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夏も終わりに近づいてまいりました。
さて、夏といえば怪談が名物。そして怪談の花形といえば、何といっても百物語。
そこで今回は「誰にでも出来る百物語」と題して、百物語の正しい作法について書きましょう。
まず第一に準備すべきは場所です。
百物語は夜を徹して行うのが基本。さらに結構な人数を集めねばなりません。
夜を徹して声がしていても大丈夫な場所というのはなかなか確保が難しい。人里から少し離れたバンガローなどが理想的です。あとは青少年会館などでしょうか。学生さんなら、学生会館のような施設を使うのも一手ですな。
夜の校舎やお寺を会場にすると雰囲気満点ですが、色々な意味でお勧めしません。
次に用意するものは道具。
絶対必要なのは
・灯心百本
・灯油
・灯油皿
・青い紙を貼った行灯
・鏡一面
の五種類です。
ここでいう灯油は、菜種と綿実を元にした、江戸時代に用いられていたものです。現在我々が使っている灯油とはまるっきり別物なのでご注意を。
で、最後に必要なのは語り部たち。人数が集まらないと百もの物語を語るのはなかなか大変です。
お友達やそうでもない人を集めましょう。時々人ではない何かが居たり、人数がいつの間にか増えたり減ったりしているかもしれませんが、あまり気にしない方向で。
ではいよいよ本番です。
理想的には新月の夜、それが不可能でも出来るだけ月明かりがない夜を選びましょう。
あ、携帯電話の電源は切っておいてくださいね。出来れば電源を取り外しておいた方がいいです。そこまでしても電話かかってきたりしますが、出来るだけ無視してください。あと、窓を開けて外を覗いたりするのも危険。
灯油を満たした皿に灯心を百本(重要!)放射状に差し並べ、行灯にセットして、灯心全てに火を灯す。で、この行灯を百物語を行う部屋から一部屋隔てた所に置いておき、その横に小さな机を並べ、鏡を立てかけます。
ここで大事なのは、刃物をまとめて遠くに片付けておくことですな。守り刀、という言葉もあるように、刃というものは怪異を招く差し障りとなります。
そして円坐になって、一人一人怖い話をしてゆくと。
ちなみに、百物語を行う部屋には、明かりはありません。
一話終えるごとに、語り手は席を立って、別室にある灯心を引き抜き、さらに横の鏡で自分の顔を確かめます。
この時何かが映っていたり、部屋間の移動の際に何だか良く解らないものを見てしまっても声をあげないこと。
灯心は一話ごとに減ってゆき、それに連れて明かりも薄れてゆきます。
そして百話を語り終え出現するのは、真の闇。その中で怪が来たるのを待つ……というのが、本式の百物語なわけです。
……どうです、どなたか、やってみませんか?
●今日のノベルゲー
■ナルキッソスWeb版が公開を開始しております(STAGE NANA)
ねこねこソフトの片岡とも氏による同人ゲーム、ナルキッソスが公開中。
名作、銀色の第一章現代版といった趣の模様。
……ってことは容赦なく暗いわけだよな……
ストーリー紹介にも
>現代、暗い、主人公とヒロイン、どっちも死にます。
と。
素晴らしい。これはやるしかあるまい。
ってことでちょっと逝ってきます。
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