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「異なるものと共存するのに神話は必要ない。必要なものは、少しばかりの強さと、叡智である」
大日本帝国時代から現在にかけて、日本人起原論が如何にして誕生し、どのように変遷してきたかを丁寧に検証した労作。
明治維新から太平洋戦争時までは、日本混合民族論が主流であり、敗戦を経てそれまで傍流だった単一民族起源論が隆盛となる過程を綿密に解きほぐしています。また、混合民族論が台湾や朝鮮への同化政策も混合民族論の流れの上にあったことが記されており、当時の思想の背景を知る上でも示唆に富みます。
全体的に大変丁寧な仕事をしています。戦前から戦後にかけての多様な言説を収集し、安易な価値判断や偏向を排した議論を展開しているあたりは敬服の他有りません。これぞ良い意味での学者の仕事。
要所要所の指摘も鋭く、耳を傾けるに値するものが多いです。
中でも
日本に限らず、ほとんどの国民国家は、自分たちの起原の神話をつくっている。だが、多くの神話の雄大さとは裏腹に、神話を求める心理の背景にあるものは現在からの逃避である
という言葉は肝に銘ずべきでしょう。
結論の章における抑制のきいたメッセージは感動的ですらあります。
歴史的名著。
絶対のお勧めです。
●WEB拍手レス
>バッチグー。>振り仮名
いや良かった。
ご指摘有り難うございました。
>宵闇眩燈草紙七巻発売。……完結しましたなぁ。
>一番の問題は、六巻買ってなかったってこと。いつ出たんだ?
>というわけで、注文してきました。あぁ……早くデブで吸血鬼で幽玄道士なあの人の活躍をしっかり見たい。
出ましたねえ。私も早く買ってこないと。
宵闇は矢張り良い作品ですね。大好きですよ。
>まさかここでショゴスが現れるとは。地下から登場というモンスター映画のような展開がなんともたまりません。思わずグラボイズやチャドみたいな類のが出てくるのではと勘ぐるほど。この窮地をいかに乗り切るか、楽しみにしております。しかし妙法蟲聲經義疏……ここで黒い仏の名前を目にするとは。
モンスターは地下から出るのがお約束ですし。あとチャドいいですよねチャド。
妙法蟲聲經義疏は……まあ、お約束として。
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