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塚本邦雄の名著『詞華美術館』が届きました。詳しくは後日語りますが、流石は皆川博子の愛読書。造本といい内容といい見事です。
楽天フリマで購入したのですが、1978年刊にもかかわらず造本、紙質ともに良好。保存状態が良かったのも勿論でしょうが、造りが丁寧なのでしょう、矢張り。
内容は古今東西の詩・詞・小説・評論などをテーマ別に分類し、配置した詞華集。名歌人・塚本邦雄の審美眼が選び抜いただけのことはあり、どの文章も非常に美しい。またアンソロジー最大の魅力である、全く無関係な作品を併録することによって新たな魅力を引き出すことに成功しています。
塚本自身の文章も格調高く、文字は正かな遣い。いい買い物でした。
現在は『塚本邦雄全集 評論(6)』に収録されていますが、結構なお値段ですので日本の古本屋などで探した方がいいかも。
言葉の響きに惚れた古歌を一つ引用。
年の内に咲く梅
日陰の絲に結ぼほれ
御前の池の鴨鳥うは毛の霜の白さよ
つい立ちて見たれば
つい立ちて見たれば神のます内野の森の影の高さよ
つい立ちて見たれば
つい立ちて見たれば
つい立ちて見たれば舞姫の多さよ
すさまじくいふなる師走の月夜を豊明の光は珍しくぞ覺ゆる
――『物云舞』より
漢字を見て響きを耳にするだけで幸せになれます。
他にも『プロレタリア文学はものすごい』や『死刑制度の歴史』などを読書中。後者は文庫クセジュだけあって、サイズと分量の割にヘビーです。貴重な資料ではありますが。
なお、各地ではゲームラッシュにより話題沸騰のようですが、当庵では今のところ購入物はなし。といいますのも、うちのPCでは『機神飛翔デモンベイン』を動かすのは相当辛いのです。ファンとしては何を差し置いてもやりたいのですが……いい加減増設か買い換えを検討しないといけなそうです。
あ、『キミキス』もチェックしておかないと……
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