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ウィルマ・ジョージの『動物と地図』が面白すぎて読みふけっています。
動物の生態・分布に重点を置いた地理学、即ち動物地理学に関する本なのですが、ただの学術書とは一味違う。
古代から近代の世界地図には多くの動物が描かれています。従来は未知地域の穴埋めと目され無視されてきました。しかし、著者はこれらの動物図が、実際の動物相を反映していると主張し、丁寧な検証でそれを裏付けてゆきます。
中世の地図におけるゾウの描写は、古代のそれより遙かに不正確だったなど、興味深い記述も多く、読み応えあり。
ユニコーン=サイ説を、動物地理学の観点から反駁するあたりは面目躍如ですね。
原著の刊行は1960年代ですが、内容は古びていません。訳文はこなれていませんが、原文はラテン語や古英語満載ということを考えると仕方ないところでしょう。なお、人名、動物名、事項名それぞれに索引があります。素晴らしい。
絶版のようですが、古書店で容易に入手できると思います。
お勧め。
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