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2007年05月のアーカイブ
古書店で買ってきた『サイレントヒル』を読んでいたら(出来はいまいちですが……)、ホラーゲーム熱が再燃してきたので、色々漁ってみました。
というわけで
●今日の静岡
これはとてもいい。
サイレントヒル4で用いられた名曲"Room of Angel"を背後に、サイレントヒル世界特有の静謐かつグロテスクな静止画が揺らめきながら映し出されます。
2:20から出現する某ウサギの恐怖はさすが。大好きですこいつ。
ニコニコ動画でのURLはこちら。
そしてサイレントヒルといえば矢張りこれでしょう。
■サイレントヒルのうた(猛烈ネタバレ注意)
有名どころですが、改めて見ると何というかもう……
これ、前情報無しに見た人はどう思ったんだろうか。
何かとあったのですが一段落しました。
よし、気を取り直して色々再開しよう。
●今日の本当は怖い都会
当時の東京はこんな恐ろしい街だったのか。
ついでに、リングにかけろは1977年に連載開始ということで、事件史探求さんで当時の事件を調べてみました。昭和五十年代の事件参照です。
ロッキード事件は起きるわ、青酸チョコは転がっているわ、人間の手首を出汁にしたラーメンが売られるわ……いやあ、こりゃ物騒だ。そりゃ東京人も荒くれるだろうな。
●今日のスネークフライト
そりゃダメだろ。
カイロから持ち込んだということは、コブラ2匹はエジプトコブラでしょうか。でもあれ、全長が3m近くあるしなあ。
エジプトコブラに限らず、コブラはサイズが大きめなのですよね。神の遣いと崇められただけのことはある。
コブラには博物学的なエピソードが多いので、『世界大博物図鑑 両生・爬虫類』をチェックしてみると楽しいかもしれません。
ブックオフで発見した『バーニーよ銃をとれ』が面白すぎてたまりません。
あらすじは
ローン地獄に悩む平凡なサラリーマン、バーニー。彼は二万ドルを安全確実に手に入れる計画を立案し、同じくローンに悩む二人の友人を引き込んだ。
計画は首尾よく進み、バーニーたちの手元には無事二万ドルが転がり込む。だが、その金の真の持ち主が問題だった。名はリポル。カリブ海の島国の元独裁者であり、残虐非道で知られた男。彼が擁するのは、24人のプロフェッショナルからなる私設団体。遅かれ早かれ、リポルの手勢がバーニー達を襲うだろう。
彼らに対抗すべく、バーニーは百戦錬磨の元軍曹を雇い即席の訓練を開始した。猶予はわずか一週間……
といった調子。
知力体力共に平々凡々なアマチュア3人 vs プロ中のプロ24人という構図だけで素晴らしい。圧倒的に強力な敵、素人を鍛える鬼軍曹、徐々に腕を上げる素人たちといった構図は、名作『パイナップル・アーミー』を思い出させます(出版は本書の方が遙かに先ですが)。
登場人物たちはどことなくユーモラスであり、重苦しさはありません。良い意味で全篇を貫くドタバタ劇的な空気が最大の魅力でしょう。展開もスピード感に溢れており、一気に読んでしまいます。いわゆる徹夜本ですね。
作者トニー・ケンリックは1970年代から80年代にかけて活躍しました。代表作に『スカイジャック』があります。
1980年代後半からはシリアスなサスペンスへと活躍の場を移してしまったものの、その本領は本書のようなユーモア・ミステリーにありましょう。
●今日の本棚
ジュンク堂名物、作家書店が明日5/25より開店の模様です。今回の店主は佐藤優。
ページ下部には推薦書籍へのリンクが既にありますね。思想宗教中心なのは納得。
トークセッションは既に満員のようですが、知らなかった本との出会いを求めて足を運ぶのも一興かと。私も行ってみよう。
●今日の不思議現象
良質です。不思議現象とまでいかないでも、少し不思議な体験をしている方は結構いそうですね。
印象的な話が多いのですが、664のインパクトで全て吹き飛びました。
「さっきからずっと貴方を見ていたのですが、とても好みなので良かったら顔を舐めさせていただきたいのですが」はないだろう。どんな口説き文句だ。
もしかして、顔舐めは割とメジャーなプレイなのか? いやでもまさかなあ。
リンクとしてGoogle先生による検索。関連検索の業が深い……
●今日のクトゥルフ
■『魔道書ネクロノミコン・完全版』邦訳版、遂に完成(幻妖ブックブログ)
凄まじいボリューム……内容も値段もかなりのものになりそうです。こりゃ発売が楽しみだわ。『ルルイエ異本』併録ということで、クトゥルフファンにはたまらない一冊になりそうですね。
花田一三六の新刊が今週末に出るようですね。サンプルを読む限り連作短篇でしょうか。短篇に長けた方なので実に楽しみ。
来月には『戦塵外史 三 大陸の嵐』も復刊されますし、花田一三六ファンには嬉しい二月となりそうです。
●今日のデスゲーム
有名だとは思うのですが偶然見つけたので。2ちゃんねる内でおこった怖い話4より。
ネットロアの定番的な話ですね。掲示板における応答形式というのはもう古典ですが、やっぱ怖いわ……
今だったらSkypeになるのでしょうか。友人とSkypeで話していていきなり割り込まれたら嫌だろうなあ。
スレにあげられているサイトだと、今日結納したんだけどなんか質問ある? まとめがお勧めでしょうか。この種の都市伝説・伝聞系ホラーには背筋をぞっとさせられます。
●今日のUMA
なかなか激しい競り合いになっております。欲しがる人多いんだな。
本日(5/20)の21:42終了。気になる方はチェックしてみては。
関連リンクとして人魚のミイラと、「人魚のミイラ」─ 標本資料の真贋を張っておきますね。
●今日の世界樹
世界樹の迷宮キャラスレの269氏作成。
ログ加工のうえ、ネタ別分類したという手間暇かかったまとめサイト。良い仕事と言わざるを得ません。お疲れ様です。
ブシドーとカースメーカー人気だなあ。そしてキタザキ先生の不遇ぶりに泣く。誰かネタを投下してあげてください。
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お茶でもいかがとコニーの誘い
毒入りなのねとメリキャット……
モダンホラーの女王シャーリィ・ジャクスンによる傑作。
狂気を宿した女性を書かせればホラー界随一のシャーリィ・ジャクスンですが、本作はその筆がなお一層冴え渡っております。
旧家ブラックウッド家の次女、メリキャット。村人たちから忌み嫌われる彼女が狂気を深め、ついには怪へと至る流れは最早名人芸です。名作『山荘綺談』も同趣向ですね。もっとも、本書には超自然的な要素は何一つありません。だからこそ怖い。
『ずっとお城で暮らしてる』の主舞台となる「お城」、即ちブラックウッド邸とそれを取り巻く環境は、客観的に見れば陰鬱な狂気の世界です。ですが、語り手たる狂女メリキャットにしてみれば、「お城」は夾雑物が一切入り込まない、入り込んではならない至福の閉鎖世界。そこに土足で入り込んでくる村人や従兄弟こそが排斥されるべきなのかもしれません。
シャーリィ・ジャクスンの筆は冴えに冴えており、読み進める内にメリキャットの願う閉ざされて狂った世界が蠱惑的に感じられてきます。村人たちの陰湿ないじめのせいもあり、メリキャットの世界こそが正しく思えてくるかもしれません。事実、作品全体のトーンは奇妙な幸福感と明るさに包まれています。最後の一文は見事という他ない。
古書店ではやや高めですが、新古書店やヤフオクで容易に手に入ります。
お勧め。
●WEB拍手レス
自分は田中ロミオ大好きっこですが、神樹はあまり……でも、雰囲気とかは尿漏らしそうになるくらい好き。マヨイガー。マヨイガー。人造人間マヨイガー(勢いだけで生きてます)。
あと、陰陽座大人気だな、オイ。伝奇好き御用達。組曲・黒塚とか好き。あと妖花忍法帖と甲賀忍法帖は普通に好き。
無駄な事話しました。伝奇関係ねぇけど、ロミオ作品だと最果てのイマとかヤスさん好きそうかなぁと思う。ただ、俺のエロゲNo.1はCROSS†CHANNELだけど。
明確に雰囲気作品ですからのう。だがそれがいい。
最果てのイマもやってないですね。やらないと。
こんばんは。不躾ですが、庵主殿の影響で三津田信三氏の作品を読んでみようと思い至りました。もしよろしければ、読み初めにオススメの作品などありましたらご教授願えないでしょうか。全作品が未読なので『首無の如き祟るもの』を読むには少し不安があるのです。
こんばんは。それでしたら『~もの』シリーズ第一作である『厭魅の如き憑くもの』がよろしいかと。首無に比べると文章は読みにくいものの、ホラーミステリとして高いレベルにある良作です。
また、講談社ノベルズから純粋なホラーが数作出ています。ただ、それらは入手が少し困難かもしれません。ブックオフ型の新古書店を探すと見つかりやすいかと。
そういえば藤田和日郎先生の『邪眼は月輪に飛ぶ』はお読みになられましたでしょうか?
実にすばらしい『御伽噺』ですので、未読でしたら是非。
連載時から読んでおりました。
全編に渡り隙のない名作ですね、あれは。
どうも、稲生です。「神樹」は未プレイですが、人づてに泉鏡花的という評価を聞いていたので、是非ともヤス様の評価を聞きたいところです。
あとスレにあった「AYAME」もかなり素敵そうですわ。こういう物憂げで官能的な雰囲気も伝奇モノには合いそうな気がします。
まだ途中ですが、文章と雰囲気は絶品です。山中孤界の怪異譚ということもあり、確かに鏡花的ですね。
AYAMEは隠れた良作ですので是非プレイを。やや舌足らずな所もありますが、土俗的な湿度と古典的な品の良さを両立させたヒロイン、世界観は必見です。
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文句なしの傑作。
舞台は奥多摩の孤村、媛首村。村を支配するのは古き血族・秘守一族。戦中戦後という時代背景、田舎の村、旧家の一族という舞台装置から想像される通り、因習、怨恨、伝承がてんこ盛り。秘守一族間の呪術合戦、媛首村に伝わる祟り神・淡首様、正体不明の怪物・首無と、横溝的なキーワードがこれでもかこれでもかと繰り出されます。これらの描写では三津田信三得意のホラー描写が冴え渡っており、たまらない雰囲気を醸し出しております。
とはいえ、あくまで本作はミステリです。事件部にも手抜きはありません。首無し屍体が戦中戦後の事件共にゴロゴロ転がり、それらの事件はいずれも三重四重の密室状況、関係者は皆アリバイがあるという大盤振る舞い。いわゆる「本格」ファンには垂涎ものかと。
そして終盤。残りのページ数で山と積まれた伏線を消化できるのかと心配だったのですが、杞憂でした。目から鱗でしたよ。作中で探偵役が述べるように、ある一つの事実に気付くことであらゆる謎が消失するカタルシス。この解決には、優れたミステリ特有の、現実をぐるりと反転させてしまうような心地よさがあります。
事件は解決したと思わせておいて、さらに二転三転する構成も心憎い。ミステリとホラーを融合させた解決部は見事です。
世界設定や登場人物の一部は『厭魅の如き憑くもの』、『凶鳥の如き忌むもの』を引き継いでいるものの、関連性は薄く独立した作品として読むことが出来ます。
文章は読みやすいですね。また、登場人物たちのアリバイや状況を一覧として纏めていることが可読性を高めています。伏線の配置、語り=騙りの手法、仕込みの上手さと、どれをとっても一級の作品。おそらく2007年ベスト級でしょう。
繰り返しますが、紛れもない傑作。必読です。
●WEB拍手レス
クマムシの存在を初めて知ったのはゲノムでした。すげえや、ちゃんと学習漫画している! ゲノム=学習漫画!
確かに学習漫画ですが、あれをそう呼んでいいのだろうかという疑問が……
nekomata's tarot pageさんのホロスコープ作成サービスが面白いです。ホロスコープ作成のみ、チャート解析は無しですが、生年月日の他緯度経度まで入力出来るのが嬉しい。
とはいえ、自分のホロスコープを作ってもあまり面白くありません。そこで、私を含むある趣味の人々には覚えのあるホロスコープにしてみました。
・年月日:1925年2月28日16時45分(現地時間)
・緯度経度:西経126度43分、南緯47度09分
はい、言うまでもなくルルイエ浮上の時間と場所です。
私は占星術には通じていないので適切な解釈が出来ないのですが、詳しい方は読み解いてみてはいかがでしょうか。ルルイエ浮上に秘められたな事実が明らかになる、かも。
●今日のヒロイン
ヒロインの一人、死神であるくずは。
キャラデザインは好みなのですが紹介文がちょっと。
感情を表に出すことがなく、物静かで冷静な性格をしている。その正体は橘 美羽を迎えに来た死神。健吾たちと行動をともにすることで、彼の持つ温かさに触れ、健吾を冥界に連れて行くことを決める。
どこのワルキューレですか貴方は。
ワルキューレといえばヴァルハラも何気に凄い世界ですよなあ。朝から晩まで戦って戦って死んで蘇って肉と酒。いくさ人にはたまらないかもしれん。
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クマムシをご存じの方は多いでしょう。乾眠状態ならば極低温や放射能、果ては宇宙線にまで耐え、百年単位で生存するとされる微生物です。
分類的には緩歩動物門に属するこの動物、名のみ高くして体系的な紹介には恵まれてきませんでした。本書は、おそらく日本唯一のクマムシ専門書です。
クマムシとは何か、から始まって、クマムシの分類学上の位置、その生活史などが丁寧に述べられていきます。オニクマムシの飼育を確立するまでの記述は試行錯誤が伝わってくるようで、生物を飼うことが好きな方は共感できるのではないでしょうか。
出色はクマムシ研究の歴史を概観する第3章でしょう。この章で、著者は冒頭に述べたようなクマムシ不死伝説を文献的に追求しています。18世紀の古書から現代の論文までを通して、伝説を検証してゆく過程は小著ながらもなかなかにスリリング。出典となる文献が一々記されており、著者の学問的誠実さが伺えます。
結論としては「一部のクマムシは乾眠状態となり環境に対して大きな抵抗力を持つことが出来る。ただし、これは抵抗できるというだけであり、乾眠状態から復した後、通常の生活を送ることが出来るとは限らない」というところでしょうか。乾眠状態では体内のグルコースをトレハロースに作り替えるという過程も興味深い。
なお、クマムシ発見当時の観察図などの貴重な図版も多数収録されています。当時の細密図は矢張り美しい。
軽快でユーモラスな筆致も好印象。無難すぎる、軽すぎるといった批判もあるでしょうが、一般にアピールする意図もあるならこちらの方が正解かと。
一時期話題となった本でもあるので、少し大型の書店なら置いてあると思います。是非ご一読を。
<関連リンク>
・岩波科学ライブラリ一覧
・Wikipediaよりクマムシ
・クマムシゲノムプロジェクト
●WEB拍手レス
そういえばブログ2周年、おめでとう御座います。アリスの頃からを考えると、もっとですが、なんにせよ目出度いです。これからも怪奇幻想なブログを楽しませていただきます。
有り難うございます。
もう2年か……早いものですね。趣味全開の当庵ですが、今後もよろしくお願いいたします。
連休中にアウレオールスの夜を読み返してみたり。
そういえば型月作品とSIRENのクロスって見かけませんね。
バトル物じゃなくても良いのですが
ED後の須田恭矢ならまともに戦力としていけそうですし。
アウレオールスの夜に出たり……はしないですかね?
最近はめっきり更新が遅れており申し訳ありません。もっと書かないとなあ。
SIRENはありそうで無いですね。そういえば零シリーズとのクロスも見ないな。
出す予定は……今のところないです、はい。
●今日のアイマス
おジャ魔女カーニバル(曲)+アイドルマスター(画)という、人によっては悶死してしまいそうなMAD。編集が大変上手く、振り付けと曲が見事に合っています。歌い手をこのトリオにしているのは解っているなとしか言えません。アイマスの動画には出来が良い物が多いのですが、それにしても見事だ。
YU-SHOWさんがお好きそうだなあ、これ。
ニコニコ動画にもアップされていますね。大人気です。こちらの方が画質がいいな。
●WEB拍手レス
>首無
おお、これはいい表紙。厭魅に比べて凶鳥の表紙に惹かれるものが無かったために手を出しあぐねていた身としては、首無と一緒に買ってくるしか。
私も注文しました。bk1なら24時間発送みたいですね。
taipeimonochromeさんのレビューによれば、三津田信三の新作『首無の如き祟るもの』が物凄く出来が良いようでして。
ミステリとホラーの融合に意欲的な作者のこと、かなりの良作になっていそうで期待大。明日にでも買ってこよう。
それにしても表紙絵がいい。首を捧げ持つ黒髪和風な女性! このイメージだけで物語が作れそうです。厭魅の如き憑くものと同じ人だな。
なお、「厭魅の如き憑くもの」、「凶鳥の如き忌むもの」と続いているシリーズなので、前二作を読んでおいてもいいかもです。
●今日のTシャツ
塾長率いる金曜スペシャルさんが、Tシャツラブサミットにまたも参加らしいですよ。
新作はキャップの他、モケーレ・ムベンベとフィラデルフィアエクスペリメント。素晴らしい。特にフィラデルフィアエクスペリメントは題材からしてたまらない。
なお、フィラデルフィア実験については宇宙人おう答せよ! さんの記事が詳しいです。
気がつけば皐月となりました。
最近は時が早く過ぎるように感じます。昔は一日一日が長かったんだがなあ。
●今日の危險スポット
久々に現在進行形のオカルト板スレが来ましたよ。
本当かネタかはともかく、1の発見した廃墟寺に向かっている途中のようです(19:46現在)。続報待ち。
あ、廃墟侵入は基本的に犯罪ですのでご注意を。廃墟でなければなおさらです。
●WEB拍手レス
稲生様、メールに関してのご連絡有り難うございます。
受信フォルダを見直してみましたが、見当たりません。おそらくジャンクメールフィルタが誤爆したと思われます。申し訳御座いません。
お手数でなければ再送していただけると幸いです。