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『ひまわりのチャペルできみと』(AA)は順調に進んでおります。先日の二人に加えて、ナノ子とねねねぇをクリア。
何はさておき、ねねねぇシナリオが凄いです。
主人公の●●(ネタバレでしたので伏せ)と明記した上でどう話が進むのか楽しみにしていたのですが……いや、正直脱帽ですね。こうまで直球で来るとは思わなかった。
序盤から中盤にかけてこそダダ甘えお姉ちゃんと主人公の愉快な日常が繰り広げられる抱腹絶倒の展開なのですが、お互いの気持ちを自覚してからは様相が一変します。作品のモチーフである向日葵に背を向けるような展開はかなりの迫力。ネタバレ回避のために詳しくは書きませんが、人によっては胃に穴が空くかも知れません。少なくとも私は空きそうでした。
姉と弟という関係がどのようにして、いかなる結末をむかえるかは、是非ともその目で確認してください。姉ゲーというテーマに深く踏み込んだ名篇と言える出来です。竹井10日先生書くところの姉シナリオは矢張り一味違う。
一方のナノ子ルートは安定の出来。幼馴染みとの恋愛劇、結婚話という王道を走っていながら、お馴染み特殊成分は大幅に盛り込まれているのでご安心下さい。
何気に毒がキツめであるナノ子のキャラが秀逸です。ナノ子ルートではあまり見られませんが、やさぐれ顔が大変に良い味を出していますね。口の片方を吊り上げているのがいいんだ。
テキストの冴えはどのルートでも名人芸の域でしょう。会話のテンポの良さは比類がありません。
個人的には
「充分とか必要とか最初に言い出したのは誰なのかしら?」
「エヴァリスト・ガロア、ナノですーナノですーナノですー」
で盛大に吹いたです。群論かよ。
選択肢も豊富ですし、長大なボリュームにも関わらず繰り返しプレイが全く苦痛になりません。攻略可能ヒロインはあと二人ですが、プレイを終えるのが惜しくなってきてしまいます。慌てずに、ゆっくりじっくり堪能するとしましょう。
もののついでに名著『ガロアの生涯―神々の愛でし人』を張っておき……あ、絶版になってる。ままならんなあ。
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