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二十世紀ロシアを代表する文学者アレクサンドル・ソルジェニーツィンが亡くなりました。享年89歳。
世に優れた文学者は多けれど、これほどまでに有為転変する生を送った方は稀でしょう。代表作『収容所群島』から晩年の諸作に至るまで、強靱な魂は一貫して揺るぐことはありませんでした。ある意味で時事的な題材を用いているにも関わらず作品群が古びないのもそれ故でしょう。
ラーゲルの一日を克明に描いた傑作『イワン・デニーソヴィチの一日』は手にした当時から今に至るまで愛読書の一つです。再読する度に、淡々としていながらもしたたかで力強い生き延びようとする意志の力に圧倒されるばかり。
神と人を信じ、思想言論弾圧にあくまで抵抗した彼の姿は記憶に留められるべきでしょう。どうか安らかにお眠り下さい。
黙祷。
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