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ついに2007年も終わりです。
今年は驚くほど穏やかな一年でした。ここ数年ゴタゴタ続きだったので嬉しい限り。混乱に続く安定はいわば充電期間でありまして、来年からはポジティブな方向への変化があると信じております。
一年間当庵をお訪ねくださり有り難うございました。願わくば皆々様に豊かな恵みがあらんことを。
そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
●今年の雑感
今年も様々な良書を手に取ることが出来ました。
そんな中で個人的ベストは『首無の如き祟るもの』ですね。「本ミス」や「このミス」での高評価も記憶に新しいところです。
本格ミステリとしての完成度と急転直下で奈辺に落とされるホラー性の両立が素晴らしかった。中でも、一つのピースをはめ込むことで無数の謎が連鎖的に暴かれるくだりはミステリでしか味わえない快楽を提供してくれます。既存の作品に比べると随分と読みやすかったのも好印象。
まだ読んでいない方は是非ともどうぞ。今なら手に入りやすいと思います。
シャーリィ・ジャクスンの名作『ずっとお城で暮らしてる』の新訳復刊は慶賀の一言でした。この作品については何度か書いているので省略しますが、非超自然的なホラーとしてオールタイムベスト級の傑作だと思います。『ずっとお城で~』に限らず、ホラーや「奇妙な味」短篇集の復刊が続いているのは、愛好家にとってまたとない喜びでしょう。この流れが続いてくれるといいなあ。
ゲームはあまりプレイ出来ませんでしたが、『世界樹の迷宮』と『Oblivion』はやり倒しました。後者は現在進行形でプレイ中です。片やダンジョン探索、片や広大無辺な世界を自由に闊歩すると、一見すれば正反対な両者ですがプリミティブな喜びを提供してくれるという点では共通するものがあるように感じます。
Oblivionといえば年末年始SS晒し企画をやっているようなので、プレイしている方は投稿してみてはいかがでしょう。
エロゲでは『ひまわりのチャペルできみと』に尽きます。プレイ中笑いっぱなしでしたよ。竹井10日テキストは最強ですね。ビジュアルファンブックのおまけディスクも良かった。いっちゃん好きは必見ですあれ。
ノンフィクション、新書、教養書、専門書の良書はそれこそ数知れず。少し前にも言及した『戦争の経済学』を推しておきます。感情に流れない分析がまことに有用な一冊でありました。
2008年も数多くの素晴らしい作品と出会えることでしょう。今から楽しみでなりません。
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