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![]() | 宗教改革の真実 (現代新書) 永田 諒一 講談社 2004-03-21 売り上げランキング : 41803 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
宗教改革時代における民衆の生活を社会史の方法論で記した好著です。ものものしいタイトルのため身構えそうになりますが、記述は平易、構成も筋道が通っているため、予備知識無しで読みこなすことが出来るでしょう。
宗教改革といえばかのマルティン・ルターを筆頭に当時の知識人がクローズアップされることが多いのですが、本書の主役はあくまで民衆です。活版印刷の普及が宗教改革運動を後押ししたと述べた後、書物の増大と文字の普及による民衆の意識の変化、素朴で敬虔だった民衆たち、信条の違いによるカトリックと宗教改革派(プロテスタントのこと)の対立と、当時の彼らの姿を様々な側面から活写してゆきます。
本書の魅力は、当時の人々の生活や信条がいかにして変化したかを限定された資料を駆使して生き生きと描き出している点にありましょう。この手の本にありがちなもってまわった言い回しはありませんし、日本語も論理的で非常に読みやすい。社会史の面白さを堪能することが出来ます。
巻末には参考文献が記されており、今後の読書の参考になります。新書サイズなのでお値段も手頃。お勧め。
余談ながら
それらの行為(引用者注:宗教改革派が自分たちの神学から演繹した行動規範。結婚の可否など)を実践したり、支持することが宗教改革支持者の証となり、それらに反対したり、無視しようとする者は宗教改革の敵対者ということになる。そして、そのような行動規範は、誰にもわかる単純明快な党派区分の指標となった。(p. 88)
との記述が印象的でした。
今日でもよくある単純化ですね、これは……
●WEB拍手レス
興味持って調べてみたら、カレーってカニバリズムと関係深いんですねえ。ブッダで出汁を取ったとかまた面白い話を知れました。
そ、そんな話が!?
面白そうですねえ……私も調べてみよう。
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