漫然とした読書メモ

 ここ最近読んだ良書をダラダラと。
 ちゃんとしたレビューは追々書きます。


・三津田信三『ホラー作家の棲む家』

ホラー作家の棲む家ホラー作家の棲む家
三津田 信三

講談社 2001-08
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ようやく入手。
 正当派も正当派な怪奇小説。語り口が少しこなれていないのが残念ですが、雰囲気描写や文体はなかなかのものです。ホラーファンというより怪奇小説ファン向け。
 著者は日本怪奇幻想紀行などに関わった優れた編集者です。


・田川建三『書物としての新約聖書』

書物としての新約聖書書物としての新約聖書
田川 建三

勁草書房 1997-02
売り上げランキング : 145835

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 矢張り素晴らしい。聖書について知りたい方は必読。


・「論座」編集部『リベラルからの反撃』

リベラルからの反撃―アジア・靖国・9条リベラルからの反撃―アジア・靖国・9条
『論座』編集部

朝日新聞社 2006-04
売り上げランキング : 73302

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 中々良い執筆陣でブックガイドも便利なのですが、アマゾンさんでは評判悪いですねえ……一度手にとってみることをお勧めします。
 なお、中身はかなり玉石混淆なのでそこだけ注意。


・伊藤秀雄『髪の歴史』

髪の歴史髪の歴史
伊藤 秀雄

北宋社 1997-12
売り上げランキング : 757508

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 やや趣味的ですが労作。古代から昭和までの、女性の髪を巡る環境の変遷を追っています。後半のミステリーはいらないかも。


・宮田光雄『ナチ・ドイツと言語』

ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢までナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで
宮田 光雄

岩波書店 2002-07
売り上げランキング : 143668

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ヒトラーの演説、ナチのプロパガンダ、ナチス占領下での夢やジョークと、記号論的な意味での「言語」を分析した本。読み物風にしたと書いていますがちょっと文章が硬いかな。とはいえ、思索を誘ってくれる良書です。
 ナチス関連のジョークは絶望的状況下だったせいか、感動的ですらあるものが多いな。

投稿者: 日時: 2006年08月08日 12:09 Web拍手

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.gyosekian.net/mt-tb.cgi/390

コメント: 漫然とした読書メモ

どうもはじめまして。

>三津田 信三

この人の小説は毎回、作者がエライ目にあうのが好きですね。

小説(百蛇堂)から読み始めたのでどこまで本気なのか分からなくなるので 困ったものです。

加門七海の「怪談徒然草」ではインタビュアーをやってまして、勿論ご存知でしょうが、必見ですね

投稿者 蓮田 | 2006年08月10日 00:29

はじめまして。

メタ小説が売りの作家ですしね。個人的には目眩めいた感覚を与えてくれるので大好きです。

『怪談徒然草』の他『ホラー・ジャパネスクを語る』でもインタビュアーをつとめておりましたねー(文庫版では同時に答える側にも回っていました)。

投稿者 ヤス | 2006年08月17日 17:56

コメントを投稿