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平凡社ライブラリの『中世思想史』を最近読了したのですが、大変良書でした。
キリスト教を軸として中世ヨーロッパの思想的変遷を俯瞰した一冊です。元々は上智大学中世思想研究所が誇る偉業「中世思想原典集成」の別冊であっただけのことはあり、記述の濃縮度は凄まじいものがあります。キリスト教が周囲の世界に浸透し始めた二世紀からスタートし、様々な帝国の興亡を経て十四世紀初頭にまで至ります。その間の思想の概要と変遷を記すというのは、ほとんど超人的とも言える力業であり、碩学リーゼンフーバーをしてはじめて可能な一冊と申せましょう。
ローマ教会を中心とした記述がなされていますが、イスラームや東方正教会からの影響、及びそれらの思想的発展にも細かく目配りしているのは流石。また、カトリックと東方正教会が分裂するまでの課程には歴史書的な趣があり、歴史好きな方にもお勧めです。
いわば濃縮還元飲料のような一冊のため読むのに時間はかかりますが、それだけの価値はあると思います。
同著者の『西洋古代・中世哲学史』と併読が大吉。
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●今日のTシャツ
金スペさんの新作はフィラデルフィア実験(改)のようです。
やっぱりいいですよね、このテーマ。電磁波が飛び交う空間で着たいところ。
ボーリィ牧師館Tシャツなど見てみたい気もします。
●WEB拍手レス
どうも、稲生です。……そ、創元社さん頑張りすぎでよ。しかしホジスンの「夜の声」の復刊は嬉しいところです。昔に読んだっきりですから改めて手元におきたいところですわ。フレドリック・ブラウンもいいなあ……。
ところでホジスンといえば「異次元を覗く家」はもう読まれてますか? 未読ならお薦めです。色彩豊かな終末風景が実に印象的な傑作でした。
正直今回は全部欲しいです。まとめて買うか。
『異次元を覗く家』は積んでおりますね……最近積み本が多くて難儀しております。
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