隙がない。<a href="http://blog.livedoor.jp/fdtd777/" target="blank">東出さん</a>の文章は硬質かつ熱い情念が籠もっており、ホントたまりませんな。日常のテンポ良いやり取りも健在です。あやかしびとチームの穏やかな日常にちょっと涙。

　バトル描写は例によって燃えます。「かりそめの旅人たち」のクライマックスバトルはBGMも演出も、無論テキストも良くてまさしく燃焼系でしたよ。ネタバレは避けますが、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000PIOO40/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">執事</a>ファンの方には待望の展開ではないかと。不敵な覚醒シーンがいいんだこれが。
　クロスオーバーについては今更言うに及ばず。「クロノベルト」編の仕掛けはまさに「この手があったか！」でした。

　あと九鬼先生の男前ぶりは異常。ｖｓマグダラは今作のベストバウトじゃないかと。人気投票したら一位は先生だろうと言わんばかりの勢いですよ。
　単なるファンディスクの枠を軽く超えています。ファンのみならず必携。

　……それにしても文章上手いよなあ。勉強になる。


<b>●今日の遺伝学</b>

■<a href="http://www.iac.saga-u.ac.jp/lifescience/gm/sample2.pdf" target="blank">遺伝子組み換え実験のルール、書式サンプル</a>

　<a href="http://www.iac.saga-u.ac.jp/lifescience/gm/" target="blank">佐賀大学における遺伝子組み換え実験のルール</a>より。
　全力で吹きました。書いた人わかってるな！

<b>●今日の海産</b>

■<a href="http://members.at.infoseek.co.jp/rimssecret/ikayo.htm" target="blank">函館名物いかようかん</a>

　<b>ある意味グロ注意</b>。
　このデザインはないわ……

<b>●今日のホラーミステリ</b>

■<a href="http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200802000582" target="blank">三津田信三の新刊は『十三の呪　死相学探偵１』</a>

　角川ホラー文庫より登場。
『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562040718/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">首無の如き祟るもの</a>』以来絶好調ですねこの方は。『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456204151X/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">山魔の如き嗤うもの</a>』も読んでおかないと。
　今から期待です。


<b>●WEB拍手レス</b>


<blockquote>霙姉さんの場合
「人間が消滅して自然が再生し、その自然もまた太陽の膨張によって消滅する」
というところまで含めて、あの終末理論を持っていると考えてました…。
「宇宙の塵」とは、森羅万象全般の終末を指して言っていたのかな、と</blockquote>

　言われてみればそんな気がしてきました……
　終末論と言われるとどうも自然再生のイメージが抜けてしまう私であります。気をつけよう。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/post_345.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/post_345.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Thu, 29 May 2008 21:51:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>人類が消えた世界</title>
         <description><![CDATA[　昨年、人類が突然消失した地球の未来を予測した科学書"<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0753513579/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">The World Without Us</a>"が<a href="http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/07/the_world_witho.html" target="blank">話題になっていましたが</a>、その邦訳『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089180/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">人類が消えた世界</a>』が発売されております。

　早速買ってきて読んでいる最中ですが、期待以上の好著。単なる空想劇ではなく、数多くの専門家への聞き取りや綿密なリサーチ、そして地球形成史や人類誕生史に基づいた思考実験が成されているため非常に説得力がありますね。
　扱われる時代の幅は広く、人類消滅直後から五十億年後までを一望することが出来ます。
　消滅から数日で排水機能が麻痺し、地下に貯まった水、そして雨水が地上に押し寄せニューヨークを水没させてしまうというのは衝撃的。東京にしても似たようなものでしょう。私たちは安全で安寧な都市生活を送っていますが、薄氷一枚を踏み抜けばそこに破滅が待っているというのを実感させられます。
　巻末の参考文献も充実しており、読書ガイドとしても有益。これはお勧めですよ。

　また、<a href="http://www.nikkei-science.com/" target="blank">日経サイエンス</a>2007年11月号に、『人類が消えた世界』著者であるアラン・ワイズマンへのインタビューを元にした「もし人類が消えたら地球は？」が掲載されています。タイトル通りの内容を概観しているほか、ニューヨーク崩壊のタイムテーブルがわかりやすく図示されており理解の助けになります。図書館などで探してみる価値はあるかと。

　余談ながら、本書に記された「人類消失後の世界」は圧倒的な自然の力に充ち満ちており、終末的な色彩は全くと言って良いほどありません。
　言うなれば霙姉さん的な、あるいはノストラダムス的な終末世界とはちょっと違うのですね（数十億年後ともなると話は別ですが）。
　考えてみれば、消失してしまっている以上終末も何もないのは当然ではありました。


<b>＜関連リンク＞</b>
・<a href="http://www.abopa.net/product/shuu/we_t.html" target="blank">終末の過ごし方</a>
・<a href="http://www.bk1.jp/product/01914303" target="blank">『幻想文学　世の終わりのための幻想曲』</a>]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/post_344.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/post_344.html</guid>
         <category>書棚</category>
         <pubDate>Mon, 26 May 2008 22:18:26 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080510雑記</title>
         <description><![CDATA[　かの名作『ベルカ、吠えないのか？』が<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167717727/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">文庫落ちしておりました</a>。
　硬質な文体……というよりも聲による語りが絶妙な一作です。この機会にどうぞ。


<b>●今日の名歌</b>

■<a href="http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1192888284/910" target="blank">塚本邦雄『百句燦燦』が講談社文芸文庫より6/10発売</a>

　これは嬉しい。
　文芸文庫は本当にいい書を出してくれます。早めに買っておこう。


<b>●今日の軍事</b>

■<a href="http://d.hatena.ne.jp/katamachi/20080510/1210381782" target="blank">市街地を走行して共産党本部へ向かう戦車部隊と超美少女兵士＠ブルガリア・ソフィア</a>

　<a href="http://www.exa5.jp/sfs_diary/" target="blank">V林田さん</a>のtwitterより。
　記事のタイトルだけで陥落。戦車と美少女！　浪漫ですね。


<b>●WEB拍手レス</b>

<blockquote>
そういえば明日はキング原作の「霧」が上映されますね。あれはいいホラー小説でした。<br>
ところでヤスさんはこれまで読んだホラー小説の中でもっともゾッとした、あるいは慄然としたものはありますか。私は小松左京の「くだんのはは」と稲生平太郎の「アクアリウムの夜」あたりなんかが。どちらも説明しようと思えばできるけれどどれもそうだと断定できない、何とも言えぬ不気味さがたまりません。特に後者は忘れられぬ一作です。こちらで紹介されたとおり、もうとりつかれて離れません。稲生でした。
</blockquote>

　優れたホラー小説は例外なく背筋を凍らせるものであり甲乙付けがたいのですが……どれか一つ、と言われたらW・F・ハーヴィー「炎天」をあげます（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488501060/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">怪奇小説傑作集 1</a>』所収）。
　挿絵描きを見舞う奇妙な事態を絶妙な語り口で記した本作は、現在のモダンホラー、果てはサイコサスペンスに通ずるものを持っています。『怪奇小説傑作集』に収録されたきら星の如き作品群にあっても先駆性と語りの上手さは際立っており、絶品と言えましょう。最後の一文の切れ味は傑作短篇ならではのものです。]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/080510.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/080510.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Sat, 10 May 2008 22:56:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080504雑記</title>
         <description><![CDATA[　私用で<a href="http://news.t-lovesummit.com/" target="blank">ラブサミ</a>には行けず。むうう、無念……夏に金スペのブースに行くしかないかなあ。

　仕方ないので積み本を消化しています。今の一押しは『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794967233/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ</a>』。地方の個性型書店を訪ね、読みたい本だけを追いかけた、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E7%AF%89%E9%9F%BF%E4%B8%80" target="blank">都築響一</a>ならではの書評集です。この人の本はどれもいいですね。amazonのレビューも参考になります。
　復刊した『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448008228X/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">パルチザンの理論</a>』も届きました。かなり薄手なのですが内容は濃厚です。じっくり読もう。
　なお、今回のちくま学芸文庫復刊本は早めにお買い求めください。品切れになったらまた入手困難になるのは間違いないですし。

　そういえば<a href="http://twitter.com/" target="blank">twitter</a>はじめてみました。カウンタのところにFlashも設置してあります。よろしければyasu42で検索してみてください。 


<b>●今日の量子力学</b>

■シュレディンガーのぱんつ

<object width="425" height="355"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/Urbs5KIHeIs&hl=en"></param><param name="wmode" value="transparent"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/Urbs5KIHeIs&hl=en" type="application/x-shockwave-flash" wmode="transparent" width="425" height="355"></embed></object> 

<iframe width="312" height="176" src="http://www.nicovideo.jp/thumb/sm2085553" scrolling="no" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm2085553">【ニコニコ動画】【初音ミク】シュレディンガーのぱんつ</a></iframe>


　少し前の動画ですがあまりに衝撃的だったので。もうタイトルからして突っ込みどころしかない。
　ところでこれを見ていて思いついたのですが、観測するまで男の子か女の子か確定出来ないというのはどうか。いわゆる「男の娘」を観測することではじめて性別波動関数が収束するのです。
　逆に言えばそれまでは重ね合わせの状態にあり、「男の娘」は男子でもあり女子でもあるというわけですな。ここからアンドロギュヌス幻想まではあと一歩であり、近代科学と隠秘学の幸福な結婚がですね（以下略）


<b>●WEB拍手レス</b>

<blockquote>
ま、まさか我輩の心の兄貴、K（仮称）サマとご一緒にゲームをッ……！？
</blockquote>

　Ｋ（仮称）さんはすらりとした爽やかな好青年風のお方でありました。
　ゲーム後半では色々大暴れでしたが。あの穴掘りはどうよ。
]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/080504.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/05/080504.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Sun, 04 May 2008 17:34:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>080430雑記</title>
         <description><![CDATA[　ボードゲームの会、通称「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000064G1D/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">戦慄のマッド軍団</a>」の例会に行って参りましたよ。団体名はヒューマンガス改め<b>ザ・サイバーパンクス</b>で御座います。

　詳細なレポートは後日にまわすとして、愛と裏切りに充ち満ちた数々のゲームを堪能してまいりました。ゲーム後は翌日平日だというのに終電ギリギリまで肉と酒に溺れる私たち。まさに蛮族、マッド軍団。これぞ<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415010672X/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">サイバーパンク</a>です。
　さすがに今日は一日ヘロヘロでしたわ。昔よくやった完徹TRPGや完徹ネトゲも今では厳しそうだなあ……<a href="http://ultimaonline.jp/trial/" target="blank">UO</a>のダンジョンに延々籠もっていたものですが。

　なお、今回の<a href="http://www.ne.jp/asahi/sealion/penguin/game/ga_board_barba.htm" target="blank">バルバロッサ</a>MVPは<a href="http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/" target="blank">伊藤さん</a>でしょう。お題は前後に長く伸ばした棒状の物体、そして答えは<b>エイリアン</b>。わかりませんて。


<b>●今日の伝奇</b>

■<a href="http://books.yahoo.co.jp/book_detail/r0336497" target="blank">荒山徹『サラン』文庫版は6月予定</a>

　色々な意味で荒山先生が本気な『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163239405/mirroralice-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">サラン</a>』が文庫化。お求めやすいお値段なので未読の方はこれを機にどうぞ。
　いい作品集なんですよ。暴風の如き歴史に振り回された人々の哀しみを丁寧に描いています。文章は相変わらず上手いし、読後感は切ないし、良質な時代小説と言えましょう。NHKで連続ドラマになっても違和感がなく、それでもやっぱり荒山先生なのが本書の最大の魅力。

　短篇集ですのでどこからでも読めますが、表題作だけは最後に回すことを心の底からお勧めします。いや本当に。


<b>●WEB拍手レス</b>

<blockquote>
最新話読みました。巨大な昆虫ってのは、やっぱりホラー映画に良く出てきますよねー「ミミック」とか。　ただ霧に関して言えば、てっきりサイレントヒルかなあ、とか思ってましたが。あとはSILENからSDKとか。　あとはアッシュに是非とも頑張っていただきたい！
</blockquote>

　最近はあまり見ない気もしますが、巨大昆虫はホラーやSFでは定番中の定番ですね。スターシップトゥルーパーズは今でも大好きです。
　アッシュはホラー映画な人なので頑張ります。多分。

<blockquote>
最新話読ませていただきました。面白かったです。<br>
ところで空港で最初に虫に食べられてしまった方がどうにも井の頭五郎に思えて仕方ありません。<br>
個人の輸入雑貨くらいしか共通点は無いのですが、地の文というか話の流れというかなんとなくそれはもう孤独のグルメで再生？されて困りました……<br>
あぁもうひどい目にあったとか言いながら駆け込んだその辺の店で文句垂れながら飯食ってたらどうしよう。
</blockquote>

　意識したわけではないのですが、言われてみれば……！
　五郎さんは何があろうと次のシーンで飯を食っていそうなイメージがあります。一人でブツブツ言うのはお約束ですな。
]]></description>
         <link>http://www.gyosekian.net/archives/2008/04/080430.html</link>
         <guid>http://www.gyosekian.net/archives/2008/04/080430.html</guid>
         <category>雜記</category>
         <pubDate>Wed, 30 Apr 2008 22:14:31 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
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