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●今日の未知の世界
この時代でも意外とあるのですね。日本でも龍泉洞や安家洞などは未踏破だったような。未探検のままである地底湖や洞窟は意外とありそうです。
人跡未踏の話を聞く度に思い出すのが、寺田寅彦が書いていたエピソードですな。
登山流行時代の今日スポーツの立場から嶮岨 をきわめ、未到の地を探り得てジャーナリズムをにぎわしたような場合でも、実は古い昔に名の知れない測量部員が一度はそこらを縦横に歩き回ったあとかもしれない。
上には上がある。測量部員が真に人跡未到と思われる深山を歩いていたらさび朽ちた一本の錫杖を見つけたという話もあるそうである。
『寺田寅彦随筆集 第5巻』所収「地図をながめて」より。青空文庫版はこちら。
深山幽谷に突立った錫杖のイメージが鮮やかに浮かびます。寺田寅彦の文章は沈着にして情感豊かであり、何度読んでも素晴らしい。熟読玩味したいですね。
●今日のミステリ
あまりにも完璧すぎて付け加えるものが何もない。
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