読書録:千里の道も一歩から――「世界がわかる宗教社会学入門」

世界がわかる宗教社会学入門世界がわかる宗教社会学入門
橋爪 大三郎

筑摩書房 2006-05
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 myamadakgの文献メモで存在を知り、早速購入。
 期待以上の良書でした。後書きによると、9.11の頃はかなり売れたようで、読まれた方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

それぞれの宗教は発想が違う。ロジックがまるで異なる。そこを理解できれば、目的は達したようなものである。(p. 283)

 とある通り、「宗教社会学とは何か」から始まり、ユダヤキリスト教、宗教改革、イスラーム、仏教、儒教、尊皇攘夷と、各宗教のロジックについて解説しています。

 元々は大学での講義だっただけあり、叙述は簡にして要を得ています。一つ一つの宗教に裂かれているページ数は20-30というところですが、情報密度は大変に高い。
 例えば、イエスがユダヤ教徒エッセネ派であったと思われる理由、イエス存命当時の社会的状況、ユダヤキリスト教における預言者の機能など、それだけで本が一冊書ける内容が数ページに詰め込まれています。平明な文体に惑わされて気を抜くと、大事な情報を見落としかねません。

 著者が指摘しているように、私たちは兎角宗教を軽視しがちです。まずはその姿勢を改め、各宗教、各社会が有する論理を理解することが大事なのでしょう。昨今の国際情勢を考えれば、宗教なんて知らないよと嘯いていられないのは自明の理です。

 入門書という性格上、宗教学や社会学をある程度学んでいる方には今更と思われる内容が多いかもしれません。とはいうものの、私には大変勉強になりました。知っているつもり、というのは何につけても多いものですしね。

 お勧めです。

●WEB拍手レス

どうも、稲生です。
少し遅いですが、なのは繋がりでこちらも……
METAL GEAR なのは
実に、男らしい、アニメ映画ですねこれは。

 これは素晴らしかったですね。台詞が合いすぎ。
 ニコニコ動画によってMADが色々と再発掘されているようで、有り難い限りです。

投稿者: 日時: 2007年02月22日 21:53 Web拍手

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