読書録:快男児、欧州を駆ける――「ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児」

ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児
F.E.A.R. 田中 天

富士見書房 2006-09-20
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<あらすじ>

 大戦前夜。ナチス・ドイツはその超技術と魔術をもって、欧羅巴に陰謀の芽を張り巡らせていた。ナチス秘密諜報部が目を付けたのは、ムー帝国の遺産、そして、可憐なる皇女マリア・グレイス。
 東邦の快男児・天花寺大悟が皇女と出会うとき、欧州を股にかけた一代冒険劇が幕を開ける!



 いやあ、これは良い! 大変好みです。
 明治冒険小説、戦前戦中の異境もの、近年では赤城毅の諸作を思いださせる古き良き伝奇大活劇です。平然と「ナチス魔術」とか書いてあるあたり最高。『有翼騎士団』の雰囲気に近いですね。

 ストーリーはあらすじから想像出来る通り、単純にして明快な活劇。大陸横断鉄道、複葉機、飛行船と、お約束なガジェットも満載。そこかしこに歴史ネタも詰め込まれており、田中天氏の博識が伺えます。

 キャラは皆魅力的なのですが、ギヨーム・ド・ノートルダムがお気に入り。外連味があって良いなあ。設定のトンチキぶりも素敵。
 あと超少女クリステルは大変な萌えキャラだった。中の人のことはこの際置いておく。

 かなり読み物寄りなリプレイであり、好みが別れる点もあると思います。ただ、上質な娯楽作なのは間違いなし。TRPGゲーマー、大衆小説ファン、伝奇ファンは買っておきましょう。

投稿者: 日時: 2006年09月19日 20:00 Web拍手

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