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2006年01月のアーカイブ
●今日の文学とエロゲ
実質的に「エロゲーにできそうな文学作品」となっております。かなりの良スレ。
常々思うんですが日本文学はそういうネタの宝庫ですな。田山花袋の「布団」はわりとお手軽なフェチネタですし。フェチといえば谷崎潤一郎の「刺青」は足フェチの極みだと思う。や、谷崎には足に執着した作品多いのですが。
なお、スレの途中で途中で源氏物語のヒロイン陣が一覧化されていますが
169 名前:名無しさん@初回限定[] 投稿日:2006/01/15(日) 03:37:52 ID:LOxJs9dQ0
>>152
藤壺(義母/年上/亡き母親そっくり)
葵の上(正統派/幼馴染/親友の妹/ツンデレ)
空蝉(人妻/年上/控えめ)
六条御息所(うら若き未亡人/年上/インテリ/嫉妬深い/怒ると怖い)
夕顔(天然/親友の元セフレ)
紫の上(炉/活発系/藤壺の面影あり)
末摘花(ブサ/天然)
源典侍(エロ年増)
朧月夜(奔放娘/敵対してる家の令嬢)
花散里(なごみ系/年上)
明石の上(純朴田舎娘/田舎育ちのコンプレックス持ち)
須磨前だけでこれだけ多彩な女キャラ出しまくり。
紫式部凄いわ。
おそるべし紫式部。エロゲのヒロインは文字通り一千年前に通過されていた。
……でも確か夕顔は、親友の愛人の娘だったような。
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江戸時代。無類と称された力士がいた。名を雷電為右衛門。六尺五寸という体格と、人間離れした膂力を誇る相撲史上最強の男。
雷電の伝説がはじまったのは寛政二年。土俵入り早々に圧倒的な強さで勝ち進んだ雷電は、快進撃を続ける。そして寛政六年、押しも押されもせぬ天下無双の力士となっていた雷電の前に、一人の男が姿を現した。
陸奥左近。徒手空拳で無敗を誇る、陸奥圓明流の正当後継者。しょぼくれた四十男にしか見えないその男は、正しく鬼だった。
足かけ三十年に及ぶ雷電と陸奥の物語が、ここに幕を開ける。
伝奇もの、ということで「修羅の刻」最新刊をご紹介。
今作は素晴らしいです。「修羅の刻」は話による出来のばらつきが大きいのですが、この雷電篇は、名作と名高い幕末篇・アメリカ篇に次ぐ出来。
陸奥の一族は当然出てきますし相変らずの容赦ない強さ。とはいえ、今作は陸奥の強さが主題ではありません。主役はあくまでも雷電為右衛門、そして陸奥左近の娘、葉月の二人です。
本質的にはこの話、格闘物語ではありません。雷電vs陸奥のシーンにも多くのページが割かれていますが、突き詰めれば雷電と葉月のプラトニックラブストーリーであると感じます。二人の交流が直接描かれたページは然程多くないのですが、それ故に互いの存在の大きさが感じられる出来となっております。キャラクターの描写は上手いですね、矢張り。
終盤に登場する葉月の息子、陸奥兵衛の描写が薄いのも、雷電と葉月の物語にケリをつけるための舞台装置としての役割を担っているせいかもしれません。
常々思うのですが、「修羅の刻」シリーズは、歴史上の人物を主役にし、さらに陸奥がその脇を固めるという構図が一番面白い気がします。坂本龍馬と陸奥(第二巻)しかり、ネイティブ・アメリカンの勇者やワイアット・アープと陸奥(第四巻)しかり。力点が歴史上の人物とその動きにかかるため、陸奥の時に傍若無人ですらある最強ぶりが目立たないせいもあるのでしょう。
久々に読んで満足な修羅刻でした。
●今日の懐疑主義
例の集団生活一夫多妻事件に関するバランスのとれた記事。
マスメディアでは催眠だ催眠だと騒がれていましたが、実際のところ「図太さと非常識さがあれば誰でもできる」だけというのが良く解ります。催眠術という解りやすい結論に飛びつかない姿勢は実に貴重。
こちらの「マスコミとの仮想問答」が素晴らしい。信じるというのは諸刃の剣ですな。
それにしても、この事件なら催眠術によるものだった、少年犯罪ならしつけに問題があったりゲームや漫画が悪影響……と、安易な結論を公言してはばかることがない風潮はどうにかならないのでしょうかね。
参考:健全な懐疑主義のためのお勧め本
・クリティカルシンキング 不思議現象篇
・「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ
・統計はこうしてウソをつく―だまされないための統計学入門
・なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき
WEB拍手で
>庵主殿。
>「シグルイ」の原作者は南條範夫先生でございますれば、何卒ご確認の程を。
>先んじて漫画化した平田弘史先生の「駿河城御前試合」を貶める意図は全く以ってございませぬ。原作小説をこよなく愛する者よりの差し出口、平に御容赦。
とのコメントをいただきました。
まことにもって申し訳御座いません。完全に私のミスです。
南條範夫先生の駿河城御前試合を有しているにも関わらずこのような手違い、切腹もの。
平にご容赦ください。
ご指摘有り難う御座いました。
伝奇系の読み物(ジャンル問わず)がたまってきたのでお勧め本を幾つか。ちゃんとした読書録は後日書きます。
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酒呑童子伝説の読解本。真面目な研究書ですが、よくまとまっており参考になります。いつもながら、売れないであろうにも関わらず積極的に文庫化してくれる中公文庫には拍手。
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平田弘史先生の短編集。個人にとっての矜持を突き詰めきった表題作が凄まじい。
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・いくさ人としての心意気を持つ男の中の男
・鋭利で緻密な頭脳を持つ抜群に優秀な官僚
・頭が切れて腕も立つ使用人
・道々の者であり異能を持つ使用人2
・小心者で情けない惰弱な権力者
・その他、話していると心の中に爽やかな風が吹き抜ける男の中の男たち。
つまりいつもの隆慶先生。
ただし本作には人間味があって人物の大きな秀忠という凄いキャラが登場します。どう凄いのかは隆先生の作品を一つでも読んでいればお解りかと。
まあ家光が姑息で卑怯な小者役を割り振られているんですが。何か徳川家に恨みでもあったのか隆先生は。
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いつもの(ry
かぶいて候共々未完なのが惜しまれます。
●WEB拍手レス
>「魔法戦隊マジレンジャー」という特撮番組のボスキャラ、絶対神ン・マというキャラクターが今週復活したのですが、頭部からニョッキリ生えている蛸足といい、どう見てもクトゥルフです。本当にありがとうございました。画像資料が手元になく、実物?をお見せできず残念です…。
またクトゥルフか。
ウルトラといい、特撮には本当良く出てきますねえ……
テンパってます。
だが来週を乗り切れば。アウレオールス更新もその折に。
●今日のミステリー
■新・世界の七不思議、21建造物から選出へ 清水寺も候補(WEB拍手より。有り難う御座います)
旧七不思議ではピラミッドしか現存しないため、新しいものを選出しようというらしいです。賛否両論ありましょうが、試みとしては面白いですね。
候補は選出財団のページで見ることが出来ます。
個人的には……モアイ像、ストーンヘンジ、メキシコのピラミッドあたりが好みですね。いかにも「世界の不思議」していて好印象。
自由の女神にシドニーのオペラハウス、それにエッフェル塔といったあたりはちょっと……文化遺産ではありましょうが、「七不思議」という感じじゃない気がしますね。
まだ投票を受け付けているようなので、興味のある方は是非。
●今日の財閥
財閥とは「特定の家族あるいは同族の封鎖的な所有・支配体制の下で展開された多角的事業経営体」とされます。三井・三菱などが特に有名ですね。
言うまでもなく、戦後GHQによって出された財閥解体指令により、その全てが消失しました。
しかし、アニメコミックゲーム……多くの媒体では未だに財閥が存続しております。
そして、それら架空財閥をはじめ、巨大をまとめたページがリンク先の架空財閥名鑑。良い資料になります。
こうやって並べてみると物凄い量あるんだな……何処の日本だ一体。
●今日の昆虫食
■ふつう食わない虫を食ったことある奴の数→(2ちゃんねるの超怖い話)
力一杯昆虫ネタなんでご注意下さい。
常食とされる昆虫以外にも色々出てきています。ダイレクトに名前出すとそれだけで嫌がる方もいると思いますので、詳細はリンク先をどうぞ。
それにしても76は辛い……カメムシはちょっと……
なお、クモを喰う話題も出てますが、名著「「ゲテ食」大全」に寄れば、クモがチョコレート味というのは嘘らしいですよ。
関連スレ:
昆虫食(珍味板)
食い物に入ってたオカルトな異物(オカルト板)
●WEB拍手レス
>「アウレオールスの夜に」読ませてもらいました。菊地は好きなんで面白かったです。この作品は時間軸的には闇男爵が一度死ぬ前あたりですか?復活バージョンだと正直、士郎のDEAD ENDしか思い浮かびませんので。
次回か次々回の作中でも時間軸を説明する予定ですが、一応「魔界医師メフィスト 闇男爵」の話の後になります。
確かに正面対決でもしたら士郎秒殺で終わりでしょうが、そういうことは多分無いのでご安心下さい。
やることがあまりに多そうです。うひー。
しかしこれさえ乗り越えれば。
●今日の科学
■蛍光緑に光る豚(WEB拍手より。有り難う御座います)
色物っぽく見えますが実はかなり役に立つ成果ですね、これ。
光る部位を選択出来れば、組織の成長を継時追跡したり、発育異常に関わる組織や遺伝子の同定に役立ちそうです。
●WEB拍手レス
>スーパー戦隊の「ファイブマン」と「バイオマン」の敵の基地もドラえもんに出てきた昆虫人の国の入り口も南極にあったような気がします、ホントおっかないですね南極って、でもそういうなら日本も相当な場所だと思いますね。
日本は「石を投げれば秘密結社に当たる」世界ですからね。
特に東京近郊。何個秘密結社や謎の組織や政府内の特殊機関があることやら。
>「アウレオールスの夜に」面白いですね、バイオはあまり知りませんけどクリーチャーとか有名キャラは多少知ってるので楽しんでます、所でここには型月作品と菊池作品のクロスが多いですけど、この弐作品は世界設定上大変相性が悪いと愚考しました、しかし面白くて弐作品を尊重できていてとてもいい作品だと思っています、これからも頑張ってください、勝手ながら期待させていただきます。
は、有り難う御座います。
菊地作品世界は人外魔境もいいところのルール無用世界なのでそのまま型月世界と混ぜると危険極まりないのは確かですね。さじ加減には注意しているつもりですが、中々難しいです……
今後ともよろしくお願いいたします。
●今日のホラー映画
ホラー映画の主張さんによりますと、あのB級魚類パニック映画『ピラニア』がリメイクされるそうです。
監督・脚本はチャック・ラッセル。『マスク』で有名になった監督ですね。エルム街の悪夢3も撮っていますし、期待出来るかな。
なお、『ピラニア』は1978年に公開された動物パニックもの(日本でも同年公開)。監督はジョー・ダンテ(『グレムリン』の監督)、総指揮はロジャー・コーマンという……まあ、ある意味で正統派のスタッフにより作られた映画でした。
『ジョーズ』の影響下に制作された作品だけあり、ストーリーはいたってシンプル。つまりは「遺伝子改造されて凶暴になったピラニアが、研究所から河川へ流出してさあ大変」。実に解りやすい。
紛う事なきB級映画ですが、秀作です。音響の使い方やピラニアのデザイン、演出なども良く、良い意味で正当派のB級映画でしょう。動物パニックものやB級ホラーが好きな方にお勧めです。
●WEB拍手レス
>伝奇のお話など、ためになりました。自分も伝奇好きなんですけど、どこまでのことをさすのか分からなかったのでどうもありがとうございました。
有り難う御座います。何を伝奇と呼ぶのか、は非常に難しい問題のようなので、私のアレは話半分にみておいてください。
それにしても伝奇はいいですよね。何だかんだで一番好きなジャンルです。
マヴラヴオルタがマスターアップしてます。DVD版が2/24が発売の模様。
……しばらくは災害に対する備えを怠らないでおこう。
●WEB拍手レス
>深海水族面白いですねー。ブックマークさせて貰いました。
いいサイトですよね、本当。
充実ぶりが感動的です。国内サイトでは珍しいですよ。
本日の22:15からNHKで「私のこだわり人物伝 山田風太郎」がやりますよ。
第一回は司馬遼太郎との比較論の模様。ナビは仏文学者の鹿島茂氏ということで、良質な番組が期待できそうです。
お見逃し無く。
●今日の書籍情報
充実の書籍情報ブログさん。
ミステリ・幻文・ラノベ・エロゲ・みすず……などなど、個人的にしっくりくる嗜好の情報を多く取り上げているため、参考になります。
愛好家の方の大定番サイト本棚の中の骸骨さんなどとあわせれば、良さげな作品のチェック漏れはかなり防げるのではないでしょうか。
追い込みの時期に入ったので手短に。
単純にネタ切れというのもあるのですが。取りあえず東方SSとアウレオールスはぼちぼち書いております。
●今日のタイーホ
米国はネブラスカ州でのお話。
銀行強盗に挑戦→武器無かったため失敗、という流れだけでも素敵ですが
逃走に使った車自体は、なんの変哲もないピックアップトラックだった。しかし、そのナンバープレート記号が、よりによって「FINDME」(Find Me=私を見つけて)というものだったのだ。
というのが素晴らしすぎる。
何だこの偶然。もしかして犯人は一種のMだったんじゃないかと思うくらいには出来すぎですよ。
最近蔵書の増加が留まるところを知らず、いい加減蔵書管理をしなければと思っていた昨今。しかしPCによる本の管理は思った以上に面倒です。特に入力が一手間。挑戦して挫折した方も結構いるのではないでしょうか。
そこで第弐齋藤 土踏まず日記さんの年末大掃除/本を片づけるで紹介されていた私本管理PLUSとバーコードリーダーの組み合わせを導入してみました。
使ってみるとこれが便利なことこの上ない。バーコードリーダーでISBNをさくさく読み取ってそのまま入力。あとは私本管理PLUSがアマゾンさんにデータを取りにいってくれます(ここで時間かかるので、まとめてISBNを入力しておき、データ取得の間に別の作業しましょう)。
私本管理PLUSはフリーソフト、バーコードリーダーのお値段はペンタイプが3000円前後、CCDタイプが8000円~といったところ。私はペンタイプを使ってますが、今のところ支障はないです。
本が山積みで困っている方は試してみてはいかがでしょう。
なお、実際にバーコードでスキャン→入力している動画がgekka blogさんの05/2/22分にあります。参考にしてみてもよろしいかと。
●今日の深海生物
■深海水族(WEB拍手より。有り難う御座います)
これは素晴らしい!
国産、外国の深海魚を、丁寧に解説した優良サイト。学名も記述されており、資料的にも信頼に足ります。
各深海魚の図も美麗、かつ解説文も的確。索引まで完備しており、隙がありません。下手な図鑑みるよりいいかもしれません。ぼんやり眺めているだけで楽しいし。
深海生物好き、海洋生物好きな方は是非ブックマークを。GF団さんのK(仮称)さんとか好きだろうなあ、これ。
●今日の都市伝説
■都市伝説をつくって広めるスレまとめサイト(WEB拍手より。有り難う御座います)
オカルト板は都市伝説系スレッドの一つ、都市伝説をつくって広めるスレ。私も好きでちょくちょく覗いてるんですが、まとめサイトあったんですな。
まとまっているのは初期スレッドのもののみのようですが、中々楽しめます。
垂れ下がりピアスのような古典的都市伝説も結構あって面白い。現行スレも盛んなので、興味ある方はどうぞ。
中にはワイマール拳法のような、都市伝説というより民明書房みたいな記述もありますがそれはそれで。
●WEB拍手レス
>ペギラがクトゥルーの怪物としてOKなら遊星から来た物体Xもソレ系統ではと言って見る。ほら、あの隷属粘体生物みたいに自在に姿が変えられるますから……。しかし狂気山脈といい、南極基地、プレデターの遺跡、アムンゼンの天幕と、あの大陸は剣呑極まりない所です。
ああ、そういえばいましたね物体X。あれは氷の下から出てきてました。そういや映画「妖星ゴラス」でも南極に怪獣出てたな。アーサー・ゴードン・ピムが冒険に出たのも南極。ヒトラーが夢見た楽園もあったような。うーむ、恐るべし南極。
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この作戦のために選ばれたのは、米国人傭兵ジョン・ライカー。心身共に鍛え上げられた、望みうる限り最強にして最良の男。そして彼が率いるのは、一騎当千のドイツ軍決死部隊40人。
ライカーに率いられたこの部隊は、島に首尾良く上陸するや否や、米軍警備兵149人を瞬殺してしまう。
島に残された軍人は、トーマス・ハイドン中尉ただ一人。高い素養を持つものの、上院議員の子として産まれ、親の命によりただ一度の実戦経験も持たない男。
プロ中のプロ40人とアマチュアただ1人。絶体絶命の抵抗作戦が、始まる。
いや、予想以上に楽しめました。
ぐぐっても殆ど引っかからないマイナー作品ですが、なかなか。思わず一気に読んでしまいましたよ。
作品の基本プロットは、要するに『ナヴァロンの要塞』の逆パターンです。そして、ジョン・ライカーの造形はほとんどそのまま『鷲は舞い降りた』。ところがただの剽窃では終わっていない。
骨格は傑作戦争小説のいただきなのですが、これがどうして面白い。ライカーの島への侵入プロセスやその後の隠密作戦行動もしっかり描写されていますし、決死部隊の面々も魅力的。特に、薄汚れた格好をし、メタルフレームの眼鏡を神経質にいじりながら一々気のきいた台詞を吐く副官、通称“教師”はいい味出してます。
米軍側のキャラも立っています。主人公トーマス・ハイドンは、坊ちゃん育ちのヘタレに見えながら、その実やる時はやる男。島という地理的な利点を生かし、独逸兵とただ1人で戦うあたりは、中々手に汗握らされます。正統派のヒーローですね。ヒロインであるコリス・ケリーとのロマンスが蛇足っぽいのはまあ、ご愛敬。
描写は少ないながら、素朴で単純だが芯が強い村人たちにもつい感情移入してしまいますな。
そして何より、プロ40人 vs アマ1人という燃えシチュエーション。しかもプロ側――つまり敵側のボスであるライカーは、冷静沈着、格闘射撃サバイバル全てに精通した凄腕。それに対するアマチュア、トーマス・ハイドンは、才能こそあるものの実戦の経験は絶無。この舞台設定で燃えない人間がいようか。いやいない。
独逸軍の島占拠までにページを使いすぎて、肝心の40vs1が薄味な気もしますが、これはしょうがないかなあ。あんまり派手にやりすぎると、それこそランボーか沈黙の戦艦になってしまいますし。
文章はリーダビリティが高くすらすら読めます。作品の構成が荒かったり、時間軸が多少解りにくかったりもするのですが、まあこれくらいは仕方ないかなあ、といったところ。サンケイ文庫というマイナー文庫で出版されたせいか殆ど話題にならなかったようですが、文春あたりから宣伝付で出せば結構売れたんじゃないかな。
絶版ですが、ネットの古書店でも格安で入手可能。アマゾンさんのマーケットプレイスや、古本市場などにも在庫がありました。ブックオフ型の新古書店でも探せば見つかると思います。
興味をもたれた方は是非どうぞ。
SF板のHPLスレを見てたら驚愕の新説が。
名付けて怪獣ペギラ神話怪物説
ご存じない方にむけて書いておきますと、ペギラは往年の名作「ウルトラQ」に登場した怪獣です。
特撮怪獣資料として天下一品の質を誇る怪獣ブログさんのペギラの項目によりますと
南極で誕生した、放射能を浴びたペンギンが巨大化した冷凍怪獣。
最大の武器は口から吐くマイナス130度の冷凍反重力光線。
となっております。
複数の話に跨って登場し、ゴジラもかくやという圧倒的な力を見せつけ、全国のお子様たちを恐怖のどん底に陥れた傑作怪獣でありました。
今に至るまでもファンが多く、TRPG「深淵」においても似たようなモンスターが登場したりしてます。
それは兎も角。
ここで大事なのは以下の点。
・ペギラは南極出身の怪獣である。
・南極には狂気山脈がある。
・狂気山脈には古代の建造物がある。
そして何より、『狂気の山脈にて』にある、古代の建造物についての記述。
陸上の都市の建築物の場合、高い塔の巨大な石塊はもっぱら、これまで古生物学には知られていない種類の、大きな翼をもつ翼龍によって運ばれた
(創玄推理文庫刊・ラヴクラフト全集4巻245頁、『狂気の山脈にて』より)
南極に住まう、知られていない種類の巨大な翼竜。
どう考えてもペギラです。
本当に有り難う御座いました。
……まあ、最近はウルトラマンがガタノソアと戦ったりしてるからなあ。
ペギラが神話怪物でも驚かないよな、うん。
友よ。
年始の挨拶をこのような形で記すことを許して欲しい。君ならばこうした理由を解ってくれるであろうと信じてのことだ。
年賀状も投函しておいたが、出すのが少し遅れしまった。近いうちに届くとは思うが、君がそれを読んでいる頃には、私はもう何処にも居ないかもしれない。せめて無事にブログが更新されるといいのだが、奴らの前ではそれも無意味だろうか。
なんということだ、ついにこの日がやってきてしまった。
新年。
目出度い響きだ。年の始まりを祝っている人々を見るのも気分の良いものだ。いや――良かった、と書いた方が相応しいだろうか。
昨年末の旅行。
そう、あの街が全てを変えてしまった。
蔭洲升の街の澱んだ空気が私を変えてしまったのだ。
今でも思い出せる、饐えたような魚の匂い! ミスカトニック大学から取り寄せた死霊秘法のコピー。大学時代に読みふけったそれに書かれていた単語が頭をよぎる。
無名都市……狂気山脈……レン高原……いあ! ふんぐるい ふたぐん!
錯乱してはならない。目を凝らし、耳を澄ませねば。
車の音……羽根突き、人の声…………忌まわしい水の音……いや、だが彼らに私を見つけることが出来るはずが……
記録を残さねばならない。のたくる手を押さえつけ、文字を記さねばならない。
ああ……しかし……この名状しがたい目出度さは……
また音が聞こえた。もう時間がない。この文章さえ書き終えれば……
いや、あれは何だ! 窓から覗く冒涜的な瞳の色!
私の足に何かが絡み付いている。何ということだ、扉が開いて居るではないか。
神よ……救い……
ああ、あけまして、あけまして!
(ここで書き込みは終わっている)
というわけで、本年もどうぞよろしくお願いいたします(しれっと)。
アウレオールスの更新も近々。
●WEB拍手レス
>はじめまして。面白く読みました。
>この手の「手記物」を読むと、書き手は「何時の時点」で手記をしたためているのかとか、リアルタイムに録画・録音でもしているならともかく「書いている暇があるなら、逃げるなり何なりしろ」などとか思ってしまうことがたまにあります。
>この書き手の場合は、妖術レベルにまで至ってしまった『はぐらかし』技量か何かで、女を口説き落としてしまったのではないでしょうか?
>そして、その後、入り婿となってこの手記を完成させたという落ちがついたとかつかないとか…
>ではでは
それはそれで面白いかもしれませんなあ。
しかしそのレベルのはぐらかし技量ですと、何かどこぞのエロゲーやギャルゲーの主役みたいな気もします。だがそれがいい。
>センセイ!
>10年先を進んでおられますよ!!
>早く、「現代」にお戻りください!!!
あ、一番上の「ショートカット」でしたら、常にトップに表示させるために2015年にしてるのですよー。
>反応遅ながら支援STGクリアしましたけど、ED等は何もなかったですね。グリグリ逃げまくって、溜めレーザーを当ててけばいいかと。
溜めレーザーの方が使い勝手いいんですね……メモメモ。
東方永夜抄であの二人組使いたいですねえ、しかし。
>今年も一年ご苦労様でした、今年も一年間大変楽しませていただきました。
>ところで、この前友人の家でやらして貰った「流行り神」という現代伝奇もののノベルゲーム大変面白かったです、ぜひ、やってみてください
ご声援有り難う御座います。今年も頑張りますのでよろしくお願いします。
流行り神は評判いいみたいですね。安いし買うかなあ……