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2009年01月のアーカイブ
宇月原先生の『安徳天皇漂海記』が文庫になっていたので買ってきました。読むのが楽しみ。
前にWEB拍手で『信長 戴冠せるアンドロギュヌス』と『聚樂 太閤の錬金窟』をお勧めいただいてから宇月原世界にすっかり嵌ってしまったのですよね。虚偽の境(しかも虚寄り)を悠揚と歩む知的で濃厚な文体と、伝奇オカルト的な舞台装置に満ちた世界観がたまらない。
『廃帝綺譚』からもうすぐ2年ですし、そろそろ新作出ないかなあ。
●今日の古代生物
古代生物マニア垂涎のスレ。一部未来の生物も取り上げられておりますがそれはそれだ。
リンク先にもありますが古代生物ぬいぐるみもいいですな。アノマロカリスが可愛すぎます。エルギネルペトンのやる気のなさも素敵。正直ちょっと欲しい。
関連して宇宙的に忌まわしい操り人形を置いておきます。
なお、巨大な古代生物がお好きな方には『実物大 恐竜図鑑』がお勧め。表題通り、ティラノサウルス等の実物大イラストやポスターを収録した一冊です。専門の研究者が監修しているため、大人でも十分楽しめますよ。もちろん、お子様のプレゼントにも好適です。
巨大哺乳類に限れば『絶滅哺乳類図鑑』が質量共に圧倒的なのですが……いかんせんお値段が張りますな。図書館で探してみてもよろしいかと。
●今日の肝試し
リンク先はニコニコ動画につきご注意下さい。
いわゆる廃虚探索、肝試しな内容ですが……なかなかのガチ度。この肝試しシリーズはお勧めです。
それにしても、コメント付きの肝試し動画はある意味怖さ倍増ですな。「何か映った」「顔っぽい」などのコメントが恐怖感を煽る。
なお、廃虚探索は違法行為と成り得ます。物理的な危険が伴うことも多々あるため、実行の際は自己責任を心がけましょう。
●WEB拍手レス
パンデミック。面白そうでやってみたいのですが、在庫が見当たらないですねー。残念です。秋葉原のイエローサブマリンの店員さんによると、メーカー在庫切れで入荷は3月中旬だそうです。
メーカー在庫切れでしたか。人気あるんだなあ。
入荷されたら是非プレイしてみてください。1プレイ40分ほどなので、ボードゲームにしてはお手軽ですよ。
吹雪の体液交換発言が物議をかもしています。
といいますか、各地のトゥルー兄の方々を色々な意味で悶死させています(私含む)。
せっかくなので今回はトゥルー兄な皆様のためにインフルエンザについてあれこれ書くとします。トゥルー姉妹との話の種にでもどうぞ。
まずは基本事項。
インフルエンザ――流行性感冒はインフルエンザウィルスを原因とする呼吸器系感染症です。主な症状は発熱、頭痛、倦怠感、咳、関節痛、筋肉痛など。一度は経験したという方が多いのではないでしょうか。頭は痛い、熱はひどい、ベッドや布団で寝返るのすら辛いというアレです。
ウィルスの型はRNAウィルス。細かく解説すると面倒なのですが、要するに、普通のウィルスより突然変異しやすくなっております。このために薬が効いたり効かなかったりするのですね。つい先日も、タミフル耐性ウィルスがニュースになっておりました。
インフルエンザウィルスはA型、B型、C型の三種類に分類されます。このうち、爆発的な感染を引き起こすのはA型とB型です。
A型は感染者六億人、死者四千万とも言われるスペイン風邪の原因ウィルスとしても知られます。
このスペイン風邪、とにかく凄かった。第一次世界大戦終結の遠因となったとも言われるほどです。本邦でも三十八万人の犠牲者が出ており、まさしく
スペイン風邪については『史上最悪のインフルエンザ 忘れられたパンデミック』に詳しいのでそちらをご覧下さい。
それはさておき、吹雪はこう書いています。
ウィルスとの濃厚接触があったら、
もう――
遅いかもしれません。
いかなる「濃厚接触」でウィルスが感染するかといえば、くしゃみや咳によるウィルスの飛散が第一でしょう。空気中に飛び散ったウィルスを吸い込むことで、運が悪いと発病してしまうわけです。
おわかりとは思いますが、飛沫感染を防ぐのはほぼ不可能。とにかく感染しないこと、予防することが最重要です。
有効な予防策としては……
・ワクチン接種(有効度:大/難易度:高)
最強にして最も確実性の高い方法。
ですが人によっては猛烈に嫌がります。立夏あたり暴れ出しかねない。あと、さくらも泣きそう。
・手洗いうがい(有効度:並/難易度:小)
この際、固形石ケンは感染源と成り得るので注意です。学校や職場に置いてあるような水性石ケンがお勧め。
・マスク着用(有効度:並/難易度:小)
・適度な湿度の確保(有効度:並/難易度:小)
基本ですね。
マスクを付けて外出するトゥルー姉妹を想像するとちょっと可愛い。小雨は眼鏡が曇って右往左往していそうですが。
・ドアの把手等の消毒(有効度:並/難易度:小)
お手軽ながらも効果大。
ドラッグストアで売っているアルコール消毒布が便利です。
・バランスの良い食事と、十分な睡眠(有効度:大/難易度:中)
最後はやっぱり体です。ホタに存分に腕を振るってもらうとしましょう。
こんなところでしょうか。トゥルー家族ならどれも実践出来ていそうですな。
海晴姉さんはこういう点しっかりしていそうですし、意外と心配しなくても良い気がしてきた。
なお、他にも咽頭分泌液――つまりは鼻液や唾液への接触も大きな原因となり得ます。幼い妹たちとのスキンシップの際には要注意ですね。あーそこ、吹雪の唾液と聞いてドキドキしない。
最後にトゥルー家族ならではの注意点が一つあります。
トゥルー家は、長男および母親を除外しても実に19人が集う大家族。その彼女たちが、日に一度は必ず足を踏み入れるであろう空間があります。
そう、お風呂及びトイレです。
一般的には入浴はさして問題になりません。体力の消耗にさえ注意すれば、予防接種の当日や風邪の時でも入浴出来るとされています。昔とは違いますね(私が子供の頃は、予防接種の日は風呂に入れなかったものです)。
ただトゥルー家の場合、人数が人数。19人以上が一つの内風呂を使うのです。規模としては小さな共同浴場にも匹敵し、ウィルスの集積地となるのは避けられません。トイレにしても同じこと。ある意味で一番の要注意ポイントと申せましょう。
インフルエンザウィルスは熱に弱いとはいえ、気をつけるに越したことはなさそうです。体を冷やさないよう、年少組の面倒を見てあげるのも大事でしょうね(「じゃあ僕が一緒に入ってあげよう」と思った方は大いに反省してください)。
……とまあ、あれこれ書いてきましたが、結局は普段の心がけが全て。
トゥルー兄の皆様におかれましては、姉妹へのアドバイス等に本エントリをご活用くださると幸いです。
リトル・リトル・クトゥルーがbk1で24h出荷になっております。amazonさんにも在庫がありますね。
書店店頭にもあると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
●今日のあれこれ
何という人体自然発火現象。古典的な現象ながら、今でも散見されますね。
大半は火の不始末で説明がつくようですが、中には不思議としか言い様のない場合があるとか。
これは流石に不謹慎な気がします。生き人形じゃないんだから。
ついでに生き人形の解説サイト。映像や画像はありませんが、ホラー度は折り紙つきなのでご注意下さい。
ニュース内容はともかく、矢追さんがお元気そうで一安心。
●WEB拍手レス
マッハ2vs時速200マイル、めっちゃカッコイイですね! リプレイが読みたい。
サヴォイアvsフランカーというシチュエーションだけで御飯三杯はいけます。
空戦を扱ったリプレイは読んでみたいですねー。
昨日はマッド軍団定例会改めV林田会議でした。V林田会議についてはGF団さん(1/25)をご覧下さい。ホワイトボードの写真があります。
詳しいレポートは後日として、前に取り上げたボードゲーム「パンデミック」をようやくプレイすることが出来ましたよ。
「パンデミック」は人類とウィルスの攻防を描いたボードゲームです。ボードゲームを始めようさんがブログで詳しく紹介していらっしゃいますね。要するに、アウトブレイクでアンドロメダ病原体で復活の日な「人類vs未知のスーパー病原体」ものですな。プレイヤー間が対決するのではなく、一致団結してシステムと戦う協力型ゲームです。
実際にプレイしてみたところ、噂に違わぬ良ゲーでした。プレイヤーの手番が終わる度に、各地の都市がウィルスに侵されていくのが実にスリリング。油断するとあっという間にアウトブレイクが発生し、アジアやアメリカがウィルスで埋め尽くされます。それだけに難易度は初級でもかなり高く、油断するとすぐ人類が絶滅する始末。
テーマがテーマであり、かつかなり頭を使うので、段々雰囲気が重苦しくなってくるのが難点でしょうか。プレイしていてみんな口数が減ってきたからなあ。
一時期入手困難でしたが、最近はi-OGMやすごろくやにも在庫があるようです。値段はコンシューマーやPCゲームとさして変わりませんし、興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。
あと、隣の卓でゾンビゲーを遊んでいたのが印象的でした。プロフェッショナルたちが世界を救うべく都市から都市へと奔走している横で、ショッピングモールを戦場にゾンビと人間のサバイバル合戦が……。物語のスケールは色々だ、などと思ってしまいましたよ。
●今日のTRPG
皆様ご存じとは思いますが、畏友・小太刀右京氏が「昔のシナリオの、面白かったとこだけレポートする」TRPG戦記を不定期連載中です。ゲーマー必読。
個人的にはマッハ2vs時速200マイルが一押しですね。複葉機は浪漫ですよ、ええ。
それにしても「鮮烈! ハイデルランド最後の日」は懐かしい。私は魔剣使いのマーテル騎士だったのですが、最終的には暴力的なまでの性能になった覚えがあります。いやまあ、敵は輪をかけて強かったのですがね。三輪さんのデータはいつも凶悪だ。
●WEB拍手レス
人気のない山奥へ…というと逆に移動の過程で目立ってしまうかもしれないですねー
山奥と思っても意外と人がいたりしますしね。
本当の山奥だと人力で運ぶしかないだろうしなあ。かなりの重労働になってしまいそうです。
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読書法をあれこれ試している関係で、最近文房具に凝っております。
読書ノートも付けているので使い勝手の良い筆記具を探していたのですが、最近出会えたので本日はそちらをご紹介。
筆記具は日常的な文具であるがゆえ、どうしても軽視してしまう傾向があるように思えます。「取りあえずこれでいいや」的に扱うこともしばしばでしょう。
反面、質を求めると天井知らずなのもまた確か。モンブランのマイスターシュテュックなど、一度使うと世界が変わると聞きます。
しかし、万年筆は高い。そこそこのPCが買えてしまうほどです。気軽に手にとるにはちょっと辛い。
そこで庶民の味方、ボールペンの出番となります。
水性、油性、多色、文具店にいけば山と積まれておりますが、今回お勧めするのはZEBRAのSARASA3。黒・赤・青の三色ゲルインクボールペンですね。
万年筆ならともかくボールペンはどれ使っても大差ないだろうと思っていましたが……私が愚かでした。懺悔します。
とにかく軽い。そして滑りがいい。ちょっといい用紙を使えば、文字通り流れるように書くことが出来ます。見た目こそチープながら、造りは堅牢、多色ボールペンにありがちなガタつきはほとんどありません。さすがの技術力と申せましょう。
グリップした時の馴染みも良く、長時間筆記していても指が疲れません。ゲルインクボールペンというのも嬉しいところ。水性だとカスレ、ヨゴレが目立つのですよね。
このようなしっかりした筆記具を使うと、書くこと自体が楽しくなってきます。
実際、SARASA3を使い出してから 読書ノートへの抜き書きが苦ではなくなりました。それまではついついさぼりがちだったのですが、隙間時間に落書き気分で抜き書きすることが出来ます。気付けば、抜き書き待ちの本が堆く積まれている始末。
それでいながら価格は400円しません。お買い得と言わざるを得ないでしょう。数本買ってあちこちに転がしておいてもいいですね。
難点らしい難点はありませんが、強いて言えばインクの消耗が早いことでしょうか。使い込んでいると、本当にあっという間に無くなります。替えの芯は常に携帯しておいたほうがよろしいかと。文具店で置いていない場合は、直販で買えます。
三色ボールペンといえば、一時期三色ボールペン読書法が流行っていました。
私も実践していたことがありますが、すぐにやめてしまいました。読みながら線を引くというのはどうも性にあいません。線を引く方に気をとられてしまうのですよ。
今では気になったページに付せんを貼るなり紙切れを挟むなりしています。後ほどまとめて確認し、色つきのペンでチェック、そして最後に抜き書きというのがパターン。
チェックの際にはSARASA3の赤芯を使っています。美術系の方にはお馴染みのダーマトグラフも良いらしく、近々試してみるつもり。使っている方がいらしたら、使用感などお知らせくださると幸いです。
関連リンクとして、文房具板もどうぞ。ノートスレやボールペンスレは参考になります。適当にスレを覗くだけでも面白いですよ。
●WEB拍手レス
関係あるような、無いような話ですが
ドラマ「ケイゾク」では完全犯罪な死体処理方法として誰にも気づかれないように山に埋める、と教えれくれました。思わず膝を打った思春期。
「埋める」は定番中の定番ですね。
土砂崩れや鉄砲水にさえ気をつければかなり有効でしょうか。
問題は運ぶまでの手間ですな。
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1939年、ポーランドの首都ワルシャワに一人の研究者が辿り着きました。彼の名はアントニー・リートケ博士。名門ペルプリン神学校の図書館長です。
彼が携えていたのは三巻の書物。一巻は『時祷書』の写本。平信徒用の祈祷書であり、学術的にも価値の高いものです。
残る二巻は聖書でした。むろん、ただの聖書ではありません。縦40センチ幅29センチ、重量は実に18キロ、空押しの装丁がほどこした革装丁の逸品。そう、稀覯書中の稀覯書――グーテンベルク聖書だったのです。
ヨハネス・グーテンベルク。
その名を知らぬ人はいないでしょう。十五世紀ドイツの金属加工職人にして、ヨーロッパ初の活版印刷技術を実用化した人物です。
彼は『時祷書』『免罪符』『トルコ暦』等、多くの作品を印刷しました。その中でもっとも有名、かつ価値が高いとされるのがグーテンベルク聖書です。現存するのはわずかに48部。大半はヨーロッパとアメリカに点在します。我が国では慶應義塾大学図書館に所蔵されていますね。
リートケ博士がワルシャワ銀行に預けたのはそのうち1部でした。一般に「ペルプリン本」と呼ばれます。
ペルプリン本は、一葉しか欠葉しておらず、完本に近い状態にあります。グーテンベルク聖書中でもとりわけ貴重な一冊といえましょう。
西プロイセンの修道院に長らく所蔵されていましたが、1833年にペルプリンに移されました。以来、ポーランドの至宝の一つとして尊ばれていたといいます。
それほどの稀覯書が、なぜワルシャワ銀行に預けられることになったのか? その答えは、ナチス・ドイツおよびソ連軍によるポーランド侵攻に求められます。
1939年9月1日、ドイツ軍とスロヴァキア軍がポーランド侵攻開始。同月17日には、ソ連軍は東部国境を越えて侵攻を行いました。結果、ポーランドはドイツ、ソ連、リトアニアの三国によって分割占拠されてしまいます。
侵攻が完了すれば、ポーランドの誇る宝物が奪われるのは間違いありません。ワーフェル博物館館長ザレスキー博士、同管理人ポルコフスキーをはじめとした有志たちは、第二次世界大戦開戦直前、決死の逃避行によって宝物類をポーランドからパリへと移すことに成功します。
少し遅れて、ペルプリン本もパリに到着。財宝共々厳重に保存されることになりました。そのための費用はロンドンのポーランド亡命政府の負担です。
1940年、パリもまたドイツ軍によって占拠されます。この際にも財宝が奪われることはありませんでした。ポルコフスキーらの尽力によって、カナダ・オタワ市へと移されたのです。ポーランド亡命政府大使バビンスキーの元、世界情勢が落ち着くまで宝物は安全に保管されるはずでした。
1945年の終戦と共に新たな危機が勃発します。ポーランドに、ソ連の後押しによる共産党政府が誕生したのです。カナダ政府はフランスやアメリカともどもこれを承認、バビンスキーは大使としての地位を失ってしまいます。
新政府がグーテンベルク聖書を含む国宝の引き渡しを求めてくるのは必然。新政府の性質上、それらが無事に保たれる保証は全くありません。そして、今やバビンスキーに宝物を守る力はない。
バビンスキーは屈しませんでした。彼はカナダ・カトリック教会の援助を得て、宝物をカナダ各地の修道院や僧院に分散させます。
しかし好事魔多し、当面は安心、となったのも束の間、ザレスキー博士が甘言にそそのかされ、新政府に膝を屈してしまうのでした。聖書の隠し場所が暴かれるのは時間の問題です。
宝物の、そしてグーテンベルク聖書の運命や如何に。
……とまあ、長々と書いてきましたが、本書はかように、各地のグーテンベルク聖書が辿った運命を描いた一冊です。
「タイタニック号遭難とグーテンベルク聖書」「落書きされたグーテンベルク聖書」「鎖付きのグーテンベルク聖書」など、各章のタイトルだけで興味をそそられますね。類書がないだけに、資料としても有用でしょう。
興味深いエピソードのみならず、書誌的な解説も充実しています。グーテンベルク聖書入門としても便利でしょう。カラー口絵でグーテンベルク聖書が紹介されていますよ。美しい。
歴史好き、本好きの方には是非とも読んでいただきたい一冊です。大学出版会なのでページ数の割にやや高めですが、お勧め。
なお、ペルプリン本の顛末は本書第3章をご覧下さい。
ポーランド亡命政府と新政府の丁丁発止の情報戦、宝物が保管された修道院をめぐっての連邦警察と州警察との攻防など、見所満載。記述は短いながら、手に汗握りますよ。冒険小説にしたらたまらなく面白そうだ。
<関連リンク>
・慶應義塾大学HUMIプロジェクト(グーテンベルク聖書他、稀覯書をデジタル化して公開)
タイトルからおわかりかと思いますが、本日のエントリーはお世辞にも趣味が良いとは言えません。そのためトップページからは閉じておきます。興味のある方は「続きを読む」をクリックしてくださいませ。
Promethean Ambitionsの発送メールが来たー。思ったよりはるかに速いです。便利になったよなあ。
明日には届くことでしょう。情報を集めるにつれて期待度が高まっていたのですよね。ボリューム的にも質的にも片手間に読める内容ではなさそうなので、腰をすえてじっくり取り組もうと思います。
●今日の積ん読
これは積ん読派にはマストアイテムか。自室の片隅に置いておきたいですな。
お値段はそれなりですが、輸入家具ならこんなものかな。
本タワーの話題をあちこちで見かけると思ったら、話題作『読書は1冊のノートにまとめなさい』で取り上げられていたのですね。売れているだけにamazonさんでは賛否両論ですが、検索すると好評な模様。読んでみようかな。
●今日の宗教
どこまで本当かはわかりませんが、一応Wikipedia――如来宗。
グノーシスを抜きにしても興味深い宗教ですね。原罪概念があるのか。
調べてみたら『スピリチュアリティの興隆』の「グノーシス主義と新霊性文化」で如来教が扱われている模様です。これは読むべきかもしれん。
グノーシス主義も有名になってきました。伝奇的にもおさえておいて損はないかと。最初に読む一冊としては『グノーシス 古代キリスト教の“異端思想”』をお勧めします。
奇妙な論理を再読していた関係で、懐疑主義系のサイトを久々に見て回っていたのですが、Skeptic's Wikiが充実してきていますね。
タイトルの通り、UFOやら超能力やらUMAやらに関する懐疑的な情報を纏めているWikiです。超能力の項目が多いですが、陰謀論にも強い。中でも、911陰謀論は参考文献の記述もあり資料的価値高し。今でもしばしば取り上げられる陰謀論だけに、基本はおさえておきたいですね。
何故か最近蒸し返されているアポロ計画陰謀論の記事もお勧め。また、アポロ計画陰謀論に関しては、幻影随想さんが詳細に論じていらっしゃいます。こちらも必読でしょう(いや、アポロ陰謀論を信じている方はあまりいないとは思いますが……)。
日常生活で触れる機会が多そうといえばマイナスイオンでしょうか。未だに広告の文面で見かけるもんなあ。
当庵としてはオーパーツの項目がお勧めです。みんな大好き水晶ドクロもあるよ!
古典的名著『奇妙な論理』に加え、『なぜ人はニセ科学を信じるのか』もどうぞ。こちらは疑似科学のみならず、歴史修正論についても頁を割いています。この二冊(どちらも上下巻なので正確には四冊)に加えて、『新・トンデモ超常現象60の真相』や『超常現象をなぜ信じるのか』を読んでおけばそうそう騙されないのではないでしょうか。
<関連リンク>
・Scholarpedia(専門家が執筆する査読付きのWiki。正確性は折り紙付き)
幻妖ブックブログさんで『リトル・リトル・クトゥルー』収録作家作品一覧が公開されております。クトゥルー超短篇が111篇収録された、「てのひら怪談」クトゥルー版とでもいうべきアンソロジーですね。
私めの投稿作も一つだけ掲載されておりますので、よろしければお買い上げくださいませ。
bk1のリンクはこちらとなっています。発売は1/26。実に楽しみだ。
それにしても、表紙のクトゥルー練り消しが素敵すぎます。作者である雪泥狼爪さんのブログには素晴らしい造形の練り消し怪物たちが勢揃いしておりますね(カテゴリ「ひまつぶし」を参照)。必見。
雪泥狼爪さんで知った読書管理システムStack Stock Booksも始めてみました。ISBN入力出来るので今までより続きそうな予感。当庵のIDはこちらです。
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ルネサンス。
この言葉からイメージされるのは何でしょうか。主たるのはやはり、メディチ家、ミケランジェロ、ラフェエロ、そして、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ……すなわち14- 16世紀のイタリアに花開いた芸術文化でありましょう。私にしても、ルネサンスと言われれば、かの「最後の晩餐」(音が出ます。注意)の如き華やかな絵画と建築を思い浮かべます。
そこにあって、十二世紀ルネサンスというのは少々耳慣れない言葉かもしれません。少なくとも私は初耳でした。
もっとも今日ではWikipediaに項目がありますし、教科書にも載っているそうですので私が不勉強なだけかもしれません。反省。
イタリア・ルネサンスに至るまで、幾度もの文化革命があった。中でも十二世紀は比類なき創造的かつ知的な時代であり、失われていたギリシャ文明、わけても科学を再発見し、咀嚼し、その後のヨーロッパ文化を導いたと。それこそが「十二世紀ルネサンス」であったといえましょう。
その上で本書は、「最初にギリシャ文明というものがあり、それからヨーロッパの地中海文明があり、西ヨーロッパの文明はその直系の嫡出子だ、という単線的な系譜」(p. 285)に異議を申し立てます。
十二世紀ルネサンスの原動力となったのはむしろ、イスラム帝国領域とキリスト教圏が接していた地域――例えばイベリア半島におけるアラビア文明との文化的交流であった。著者はそう言います。
本書から引用するならば
西ヨーロッパが、アラビアとビザンティンを介して、ギリシアとアラビアの学術・文明を受け取り、その後の世界史の中心へと乗り出してゆく知的基盤をはじめてつくり上げることが出来ました。そういう意味で、十二世紀西欧の知的離陸の時代であり、これが他ならぬ「十二世紀ルネサンス」だ、というふうに私は考えるわけです。(pp. 28- 29)
ということ。
つまり、ヨーロッパ文明、とりわけ学術的文明は内発的なものである以上に、十二世紀アラビア文明との接触を経て花開いたと提唱しているわけです。
アラビア学問の影響の下に、バースのアデラード(ユークリッド『原論』のラテン語訳を行った大知識人)をはじめとする有名無名の知識人たちが新しい自然観を切り開いたというわけで……パラダイム・シフトが起こったというところでしょうか。
この主張を、著者は豊富な文献や翻訳をあげて証明していきます。一言一句おろそかにしない、隙のない緻密な、それでいながら躍動するような論証の過程こそが本書最大の見所といえましょう。特に『与件』(『原論』の続編)のラテン語翻訳者が何者であるか論じた第六章は必読。著者の学位論文の解説ともなっており、知的興奮が味わえます。
当時の知識人たちのエピソードが折に触れて紹介されるため、トリビア的な知識も豊富ですね。個人的に興味を惹かれたのは、アデラードが編述した錬金術書に「アルコール」という言葉がはじめて見出されるということでしょうか。酒自体は古代から連綿と作り継がれてきましたが、「アルコール」概念がこの時代にはじめて伝わったというのは面白い。
ところで本書、元々は岩波市民講座をテープ起こしして編集したものだそうです。このレベルを市民講座でやっていたというのは凄い。「原論」のラテン訳写本を、講義資料として用いたりしていますからね。書籍化の際に手を加えているとはいえ、並の大学の授業では足元にも及ばないでしょう。
索引、参考書目が完備されている上、十二世紀におけるギリシア・アラビア学術書のラテン語一覧まで付されています。資料としても好適かと。
知的興奮に満ちた素晴らしい一冊です。絶対のお勧め。
調べ物をして偶然見つけた"Promethean Ambitions: Alchemy And the Quest to Perfect Nature"が気になり、思わず注文してしまいましたよ。
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「プロメテウスの夢」的なタイトルからしてたまらないのですが、身体・病気・医療の社会史の研究者による研究日誌さんによりますと、錬金術と自然の関係を主題にした科学史的な内容とのこと。科学と錬金術の関連性というテーマは大好物なだけに今から楽しみすぎます。前成説(生物の体は完全な形で精子の中に用意されているという理論。ホムンクルスとの関係性が深い)の歴史を論じた『イヴの卵』も面白かったなあ。
特に第四章"Artificial Life and the Homunculus"では、いわゆる生命創出――現代なら試験管ベビーやクローン――に関する議論や倫理的問題が、古代ギリシャ、中世イスラーム、ユダヤ神秘思想、パラケルススと、古代から現代に至るまで連綿と続いていることを明らかにしているようです。
つまりは人造人間幻想についての思想史ともなっているわけで……類書がないだけに買わずにはいられませんでした。月末には届くようなのでゆっくり読み進めるとします。
●今日の猟奇
「定期的な国境パトロール中に置き去りにされたかばんを発見した。人間の頭蓋骨がいっぱいに入っていた」
光景を想像するとなかなかホラーだ。
「頭蓋骨は装飾的な珍しい物として高額で取引される」とありますが、呪術的な目的でも多用されますな。そっち目当てということもありそうだ。
関連リンクとしてトレパネーションを置いておきますね。ついでに吹雪さんの日記も。
●今日の仏像
■東京国立博物館 特別展「国宝 阿修羅展」からヤバい匂いがするらしい
よりにもよってみうらじゅんと高見沢ですか。これだけでもう行かざるを得ませんよ。
興福寺の八部衆・阿修羅像といえば写真や映像でお馴染み。イメージ検索でもボロボロ出てきます。最も有名な国宝の一つでしょうね。
生で見られるのは嬉しい限り。三月開催予定とのことで、今から楽しみです。
●今日の疑似科学
何か懐かしい気持ちになるニュースだ。あったなあ、地球空洞論。
地球空洞論の系譜はWikiの解説に詳しい(というか充実しすぎ)のでそちらを参照してください。
しかし地球空洞説かあ。近年はさすがに目にしなくなりましたが、オカルト方面やフィクションでは未だに根強い人気を誇るテーマですね。OVA『新海底軍艦』には地空人(正確には地空レムリア人)が登場しておりました。あれはよかった。
地球空洞説を扱ったフィクションの白眉といえば、蓬莱学園の冒険に登場する月光洞でしょうか。
月光洞とは、蓬莱学園の存在地たる宇津帆島から入ることの出来る空洞世界です。半径およそ5300km(地球の半径が約6370km)、容積6.2×10の11乗、陸地面積2.0×10の7乗km(地球の陸地面積の二倍近い!)を誇る巨大世界であり、独自に進化した生態系を有しています。
巨大サプリメント「蓬莱学園の探検!」には月光洞を徹底的に解説した『月光洞百科全書』が同梱されておりますがこれが凄いのですよ。
第一部「世界」、第二部「生物」、第三部「人類」の三部構成となっており、それぞれについて疑似科学的な解説がてんこ盛りです。
論より証拠、「世界」に収録された図の一葉を見ていただきましょう。

……はい、月光洞のプレートテクトニクス図です。
本気度が高すぎます。他にも、地勢・生物分布表、気圧の計算式など、月光洞のリアリティを保証する図表や記述が並びます。
「生物」や「人類」の章にしても同じでして、生態系の概論(密林地帯、辺境の多雨林、砂漠地帯、高空密林など、地理的分類に従って記載)、各地の地形、生物分布図、平原や空中など各地勢に住まう生物の解説etcetc……専門書ばりの内容が続きます。縞牛(地上のウシ科から進化したと思しき巨大な偶蹄類)の骨格図まで記載されているのですよ。おそるべき情熱と労力です。
読み物として面白いのはもちろんのこと、小説やゲームのワールドを作りたい方にとってはこの上ない参考資料となるのではないでしょうか。
「蓬莱学園の探検!」の入手はかなり困難と思われますが、機会が有れば一度見てみることをお勧めします。
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霧の都、ロンドン。
英國の首都たるこの都市は実に多彩な顔を持ちます。ニューヨーク、東京、パリと並ぶ世界四大都市の一つにして、欧州経済の拠点という大経済都市。同時に、産業革命の拠点ともなった歴史的な都市でありますね。
そして何より、ロンドンは世界屈指の恐怖の都であります。とりわけ幽霊に関しては他の追随を許さないといえましょう。ロンドン塔、チャーチルの亡霊が彷徨うと噂される首相官邸、「アルビオンの死の木」こと絞首台にまつわる無数の怪事……枚挙に暇がありません。
本書『倫敦幽霊紳士録』ロンドン全域に点在する幽霊スポットを取り上げ解説した――つまりは「地球の歩き方 ロンドン幽霊篇」とでも言うべき一冊です。かの切り裂きジャックが活躍したイースト・エンドに始まりロンドン南部に辿り着くまで、まさに心霊スポット尽くし。
試みに「ウェストミンスター」のページを開いてみると
ウェストミンスターに出る幽霊の中で一番有名なのは「ベネディクトゥス神父」である。この幽霊はウェストミンスター大寺院に出るが、主に夕方の五時から六時の間、中庭を囲む回廊に好んであらわれる。(p. 248)
との記述があります。
続けて『モーニング・ポスト』紙が神父の幽霊出現を奉じた記事、ウェストミンスター・ローマカトリック教会に出没する「黒衣の幽霊」、ウェストミンスター橋の「橋に近付いてき、その下をくぐるように見えるのだが、反対側に姿を現すことはない」お化けボートなどなど……まさに幽霊譚のオンパレード。
索引および主要な幽霊スポットを網羅したロンドン地図も付されており、怪異目当てにロンドンを訪れるなら必携の一冊と申せましょう。
なお、素敵なのが訳者後書きのエピソード。
仏文学者にして詩人、超常現象本の執筆者としても知られた平野威馬雄が幽霊見物のためロンドン旅行に向かった時のことです。ある店員に観光で来たのかと尋ねられ、「いや、幽霊を見に来た」と答えたところ、店員は紙切れに所番地を書き付け「ここは、わたしの知っている××という家だが、この家には本物の幽霊が出る。是非行ってごらん」と言ったとのことで……さすがに違う。欧州最強の魔都は伊達ではないようです。
出版社倒産につき絶版ですが、入手は比較的容易です。マーケットプレイスにも格安で出ているようなので、資料に一冊いかがでしょうか。眺めているだけでも楽しいですよ。
●今日の荒山徹
ちょっと行ってみたい。
森宗意軒といえば、時代伝奇小説の金字塔、魔界転生のボスキャラですな。
しかし神社の解説文に「江戸初期の兵学者・由井正雪の妖術の師ともいわれる」とある時点で凄い。
ゲエー、ノッカラノウムの面!
完成度が高すぎる。コミケで販売しないかな。迷わず買うのですが。
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霊に追われるイメージはときに性的な色合いを帯びる。先にソーラ族の女性シャーマンが地下界で近親結婚をして力を得る例に触れたが、シベリアと中国の境界付近に住むナナイ(ゴルド)族の男性シャーマンの場合、病気の間に美しい女性がやってきて、このように告げる。「私があなたを選んだ霊です。あなたの祖先にもかつてシャーマンになるように私が伝えました。今度はあなたの番です。老いたシャーマンは死に、いま、人々を癒す者がいません……。私はあなたを愛していますから、私の夫にならなければなりません。守護霊を与えましょう。あなたが人々を癒すのを助けるでしょう……。これに従わないと――私があなたを殺すことになります」。(pp. 57- 58)
……のっけからヤンデレ気味な台詞で恐縮ですが、これは本書『シャーマンの世界』で紹介されているエピソードです。先日もご紹介しましたが、シャーマニズムとシャーマンについて手際よく解説した好著と申せましょう。
章立ては以下の通り。
・第一章:シャーマンの世界観
・第二章:土地ごとの伝統
・第三章:シャーマンへの道
・第四章:シャーマンの癒し
・第五章:現代のシャーマニズム。
見ての通り、シャーマニズムについて広範にカバーしています。本文は百八十頁とやや薄手ですが、それだけに密度は濃い。フルカラーかつ写真や図版が充実しているため、眺めているだけでも楽しいです。
本書ではシャーマンを
シャーマンとは基本的には、みずからのコントロールの下に魂を異界に飛ばし、ふつうの人々には見えにくい霊と交渉することで、この世のさまざまな問題を解決する人々である。(p. 6)
と定義しています。
憑霊――つまりは、死者や霊魂が依り代に乗り移る現象と区別しているのがポイントでしょう。憑霊された側は一般的に霊の意志に従うのに対し、シャーマンはあくまで霊魂をコントロールするものです。この違いは二つの混同を避ける上で重要であり、押さえておきたいところ。
この定義に基づき、シャーマンについて多面的に紹介しています。「守護霊と死」「霊との戦い」「音楽、踊り、呪文」など、いかにもな項目が満載。シャーマン個々人のトランス経験やエピソードも多く盛り込まれており(冒頭はその一例です)、シャーマニズムの基本を楽しみながら理解できるようになっています。
各項目が見開き数ページで完結するため、拾い読みするだけでも面白い。また、シャーマンの呪術、呪文、幻覚剤などについても触れられているため、調べ物や創作等の資料としても有用です。
なお、シャーマンを単なる神秘的な存在として扱っていないのが興味深い。
「シャーマンもやはり、社会的、文化的状況の中に置かれている(p. 11)」「シャーマン的行動は国家権力の中枢との関係に強く依存しており(p. 41)」等の記述や「シャーマンと政治」という項目が設けられていることから、シャーマンをあくまで社会的な存在の一つとして扱っているのがわかります。意外と無視されがちな点でして、無闇に神秘主義的傾向に陥らないためには大事なことでしょう。エリアーデの『シャーマニズム』についても批判的に言及されています。
関連して興味深かったのが、シャーマンの用いる駆け引き技術について。
カナダはクワキュート族のケサリドなる男は、シャーマンなどインチキだと考えており、その化けの皮を剥がしてやろうとしました。そのために学んだのは、気を失った振りの仕方、思いどおりに吐く方法、毛玉を用いて病を癒すトリックなどの技術。ケサリドはこれらの技を用い、シャーマンとしての活動を行い、それがまったくうまくいくのを知ってやりきれなくなります。彼は「偽」シャーマンたちのインチキを暴くと同時に、大シャーマンとしての名声を得ていたのですが、ある頃から考えが変わり……という話。
ケサリドの意識が具体的にどう変わったのかは本をご覧いただくとして、シャーマンという役割の意味と意義が伝わる変化となっています。
巻末の資料編も充実。出典、索引、参考文献、民族についての説明の他、シャーマニズム運動を実践している団体の連絡先まで揃っています。本書を手がかりとして、シャーマニズムについての勉強を進めることも出来ましょう。
表面だけなぞった入門書や怪しげなサブカル本とは一味も二味も違う本書、シャーマニズムに興味があるならば勿論、そうでない方も手にとってみてはいかがでしょうか。
注文しておいたPandmiceが届いたのでルール読み込みと一人プレイに行ってきます。ざっと見ただけでも傑作の予感がひしひしと。プレイするのが楽しみだわー。
せっかくなのでパンデミック繋がりでお薦めの本を置いておきますね。
・感染地図―歴史を変えた未知の病原体(ロンドンのコレラ大流行を扱った啓蒙書……というより、ドキュメンタリー)
・疫病と世界史(疫病と歴史の関わりを論じた古典的名著。一度品切れになると中々増刷されないと思うのでお早めにどうぞ)
・カミング・プレイグ(科学者たちと微生物病原体の戦いを描いた熱き傑作。20世紀の発刊だが、今読んでも有益かつ面白い)
とうとう正月休みが終わってしまう……。
今年は三が日→土日というコンボだっただけに、のんびり出来た反面で月曜の到来が怖かった方も多いと思います。私も勿論その一人。嗚呼、いつまでも寝っ転がって本を読んでいたい。積ん読の山が嬉しいやら恨めしいやらですよ。
さて、今日はオカルト板経由で見つけた映像を二つご紹介。
■子鹿?
■車窓から撮影されたエイリアン、あるいは骸骨
上は子鹿の奇形でしょうが……下は何だろう。
跳ねるようにして車に併走する何かが映っています。投稿者によれば、骸骨だと言う人もいればエイリアンだと言う人もいるとのこと。墓地近くの通りで撮影されたというのがいいですな。
●今日の海の脅威
港や埋め立て地の周辺など20水域を選び、計約100ポイントで海底にある泥を採取した。
その結果、半数前後のポイントでは、貝類やエビ、カニ、ゴカイなどの底生生物がまったく見つからなかった。20水域中、こうしたポイントを含む水域が18に達した。
なんという環境破壊……
昨年夏には海洋デッドゾーンが世界中で急増という報告がありましたね。ちょっとシャレにならないような。
事実はホラーより怖いものと実感します。
●今日の宣伝
通販可能なのは新刊他、計五冊とのこと。
これを機会にお手元にどうぞ。
●WEB拍手レス
明けましておめでとうございます。今年も紹介される書籍やSSを楽しみにしております。それでは本年もよろしくお願いします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
SS……書かないとなあ。
ありがたやありがたや。このコンビは実に良い……
今回の絵で霙姉さんぺたんこ説が補強されたようにも思いますが気のせいですよね。
さて、霙姉さんといえばオカルトということで、『シャーマンの世界』を読み進めております。
シャーマンとは何かから始まり、世界各地のシャーマン、シャーマンへの道、シャーマンの治癒技術、現代とシャーマニズムと、多方面について論じたガイドブック的な一冊。とはいえ、著者が専門家なだけあり密度は濃いです。資料出典、参考文献、シャーマンを有する民族についての簡単な解説、索引など、資料編も充実しています。
特筆すべきは、写真や図が豊富かつフルカラーということ。文章だけでは理解し辛い点もあるため、これは嬉しいですね。定価1,800円はお買い得ではないかと。
シャーマンの幻視の内容や、シャーマンにまつわる具体的なエピソードも多数盛り込まれています。
シャーマンが彼岸とこちらの世界を同時に意識していることがある。あるソーラ族の女性シャーマンがトランスに入っているときに、そのシャーマンの赤ん坊が泣き始め、その子をシャーマンに押しつけた。シャーマンに憑いていた霊は一瞬話につまり、こう言った。「いや、おれは男の霊だ。次に女の霊が来るまで待ってくれ」(p. 65)
これなど、彼岸と此岸を同時に意識出来るという意味で興味深い。同時にちょっと微笑ましくもあります。「次に女の霊が来るまで待ってくれ」っていいな。
なお、ソーラ族とはインドはオリッサ州の土着部族です。ゼルダの伝説でも、昭和30年代の時事語でもないのでご注意を。
多少サブカルチャー性が強いところもありますが、トンデモ本ではないのでご安心下さい。通り一遍の概説書に飽き足らない、という方にお勧めです。
●今日の怪奇現象
素晴らしい。いかにして怪談が形成されるかがよくわかる。いつの間にか落ち武者にすり替わっていたのがいいですな。
こちらや新作甲胄専門店で見る限り、鎧一領あたり十五万円から六十万円ほど。安いものならそれなりのPCとさして変わりませんな。これなら買う人はいそうだ。
鎧はともかく、日本刀はちょっと欲しい。
謹賀新年
あるいは
謹賀新春
新春祝賀
新春御慶
新春大慶
迎春慶祝
賀春
迎春
寿春
(上から好きな表現を選ぼう!)
本年も当庵をどうぞよろしくお願いいたします。
●今日のUMA
確かに似ているといえば言えるな。
まあ二つめの画像はUMAではありませんが。フラットウッズモンスターですよねこれ。アダムスキー型には及ばないにせよ、かなり有名なタイプのエイリアン。
しかし改めて見ると結構怖いです。夜中に出てきたら泣くぞ。