読書録「もっと、狐の書評」

もっと、狐の書評 (ちくま文庫 き 19-2)もっと、狐の書評 (ちくま文庫 き 19-2)
山村 修

筑摩書房 2008-07-09
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 本の本、とでも呼ぶべきジャンルがあります。一口に「本の本」と言いましても色々ありまして、「この○○がすごい!」のようなブックガイド、書物について語った随筆、書評集など多種多様でしょう。その中にあって花形といえば、やはり書評集ではないでしょうか。
 実際、世に書評集は数多い。書き捨てとしか思えないものから、評される本以上の魅力を放つものまでまさに玉石混淆です。そして、「狐」こと山村修の書評を玉の中の玉と呼ぶことに反対する人はあまりおりますまい。
 ジュヴナイルから専門書に至るまでの幅広い目配り、該博な知識と鋭い論理を包み込む柔らかい文体、その魅力は枚挙に暇がありませんが、何よりも著者と読者の目線に同時に立っているところがいい。評する本の魅力を十二分に引き出し、同時に文章の隅々に至るまで「狐」の思考とリズムとが息づいている。読むこと自体が快楽となる素晴らしい文章です。世に書評は数あれど、つまらぬ自己主張を廃しながらも自分の視点と意見をはっきりと有したものはなかなかありません。
 本書『もっと、狐の書評』は、既刊から選りすぐった書評と未収録の書評とを収めた、いわば「狐の書評」のアンソロジーです。それだけに、どの書評をとっても「狐」の息吹が感じられるものばかり。俎上に載せられた一冊に興をそそられると同時に、書評そのものをも堪能出来るというのは滅多に出来る経験ではないでしょう。単なる読書紹介ではなく、書評を読むこと自体が一つの体験というのは素晴らしいことだと思います。
「狐」は2006年に物故しています。まだまだこれからという時期での急逝でした。稀有な評者にして書き手を失ったことは痛恨事と言わざるを得ません。
 その眠りが安らかならんことを。


●WEB拍手レス

唐突に「ゼロのキャプテン・スーパーマーケット」というものを夢想した。……絶対にろくな事にならない気がするブルース・キャンベル(語尾)。

 ルイズに召喚されて「Sマートの日用品係だ!」と名乗りをあげると。
 大惨事は確定ですね!

「花の慶次」のスピンオフで直江兼続を主役にした漫画がはじまるそうですよー。 原哲夫先生は原作担当だそうです。めでたいですけどやはり隆先生が生きていればなと。隆先生が描く兼続が見たかったですよ。

 あれはチェックしていないのですよー。やっぱり読んでみるかな。
 隆慶先生描く兼続はやっぱ「いくさ人」なんでしょうなー。

うちのトゥルー家族は 霙姉、(ぼく)、麗、吹雪 となっております。 なんというクール&スパイシー!(スパイシー?)

 スパイシーは麗さん担当ですね。
 それにしても霙姉さんは可愛いなあ。

投稿者: 日時: 2008年11月05日 23:59 Web拍手

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