6/27簡易読書録

 最近読んだ本で良かった物を幾つか。
 お馴染み、簡易型読書録です。どれも読んで損なしですよ。


・「種村季弘のネオ・ラビリントス 綺想図書館

 種村季弘の代表的著作を編纂したシリーズの一巻。タイトルから解るように、様々な作家やその著作について語った文章を集めています。書評というより書に関するエッセイですね。全部で52編。花田清輝や島尾敏男など、「いかにも」な方ばかりです。
 それにしても種村文体は読んでいて心地良い。澁澤・種村亡き今、こういう文章を書ける方はいないだろうなあ。


・「幽 2006年 08月号

 やっと出ました、怪談専門雑誌「幽」の五巻目。四巻までの作家特集とは趣を変えて、猫特集です。猫紙芝居の魅力的な紹介、猫神様の島への紀行文、幻の名作「私は呪われている」の抜粋、猫文学ブックガイドなど盛りだくさん。連載部分はどのページを開いても、実話怪談と怪奇短編ばかりという素晴らしさ。いやあ、癒されます。
 猫好きと怪奇好きは買っておきましょう。


・「悪魔憑きの目覚め―デモンパラサイト・リプレイ

 グループSNE期待の新作、デモンパラサイトのリプレイ。
 異能の力を持つ面々、新たに異能に目覚めた二人の少女を主人公とし、力にとらわ、闇に蠢く者たちを敵とした、鉄板的な現代伝奇もの。
 突出した点はありませんが、安定して面白いです。良い意味でゲームの紹介になってるな。ルールブック購入意欲があがりました。
 ちなみに一番面白いのはGMの力造氏。


・「ノエルと翡翠の刻印―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ

 傑作
 簡易な取り回しと安定した挙動で知られるTRPG「アリアンロッド」の新作リプレイです。プレイヤー、キャラクター、シナリオ、マスタリング、ギミック、あらゆる要素が絶妙に噛み合っており、いわゆるきくたけリプレイの中でも指折りの出来でしょう。
 起承転結や緩急の付け方が実に見事であり、最初から最後まで揺らぎのない素晴らしいリプレイ。
 TRPGゲーマー必読。

投稿者: 日時: 2006年06月27日 20:03 Web拍手

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