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この調子でいきたいところ。
ここ最近は船戸与一『山猫の夏』を読んでいるのですが、実にいいですな。
舞台は南米ブラジル、アンドラーデ家とビーステルフェルト家が牛耳り、軍隊も警察も甘い汁を吸い傍観を決め込む流血と闘争の街エクルウ。エクルウでくすんだ生活を送る「おれ」の前に現れた日本人「山猫」。半ば以上強制的に「山猫」に雇われた「おれ」は、アンドラーデ、ビーステルフェルト両家にまつわる事件に否応なく巻き込まれてゆく……といった体裁の一代冒険小説です。まだ途中ですが、いや、止まりません。南米を舞台に繰り広げられる波瀾万丈のプロットもさることながら、沈着、冷徹、それでいながら人を惹き付ける魅力を持つ凄腕のプロ「山猫」の人物造形が圧倒的です。流されるようにして日々を過ごす「おれ」が「山猫」によって一人前の男となっていくのも読み所。たまらない面白さです。
なお、少し前に読了した『砂のクロニクル』は掛け値無しの傑作でした。最後の一頁がもたらす感動は特筆もの。なるほど、それでこの題名なのか……
●今日の同人誌
イノウエさんの単著で表紙が青梅さん、そしてテーマが「乙女」と、三拍子揃った新作きました。
何はともあれ期待。青梅さんの絵はやっぱいいなあ……
●今日の深海魚
これは行かねばなるまい。
いっそのことパスポート買ってしまおうか。
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