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2005年08月のアーカイブ
来春放送されるTBSドラマ「南総里見八犬伝」のキャスティングが出ていますな。
注目は何といっても
伏姫役には仲間由紀恵、玉梓/妙椿の二役には菅野美穂、と実力派女優が名前を連ねます。この二人の姫君の対決もドラマのみどころとなります。
でしょう。
菅野美穂といえば、三輪ひとみと並ぶ日本最強(最凶?)の心霊女優。
ホラー映画「富江」での演技は素晴らしいものがありました。富江天井張りつきのシーンとかにはたまらんものが。
里見八犬伝という長大な物語の元凶となったとも言える妖婦・玉梓をどう演じきるのか、これは菅野美穂のために見る価値がありそうだなあ。
●WEB拍手レス
>成金と言えば百円札を燃やして灯りにした絵が忘れられません。
「どうだ明るくなつたろう」ってアレですな。
あの絵はインパクトありました。これが成金か! と、見た瞬間に解る傑作図かと。
>鹿島清兵衛といえば鴎外の「百物語」の元ネタの人ですね。良いなぁ、遊興。してみたいもんであります。
はい、その鹿島清兵衛です。鴎外が「傍観者」と記しているのも、「百物語」内でのことですね。
しかし当時の遊興は調べれば調べるほど凄い。同じくらい金があっても出来ないかもなあ、ありゃ。
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いやもう、圧巻でした。流石は近代日本黎明期の成金たち、色々な意味でスケールが違いすぎる。
本書の主役たちは以下の通り
・鹿島清兵衛
・鈴木久五郎
・大倉喜八郎
・岩谷松平
・雨宮敬次郎
・その他、明治大正を彩った無数の成金たち
彰義隊と互角に渡り合う程の胆力を持ち、白刃をかいくぐり、ついには近代日本産業の立役者となった大倉喜八郎、絵に描いたような「成金」であるタバコ王岩谷松平など、その生涯はひどく魅力的です。
中でもとりわけ異彩を放つのが、豪商に婿入りするも夫婦仲が上手くいかず商売人にも徹せなかった鹿島清兵衛でしょう。
清兵衛が婿入りしたのは、江戸の下り酒問屋、鹿島屋。幕府御用達であり、江戸でも屈指の商家です。本来ならば栄達の道が約束されていた清兵衛ですが、諸処の問題が重なり、商売に対し熱意を喪失。腐っていたところ、番頭の薦めにより、美術品や工芸品に熱中することになったようです。
元々蔵に眠っている骨董品や工芸品で審美眼が鍛えられていた上、清兵衛には天性の器用さをあったようです。おまけに桁外れの財力があったのだから鬼に金棒でしょう。
そして清兵衛は、当時最新のテクノロジーであった写真にはまりこみます。これがまあ、並大抵の入れ込みではない。写真館を建立するわ技術者を欧羅巴に留学させるわ、逆に技術者を招くわという徹底ぶり。日本近代の写真は、清兵衛によって発展したと言っても過言ではありません。
当時評判の芸妓、ぽん太を得てからは凄まじい遊興を重ねます。
明治時代に京都まで列車を仕立てて、お座敷列車へと改装し、さらには当時最高峰の料理人や音楽家を招いて移動大宴会を催したというのだからまあ、生半可ではない。こんな金の使い方、当時の「成金」しかしませんし、出来ませんよ。現代のIT長者ではやれと言ってもやらないでしょうし、世間もそれを許容しますまい。
ただ、本書によると、清兵衛は遊興の真っ最中でも、どこか遠くにいるような佇まいで冷め切っていたようです。傍観者をもって自認していた鴎外が「同類」と感じているほど。実際に、当時の一般的な成金と違って、自分から率先して騒いだり金をばらまいたりするなどということは無かったようです。
今に残る写真を見ても、線が細く神経質そうな面持ちをしてますな。成金、という言葉をイメージするのが難しい面構えです。
あまりの遊興ぶりに本家から離縁されてからは没落の一途。子供を養子に出さねばならぬほどの貧窮ぶりであり、流転の末に家族は崩壊し、1924年に死去。最後まで共にあったぽん太も翌年没しています。
凄まじい豪遊→凄い勢いで没落して世間から忘れられる、というパターンを辿った成金は山ほどいますが、今になって彼らの生涯を見直すと、そこには、そこはかとない滑稽味があります。
おそらく、成金を見て羨望と共に滑稽さを感じる心理は当時の人々にもあったのでしょう。だからこそ、彼らは嘲笑されながらも、劇画化され愛されたのです。
ですが、清兵衛にはその滑稽さが無い。心の隙間を埋めるための手段として豪遊をしながら、最後の最後まで傍観者でしかなかった清兵衛。高いインテリジェンスの持ち主であった彼の生涯は、成金という言葉のイメージとは程遠い寂寥感に包まれています。
そこが寂しくもあり、また同時に興味をひくところでもありましょう。
清兵衛の話ばかりになってしまいましたが、当代きっての碩学、紀田順一郎による博覧強記の記述も健在。
近代の成金たちの、まるで泡沫の如き生き様に浸るもよし、国家と彼ら成金との関係から、近代国家に成立について思索するもよし。
読みでのある良書です。選書サイズなので分量、お値段も手頃。
お勧めですよ。
……しかし大倉喜八郎のように、幕末から明治を生き抜いた人は凄い面構えしてるな。本当に自分たちと同じ人種なのかと思うほどだ。時代の違いかなあ。
●WEB拍手レス
>しかしUMAて嘘くさいですけど何かときめくものがありますね。個人的にメガロトンが生きていたら最高です
>巨大生物は堪りません……!
全面的に同感です。UMA、嘘くさいんですが、やっぱり浪漫がありますね。
メガロドンいいなあ。海の底にいないかなあ。
●今日のUMA?
■テキサスで「チュパカブラ」捕まる?(Tokyo Fuku-Blog)
テキサスでチュパカブラと思われる生物が捕獲されたそうです。
チュパカブラとはUMAの一種で、1995年前後にプエルトリコに出現。
その宇宙人めいた姿と、動物の血を吸うという行動から、オカルト界のスターとなりました。
詳しい解説を見ればその怪しさが解っていただけるかと。
ちなみに目撃者によるスケッチが

こちら。
怪しすぎますね。
そのチュパカブラが捕獲されたというのだからこれは放ってはおけない。
しかしですね、写真見る限り
これ、どう見ても皮膚病の犬だと思うんですが……
そもそも、チュパカブラ自体が都市伝説の類なんですね。
チュパカブラが残した死体というものも警察と動物学者によって調査されています。「血が抜かれていた」という噂に反して、血液は体内に残留しており、さらに噛み傷は野犬のもの、という結果でした。
チリでチュパカブラによる家畜被害が起きた際も、農業畜産局の調査により「野犬の被害であった」と結論されています。
そもそも「家畜が血や内臓を抜かれて放置される」という構図、まるっきりキャトル・ミューティレーションと同じです。
キャトル・ミューティレーションにしても、野犬や鳥などが、家畜の遺体を食い荒らしていたというのが真相でした。
ここに来て何故またチュパカブラの噂が出てきたかは解りませんが……まあ、今回は噂の沈静化も早そうです。
創造論というものがあります。
大まかに言ってしまえば、生命は全て神が創造したものであり、進化論は正しくないという主張でして、一時は米国を席巻しました。科学教育に「創造科学」なるものを取り入れようとした試みも何度も行われています。幸いにして、それらの殆どは潰えていますが。
ところがこの進化論、装いを変えて近年復活してきました。
それがID説です。IDは"Intelligent Design"の略ですな。本日(8/28)の読売新聞朝刊でも取り上げられていたのでご存じの方も多いかと。
物凄い荒っぽく要約してしまえば、全ての生物の複雑な構造は、「高度な知性」の手によって初めて完成するのあって、自然選択などによって進化したものではない、というような考え方です。
根本にあるのは、設計を調べる事によって、あるものが知性ある別のものによって作られたのかそうで無いのかを判別する事が出来るという発想ですな。
ID説の支持者は、「生物の構造はあまりに複雑であり自然淘汰により進化してきたとは到底考えられない。高度な知性ある存在によって設計されたに違いない」と主張しています。
この主張からして、ID説が神による創造を公に語っていないだけの創造論なのはお解りいただけるかと。
さてこのID説、提唱されたのは80年代後半ですが、90年代後半に入ってからかなりの勢いで広まっており、今世紀に入ってからは、アメリカの一部の州で教育に組み入れられるほどになっています。科学雑誌Natureや懐疑主義の総本山CSICOPもしばしば取り上げていますな。
そういう思想を信じて主張するだけなら別にいいんです。どんな思想を信じようと個人の自由ですし。
問題なのは、ID説を自然科学として教えようとしている点にあります。
まず、自然科学は思想ではありません。
自然科学の根幹にあるのは反証可能性です。いかなる説であれ、実験なり何なりによって検討され、棄却され得ます。当然進化論だってそうです。
ですから、自然科学によって得られる結論は、突き詰めれば
そこには、信じる、信じないという発想が存在する余地はありません(そういう意味で、自然科学と人文科学を同列に論じるのは愚かな行為です。それぞれ、カバーしている領域が全く違いますからね)。
そしてID説は自然科学ではありません。
高度な「知的存在」などというものを想定している時点で、失格です。反証不可能な仮説ですからね、高度な知的存在なんてのは。
それに「知的存在による設計」なんて概念を認めたとたん、どんな証拠を持ち出したって「それはそう設計されたからだ」で終わってしまいます。ハエと人間では50%以上の遺伝子が類縁性を示しますが、それを進化の証拠と考えずに、「設計図の使い回しだよ」と答えられてはどうしようもないですよ。
自然科学で無いものを自然科学として教育するのは、愚かどころか危険です。ID説支持者のやっていることは、本質的にルイセンコ論争と何ら変わりがありません。
「進化論には科学的根拠がある」と理解するアメリカ人は僅か35%という、恐るべき調査結果もあります。
これからまあ、どうなることやら。頭が痛い。
もっとも、ここで「これだから米国は」と批判しているだけでは思考停止も当然。批判するだけなら誰でも出来ます。
幸いにして本邦では創造説、ID説の支持者は少数派です。
が、ですよ。同程度に思想を無批判に受け入れてしまっている人が結構な数いる、という可能性は十分ありましょう。一度、自分の信じている事柄を冷静にチェックする必要があるかもしれませんね。
しかし「進化論教育についてどう考えるか」に対して、「様々な考え方を教えるべきだ」と答えたブッシュ大統領はマジでどうにかしてくれ。ちなみに発言のソースはこちらです(英語)。
●WEB拍手レス
>マッドサイエンティスト・カフェ!? 行きたいっ! というか、むしろ働きたいって感じですっ!
働きたい、ときましたか! うーん、矢張りマッドサイエンティストというのは甘美な響きなのですな。いいよなあ、狂気の科学者。
ヘロヘロなんでおとなしくしておきます。体力落ちたなあ。
JGCでやったこと
・アルシャードff。
・Psykaくんや小太刀や加納や三輪さんとかとダベる。
位だったり。
あ、帰りに寄ってきた一蘭ラーメンは噂にたがわず美味かったです。今度はスープこってりでいこう、うん。
……でも辛子は減らさないとな。
●今日の怪しい科学
なんじゃこりゃ。
いや、マッドサイエンティストって響きは大好きですが
それは白衣着用で眼鏡をかけた理系研究者(ルビ・マッドサイエンティスト)の方々にお茶を運んでいただき、あまつさえ同席し、各々の専門分野について熱く語っていただくというコスプレ・カフェ。
ってのはどうなんだと。
関連して理系BAR Fermi Laboratoryもあります。
……もしかして需要あるのかなあ、こういうの。
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ナチス、ホロコースト問題に関する最良の入門書であり、基本文献の一つです。
アウシュヴィッツ強制収容所についての基礎事実と、アウシュヴィッツ――というよりも、ホロコーストを無かったことにしようとする人々、通称「修正派」への反論を収録。
タイトルにある「アウシュヴィッツの嘘」とは、アウシュビッツで行われたユダヤ人虐殺を無害化し、否定し、歴史を偽造しようとする試みのことですな。
世界的に見られるこの種の動きに抗するため、著者は第一部でアウシュヴィッツの通史と論点を手際よくまとめ、第二部では修正派の論点をまとめ、一つ一つ検証・論破してゆきます。
感傷的にも感情的にならず、淡々と事実を積み重ねてホロコーストに向き合うスタンスのせいか、内容は非常に重い。
修正派の論旨を一々丁寧に検証してゆく第二部など、いわゆる「論破」の爽快さは欠片もなく、ただただ重苦しさがつのります。久しぶりに読んでいて居住まいを正されるなあ、と。
印象的なのが「何故この種の本が必要なのか」という問いに対する著者の答え。少し長いですが以下引用。
文中の、「ロイヒター・レポート」というのは、米国人エンジニア、フレッド・A・ロイヒターが1988年に刊行した、強制収容所の「鑑定書」です。修正派にとっての基本文献の一つ。
私が思うに、こうした対決を避けて通るわけにはいかない。なぜなら、『ロイヒター・レポート』の本来の読者である右翼急進主義者たちはどんな反論にも耳を貸さないが、それ以外の多くの人間がこうした書物に出会った場合、きちんとした反論がないと不安に陥るからである。このレポートを詳細に検討したヴェルナー・ヴェークナーが強調しているように、こうした場合、いくら道徳的・政治的な主張をふりかざしても「こちら側の論拠が薄弱なのではないかという印象を植え付けるだけである。このディレンマを避けようとすれば、絶滅収容所のありさまとそこで起きたことを余すところなく解明しようとしなければならない。」
『アウシュヴィッツと<アウシュヴィッツの嘘>』P94
慧眼です。
実際のところ、ホロコースト問題に限らず、ある種のドグマを信じている人々を説得するのはほとんど不可能に近い。
重要なのは、彼らの論に惑わされる人を出来る限り減らすべく、事実に基づいた的確な反論を行うことなのでしょう。
第三章として、訳者たちの論文を収録。1995年に起きた「マルコポーロ事件」の際に書かれたものが大半です。
参考資料も充実。英語やドイツ語のものの他、日本語で読めるものも補填されています。本書が最初に出版されたのは1995年ですが、それ以降の資料も載せているあたり良心的。新書サイズでこういうことをやってくれるのは素晴らしいですな。
物理的にはコンパクトでも、内容は濃く、重い本。
読んでおいて損はないでしょう。
●WEB拍手レス
>ルルイエ、吹きました。まさかそうくるとは。これで狂気山脈や南極にある巨大な穴があれば完璧です。
当然そこらへんも探してみました。南極は解像度が低かったのではっきりとは見えなかったのですが。
……つまりあれだな。米国が提供している衛星画像で解像度が低いということは、南極には本当に何かが(ry
>K住職1を見て「ブラックロッド」のガンボーズを思い出したのは自分だけでない筈……
私も思い出しました。
住職強すぎ。
>ルルイエキター センスいいですな。毎度毎度。
有り難う御座います。センスいいって言われることはまずないので、嬉しいですね。
一時期話題になったGoogleMapsとGoogleEarthで遊んでるのですが、いやいや、ここ最近のデータの充実ぶりは凄いですな。
ネットで話題になっていた六月頃からさらに情報が増えています。国内でも関東圏はかなり対応していますね。最初は23区内位だったんだがなあ。
せっかくなのでオカルトや伝奇ネタ好きとして欠かせない所に行ってみました。
で、そこから幾つかピックアップ。
画像が多いのはお許しくださいな。
なお、以下の場所を探す際に、激しくお勧め! Google Earthさんのkmlファイルを使用させていただいております。有り難う御座います。

我らがエリア51。
矢追さん、出番です。
そして
エリア51近くの魔法陣。
……これ、何のために作ったんだ? 今にも何か出てきそうだ。
マリーマン。
1998年にオーストラリアで発見された、全長4キロにも及ぶ巨人図です。
いつ、誰が、何の目的で作ったかは一切不明。
UMAファンの大定番、ネス湖。
こうやってみると長細いなあ。
おまけでルルイエ。
南緯47度9分、西経126度43分だからこの周辺ですな。
時が至れば此処からクトゥルーがっ。
あと右上の方のマークはイースター島です。
なお、GoogleEarthはこちらでダウンロードできます。
より詳細な情報が欲しい方は、NASAによる3D地球儀ソフトNASA World Windをどうぞ。米国国内なら道路一本まで表示出来ます。
ただまあ、かなり重いので普通に遊ぶにはGoogleEarthやGoogleMapsのほうがいいかも。
●WEB拍手レス
>……花子さんの話、マジで怖すぎです!これはニューウェーブな怪談ですな。顰蹙買いそうですが。
怪談というより「東京伝説」の類ですよね、最早。
しかし確かに顰蹙買いそう……
●今日の怪談
いわゆる怪談・都市伝説・怖い話というものの大半は後味の悪い終わり方をするものです。が、その終わり方を爽快なものとしてしまおうという、素晴らしい逆転の発想から生まれたスレのまとめサイト。
例えば、有名な「凍死を防ぐために、山小屋で四人が部屋の四隅を回って肩をたたき合う。本来なら五人必要なはずなのだが……」というタイプの怪談。
改変するとこうなります。
「道路を走っていたら奇妙な女をみかけて、気付いたらリアウィンドウからその女が覗いていた」タイプの怪談改変が素晴らしい。頭文字Dかよ。
あと花子さんはガチで怖い。
<参考リンク>
死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?
怪談の登場人物がむやみに強かったら……という漫画「でろでろ」
●今日の国防
ちなみにイージス艦とはイージスシステム搭載の水上戦闘艦の総称です。
しかし「イージスシステム」って凄い名称だよなあ。伝奇ものやヒーローものに出てきても全然違和感ない名称だ。
実話怪談方面で有名な、いたこ28号氏による、真帝都百物語2005Zが開催されるそうです。
以下引用。
9月10日(土)19時怪演・20時開催
参加資格:怪談を愛する地球人ならOK。
基本的には順番に怪談を語ります。
ネタが無く聞くだけの参加もOKです。
▼参 加 費:4500円(会場&ジュース代等込み)
▼場 所:東京某旅館宴会場
仮眠部屋(男女別)・風呂・トイレ有り
▼注意事項:禁酒・禁煙(ただし喫煙室有り)
未成年は不可・宇宙人不可(霊はOK)
▼参加人数:先着44名+妖精3名
参加枠はまだ余っているようですので、怪談好きな方、あっちの世界が好きな方など、行ってみてはいかがでしょうか。
私も行こうかな。
●今日の空は良い
ラプターとスーパーホーネットとEF2000か……性能考えたら選択肢は無いような気がするんだが……
●WEB拍手レス
>以前に蝗は食べたことがありますがあれは意外と美味しかったです。あと蛆も結構な食料になるとか。
蝗は田舎から佃煮を送ってもらっていた時期がありましたが、美味ですね。足と羽根が口にひっかかるのが難点です。
蛆は意外と食べられているようですねー。チーズやら煎ったのやらがあるとか。
講談社BOOKCLUBによりますと
邪魅の雫/京極夏彦/1,208/9/22
とのことです。
9/22かあ。丁度一ヶ月ですな。
塗仏、陰摩羅鬼といまいちでしたが、今度こそ期待したいところです。
頼むぞー。
苦手な方はご遠慮ください。
念のために書いておきますと、昆虫食というもの自体は栄養バランスにおいて非常に優れており、世界各地で熱心に研究されております。
アジア圏においては未だに食べられていますし、重要な文化でもありますな。
●今日の飲食料
■ナメクジの缶詰 ガーリック&ハーブ味(ページ下部)(インフラファイト)
お、恐ろしいものもあるもんだ……
「ナメクジを自然のままにパッケージしました!」じゃないっての。振るとちゃぷちゃぷ音がするらしいですし。
注意書きの"DO NOT ADD SALT !"には笑いましたが。
とはいえまあ、昆虫食においてナメクジを使うことは結構あるようですな。ナメクジは昆虫じゃありませんがそれは置いておきます。
こちらでも食べていますし。
ただ、ナメクジを食べた男性、瀕死の重傷に、というニュースもありました。
日本でもナメクジを常食していた男性が、ナメクジの寄生虫である広東住血線虫により死亡するという事件が起きています。脳にびっしりと広東住血線虫がたかっていたそうな。くれぐれも生食は避けてください。
しかし、まあ、ナメクジ缶詰は序の口。世の中には我々の想像を絶する昆虫食、というよりグロテスク食というものが存在します。
アオイソメの躍り食いだの、虫の体液だの、ゴキブリの刺身だの……
そのようなものばかり扱うのが、知る人ぞ知る、NBCの名物番組「Fear Factor」で御座います。
Fear Factorそのものは、「挑戦者が過激な課題をクリアしていって、最後まで勝ち残った人が賞金を得る」という解りやすい番組なのですが、その課題の一つに昆虫などをベースにしたグロテスク飲食料を食べるというものがあるのです。
内容はまあ凄まじいの一言。
あ、以下のリンク先は人によってはグロ画像なのでご注意ください。
・エスカルゴを躍り食い
・巨大なソーセージに各種の幼虫を混ぜたworm sausageを食し
・驚異のウデムシ食をこなし
・果ては芋虫をミキサーした液に蜘蛛をブレンドしたカクテル
とまあ、まさによりどりみどり。
特にworm sausageのグロさはただ事ではない。鉄鍋のジャン真っ青ですよ。
tomato wormを食べるという、ほとんど荒行に近いものもありました。tomato wormの画像はこちら(人によってはグロ注意!)。食べると汁出まくり。
日本でも放送して欲しい気もするが……難しいだろうなあ……
●WEB拍手レス
先日本日と、常より多く拍手をいただきました。有り難う御座います。
ところで、本日の19時にメッセージをいただいたのですが、文字化けしてしまっていて読めませんでした。お手数ですが、今一度の送信か、コメント欄の使用をお願いいたします。
池袋のナンジャタウンで、本日から恐怖体感アトラクション「ノロイ」が始まったみたいです。
怪奇大好きな癖にビビリの私はこういうタイプのアトラクションは苦手なんですが、心惹かれるのもまた事実。行きたいような行きたくないような。
関連して、映画「ノロイ」の公式サイトはこちら。本日から公開してます。
怪奇実話作家が主人公のホラーということで注目しているのですが、さてはて、その出来やいかに。今月一杯は余裕あるし、見てくるかな。
●今日の売り物
おお、楽天で売ってるんですね。業者さんや専門店行かなくても入手出来るのか。いい時代だなあ。
お勧めは

頭部六分解デラックスモデル。
きちんと半側露出しているところがプロ仕様ですな。
●今日の東方シリーズ
■Chaotic Unknown氏のゆかりんが格好良すぎる件(deviant art)
いつもながら素晴らしいです。彩色版に期待。
咲夜さん可愛いよ咲夜さん。
最後のコマのレミリアの表情が実にいい味。
●今日の昆虫
■地下鉄のマンホールから大量のゴキブリ(ゴキブリ動画につき注意)(CLUB-FC)
えーと、ゴキブリが映っている動画のため、苦手な方はご注意ください。
マンホールの下にこういう昆虫が山ほど潜んでいるのは結構あるようですな。下水道を調査していたら、壁一面をゴキが埋め尽くしていたという例を聞いたことが。
●WEB拍手レス
>一話五分くらいかけて話し100話めになった頃には日が昇ってしまったという話を聞きました>百物語
1話平均5分として、1時間あたり12話。1時間に10分ほど休憩入れるとしたら、100話語る頃には9時間30分経過してるわけですか……色々トラブルもあるだろうし、10時間以上はかかると考えると、確かに夜が明けてしまいますな。特に夏場は日の出日の入りの時間もあるしなあ。
実際はなかなか厳しいのでしょうか。
さらりと。
●怪異的ニュース
お札やら何やらを獣の刻印や悪魔の印とした例はたくさんあるが……今度はこれか……。止まるところを知りませんなあ。
そういえばゴルバチョフ元書記長の頭の染みを、悪魔の証拠としていた人もいました。トンデモもいいところだよなあ。
夏も終わりに近づいてまいりました。
さて、夏といえば怪談が名物。そして怪談の花形といえば、何といっても百物語。
そこで今回は「誰にでも出来る百物語」と題して、百物語の正しい作法について書きましょう。
まず第一に準備すべきは場所です。
百物語は夜を徹して行うのが基本。さらに結構な人数を集めねばなりません。
夜を徹して声がしていても大丈夫な場所というのはなかなか確保が難しい。人里から少し離れたバンガローなどが理想的です。あとは青少年会館などでしょうか。学生さんなら、学生会館のような施設を使うのも一手ですな。
夜の校舎やお寺を会場にすると雰囲気満点ですが、色々な意味でお勧めしません。
次に用意するものは道具。
絶対必要なのは
・灯心百本
・灯油
・灯油皿
・青い紙を貼った行灯
・鏡一面
の五種類です。
ここでいう灯油は、菜種と綿実を元にした、江戸時代に用いられていたものです。現在我々が使っている灯油とはまるっきり別物なのでご注意を。
で、最後に必要なのは語り部たち。人数が集まらないと百もの物語を語るのはなかなか大変です。
お友達やそうでもない人を集めましょう。時々人ではない何かが居たり、人数がいつの間にか増えたり減ったりしているかもしれませんが、あまり気にしない方向で。
ではいよいよ本番です。
理想的には新月の夜、それが不可能でも出来るだけ月明かりがない夜を選びましょう。
あ、携帯電話の電源は切っておいてくださいね。出来れば電源を取り外しておいた方がいいです。そこまでしても電話かかってきたりしますが、出来るだけ無視してください。あと、窓を開けて外を覗いたりするのも危険。
灯油を満たした皿に灯心を百本(重要!)放射状に差し並べ、行灯にセットして、灯心全てに火を灯す。で、この行灯を百物語を行う部屋から一部屋隔てた所に置いておき、その横に小さな机を並べ、鏡を立てかけます。
ここで大事なのは、刃物をまとめて遠くに片付けておくことですな。守り刀、という言葉もあるように、刃というものは怪異を招く差し障りとなります。
そして円坐になって、一人一人怖い話をしてゆくと。
ちなみに、百物語を行う部屋には、明かりはありません。
一話終えるごとに、語り手は席を立って、別室にある灯心を引き抜き、さらに横の鏡で自分の顔を確かめます。
この時何かが映っていたり、部屋間の移動の際に何だか良く解らないものを見てしまっても声をあげないこと。
灯心は一話ごとに減ってゆき、それに連れて明かりも薄れてゆきます。
そして百話を語り終え出現するのは、真の闇。その中で怪が来たるのを待つ……というのが、本式の百物語なわけです。
……どうです、どなたか、やってみませんか?
●今日のノベルゲー
■ナルキッソスWeb版が公開を開始しております(STAGE NANA)
ねこねこソフトの片岡とも氏による同人ゲーム、ナルキッソスが公開中。
名作、銀色の第一章現代版といった趣の模様。
……ってことは容赦なく暗いわけだよな……
ストーリー紹介にも
>現代、暗い、主人公とヒロイン、どっちも死にます。
と。
素晴らしい。これはやるしかあるまい。
ってことでちょっと逝ってきます。
久しぶりにネタが出てきたので東方SS書いております。
花映塚も入手出来たことですし。
ところで最近、東京都が、首塚などを都の指定遺跡から外そうとしているとのニュースがありました。さぼり記さんが、これについて言及されていますが、その中での一節
が、その一方で、今までは「そういう場所だからちゃんとしないと祟るよ」というのを都が保障していた、ということでもあるわけで、その「縛り」を都が取っ払ったら、その後ナニが起きるのかな、というのはちょっと興味深くはある。
に深く頷いた次第。
いやまあ、首塚とか四谷神社とかは笑えないレベルの噂も多いので、迂闊に指定外さない方がいい気もするんですが。
・首塚に近いオフィスは、首塚に対して尻を向けることのないような配置をしている。
・1920年代、塚を破壊して大蔵省の仮庁舎を建築したが、大蔵省内で死人や怪我人が連続した。
・終戦後にGHQが塚を撤去しようとしたが、ブルドーザーが転倒したので諦めた。
あたりの噂は有名ですね。
他にも「何かを見た」「塚をおろそかに扱ったらひどい目にあった」系の噂は山ほど有ります。
これらの噂がいつから、どのように流布し始めたのか調べるのも面白いかもしれません。帝都物語によって将門がメジャー化してから、一層噂が広まったりしていないだろうか。
何はとまれ、今後どうなることか。要注目です。
ゲストが「新耳袋」の木原さんだった模様。あー、やっぱ行けば良かったなあ。
聞いた話では福知山線事故の怪談がもう流布しているとか。今の内に記録しておくと、怪談や都市伝説の成立の過程が詳しく解って興味深いかもしれない。
●今日の怪異的世界
■UMAファン ~ 未確認動物(お勧め)
BLOG形式で更新されている、硬派UMAサイト。
ハイペースで更新されており、掲載UMAは現時点で200種類以上。
ネッシー、モケーレ・ムベンベといった大メジャーから、オハイオ川のカエル人間といったキワモノ、グレンダリー湖の怪物のようなマイナーUMA、さらには絶滅動物や都市伝説までも扱っており、おそろしく充実したページです。
データ量では国内のUMAページの中でもトップクラスでしょう。下手なUMA書籍を買うよりよっぽどお勧め。
名前の所に英語での綴りがちゃんと書いてあるのも素晴らしい。海外の文献に当たるとき、これがあると無いとでは雲泥の差です。
いや、本当、UMA好きにはたまらないサイトです。
毎日チェックせねば。
さて、世界には様々なUMAがおりますが、とりわけ怪しい(色々な意味で)のがGoatmanです。
目撃者のスケッチはこれ

見た目からして怪しすぎます。
そもそもGoatmanなのになんでヒツジの頭してるんだよと。
軍の遺伝子実験により生み出されたという噂もまたよし。そうでなくては。
ところで、上記のGoatmanが目撃されたのはカリフォルニア州。実はメリーランド州にも、GoatmanなるUMAの噂があります。
身長180cm、輝く紅い瞳にぼさぼさ髪という風体。カリフォルニア州のものとは違って、下半身が羊の形態をしているそうです。
想像図はこちら。
目撃証言もかなり生々しいですな。最初に目撃されたのは1957年。ガーナー夫妻が、車道を走るGoatmanを目撃しています。
続いての目撃談は1971年11月。メリーランド州ボウイに住むエイプリル・エドワードは、裏庭で大きな生物を目撃しました。
その直後、愛犬が失踪。翌朝、愛犬の首だけが発見されています。
同月17日、キャシー・エドワードとその友人たちが、トロッコを持って森の中に消えてゆく人型の生物を目撃しました。
犬の頭が置かれていたという話から一人歩きしたのか、こちらのGoatmanは切断されて遺棄された動物の死体と関連して語られることが多いようです。
研究者の間では、年老いた隠者が正体だったか、あるいは都市伝説の類とされていますが、ヒツジ男と切断された犬の首というコンボは想像すると結構気味悪いものが。
ネッシーやシーサーペントには居て欲しいものですが、こういう気味悪いモンスターは個人的に勘弁。怖いって。
まずは、天日録さんの8/12分、「達人との遭遇」をご覧ください。
……読みましたか?
「達人との遭遇」、これって新耳袋や東京伝説に載ってても違和感ない話だなあ。途中までは「ちょっと奇妙な話」なんですが、最後にちゃんとそれっぽいオチがつくあたり素晴らしすぎる。
日常に忍び込む“何か”→“何か”の異常性の認識→“何か”の消失、と。きっちり怪談や都市伝説の構造を持ってますよ。偶然の体験とは思えない見事さ。
それに脚色次第ではエライ怖い話になりますよ、これ。
ペットボトルを頭に乗せているのがおじさんだからユーモラスなのです。
想像してみてください。
350mlペットボトルを頭に乗せているのが、長い髪の毛で顔を隠した痩せ細った女性だったりしたら?
おじさんのままでも、350mlペットボトルに入っているのが、何だか良く解らない、ドロドロした赤い液体だったら?
考えてみたら怖くなってきたので、実際にそれっぽくしてみました(田中天さん、ご迷惑でしたら一言お願いいたします。削除致しますので)
ライターのTさんの体験である。
喫茶店でくつろいでいると、一緒にいた友人の一人が血相を変えた。
ひどく驚いた表情だったという。
「何事ですか?」
「振り返ってみてください」
振り返るとカウンターがあり、店員が注文をとっていた。
注文しているのは中年の男性。どこにでもいる会社員といった様子だ。
別に普通じゃないか……とぼーっと見ていると、奇妙なことに気付いた。
頭の上に何かある。
目をこらす。
ペットボトルだ。
男性の頭の上にペットボトルが乗っている。ちょうど350mlが入るサイズ。
奇妙なのはそれだけではない。
ペットボトルには、真っ赤な液体がみっしり詰まっている。液体は先ほどから微動だにしない。
トマトジュースだろうか? だがそれにしては、粘っこくどろりとしすぎている。蓋を開ければ臭ってきそうだ。
なぜかTさんは、血を連想したという。
唖然としたTさんたちが見る中、その男性は飲み物を受け取ると二階席へと向かった。
「俺ちょっと見てくる」
トイレに行こうとしていた友人が立ち上がり、男性の後を追う。その間に、Tさんはカウンターに駆け寄った。
「ね、ね、アレ、どういうこと?」
「ええ、たまに来ますね」
「接着剤か何かで固定してるの?」
「わかりません。何度見ても」
「あのボトルの中身なんだけど……」
「それも全然解らないんです」
「そうなんだ……」
「払いは普通ですし、変なことしたりもしません。ただ、狙いがまったくワケわかんないんですけどね」
「どうもありがとう。……ジンジャーエール追加」
「承知いたしました」
テーブルで騒然としていると、二階にあがった友人が戻ってきた。なぜか顔が青い。
「どうした?」
「……いないんだよ」
「いないってお前……」
友人の話によると、二階にあがったところで男性を見失ってしまったという。さほど大きい喫茶店ではない。一目で室内を見渡せるし、二階出口などはもちろんない。
「何なんだかなあ……」
気を取り直してジンジャーエールを飲もうとすると、何か妙な臭いがした。
(何の臭いだ?)
不思議に思ったTさんがコップに鼻を近づけていると、お冷やを飲もうとした友人がわっと悲鳴を上げた。
「今度は何だよ」
ぼやきつつ目を戻したTさんは絶句した。
テーブルの飲み物が全て真っ赤に染まっている。ペットボトルに入っていた液体と同じようにどろりともしている。匂いをかぐと血のように鉄臭い。気づけば、Tさんのジンジャーエールも、真っ赤になって鉄錆の臭いを発していた。
勿論、そんな飲み物を注文したはずがない。
Tさんたちは、そのまま何も言わずに喫茶店を後にしたという。
……あれ、何か違うな。
しかしまあ、羨ましい体験だなあ。その場に居た(と推測される)人に心当たりがあるので、実際どんな感じだったのか聞いてみよう。
歯痛と、それによる熱のせいで行けませんでした。
残念。
明日明後日はどうしようかなあ。
●今日の怪異的話題
見ての通りのサイト。
こういう形での悪意の発露は真剣に怖いな……
リンク先で使っているカウンターはここで作れます。
といいましても1921年から2020年までですが。
昔100年カレンダーが売り出された折には、自殺者が数名出たという噂もありましたな。与太話ではありましょうが。
いっそケタ違いの100,000,000年カレンダーとかどうだろう。生物の進化とか付して。
●今日の怪異的情報
怪談雑誌「幽」の連載でファンになった、伊藤三巳華さんのブログ。
更新頻度は月1位のようですが、チェックしておくということで。
しかしこの人の絵柄はいいなあ、好みだ。
大賞受賞作「歌舞伎」、優秀賞「連れて行くわ」、「乗り移るもの」という結果。
謎めいた放送系の「歌舞伎」も良いのですが、個人的に「乗り移るもの」がお勧め。これ、語りで聞いたらかなり怖そうです。
来年は応募しよう、うん。
怖いって。
しかしドナルドは怖い。本当に怖い。夜道でばったりドナルドに出会ったりしたら、子供でも大人でも泣いて逃げ出しますよ。人によってはその場で攻撃開始してしまうかもしれない。
ドナルドがなぜこんなに怖いのか考えるために、ドナルドの持つ要素を抽出してみます。
<参考画像>

【ドナルドの構成要素】
・ピエロ眼
・赤、黄、白という配色
・張り付いた笑顔
こうやってみるとやはり、あの張り付いた笑顔が怖すぎるのですよ。人間は理解不能なものを恐怖するといいます。
ドナルドの笑顔は本当に理解出来ない。何というか、頭からバリバリ子供を喰っても笑顔でいそうな印象がある。どんな感情なのかも全く解りませんし。
白塗りの顔、赤い頭、模様の入った眼といったドナルド装束は、中身が何を考えているか覆い隠してしまいます。まさにドナルドマジック。怖いはずだわな。
というわけで夏ならではの肝試しや怪談を控えた皆さん、今年はドナルド風の化粧をして、あの張り付いた笑顔をしていれば大好評かもしれませんよ。怖がらせる前に追い出されてしまう気もしますが。
あ、道化恐怖症と呼ばれる症状もあるので(海外には道化恐怖症の方々のコミュニティもある)、それにはご注意を。
【ドナルドリンク】
道化恐怖症
ドナルドの噂
深夜の道路上に500体のドナルド人形
●WEB拍手レス
>死霊たちの宴というゾンビ小説を読んでいたため話題がタイムリーでした。
>しかし銃、食料、安全な建物が揃っていてもゾンビの溢れる世界特有のストレスには長く耐えれそうにもないと感じます。
確かに、ストレスが一番の難敵でしょうなあ。
立てこもった人間同士もストレスで争いを始めそうだ。
これが少年少女ばっかりだとまるっきり「蠅の王」になったりして。
抜いてきたので今日は大人しく寝ます。
うおー、口腔右奥がじくじく痛む。血の味がする。
そういえば歯科技術が確立されるまでは、親不知や虫歯を抜くというのは一大事だったようですな。
前に少し調べてみたんですが、患部の歯に糸を巻きつけ、もう一方の糸の先を木の杭に巻きつける。で、数人がかりで引っ張って歯を引っこ抜くという恐ろしい所業もあった模様。
貧血気絶は日常茶飯事、死者が出るのも珍しくなかったそうな。
いや、恐ろしい話だ。
●今日の色々
Shamrock's Cafeさんの記事(8/10)をご覧ください。
……いや、しかしそうかあ、「何か」「伺か」「偽春菜」も、もう昔の話なのかあ。
色々とネットでの話題もさらったものですが。本家春菜とかどうなったんだろ。
なお、私が使用していたゴーストは千郷さんでした。
……そこ、やっぱりとか言わない。
From dusk till dawnさんがVIP板のショッピングモールでゾンビに囲まれたを紹介しておられます。
季節柄か、イレギュラーエレクトロンさんもゾンビ映画特集してますな(8/5)。
さて、実の所、この手の「ゾンビに囲まれた街に自分がいたらどうするか」的スレは古典中の古典でありまして、オカルト板あたりにはかなりあるんですな。
で、本日はその中でも古典的なスレをご紹介。
オカルト板初の「ゾンビに囲まれたら」スレッド。
途中からゾンビについて真剣に語るスレになっております。
映画「ゾンビ」の如く、街中にゾンビがあふれた状況をシミュレートしたのはここが最初かな? こちらもオカルト板初期のスレッドです。最初の方はグタグタですが、90-120あたりなど、良質なレスもそれなりに。
基本的にロメロ・ゾンビを想定しているようですな。個人的にはサンゲリアのゾンビの方が好きなんだがなあ。泳ぐし。
こちらは軍事板だけあって、「いかにして倒すか」「何の兵器を用いて対抗するか」に考えが向いております。
設定は
1 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/03/21 01:45
ある惑星の爆発によって特殊な放射線が地球に降り注ぎ、そこら中の死体を蘇らせてしまった。
生きている死体は人々を襲い、街中はゾンビであふれかえっている。
3 名前: 詳細 投稿日: 02/03/21 01:45
大体こんな感じで
・場所は日本
・都市機能はマヒしかけ TVは大体砂嵐、携帯つながりにくい、水道、電気も長くは持たない
ゾンビはこんな感じ
・ゾンビは動きは遅い、力は強くないがどえらい群れる
・ゾンビは生肉を狙ってくる
・頭部を破壊すると動きを止められる
・噛まれたり深い傷を負ったら自分も3日後ぐらいにゾンビに
とのこと。
いや、正直生き残れる気が全くしません。
とにかく「どえらい群れる」が良くない。これが危ない。
走るゾンビが衝撃的だった「ドーン・オブ・ザ・デッド」でも、主人公たちを追い詰めたのは、ゾンビによる圧倒的な数の暴力でしたな。
幾らしっかり準備して篭城しても、どっかを突破されたら殺到されてお終いだろうしなあ。
■人外達と戦うために使う「最強」の銃(以上軍事板)
関連スレ。ゾンビ(ロメロ仕様)を相手にするならどの拳銃がいいんだろうか。
しかし、実際に自分の住処(職場、学校でも可)にゾンビが溢れたら自分ならどうするか、と考えてみると中々面白い。
篭城に向いてるのはやっぱりショッピングモールか? でも日本だとショッピングモールはあまり数が無いし、規模もアメリカほどじゃないしなあ。
サイズ的には大きな国道沿いにあるホームセンターが妥当なんですが、飲食料の備蓄が心もとないところ。ホームセンターにスーパーがくっついてる形態が最高かもしれぬ。
あと意外に心強いのが理系の大学、それも生物系の研究棟ですな。
先進的な所は強固なセキュリティを完備、侵入経路は少ない、郊外にある場合なら人が少ないのでゾンビも少ない、といたれりつくせり。食料の備蓄さえ何とかすれば意外に持ちこたえられそうだ。
……まあ、私がそんな状況に放り込まれたら、秒でゾンビに食われてゲームオーバーな気もしますが。君は生き延びることが出来るか。
ちなみにメジャーなゾンビ映画からでは、バタリアンゾンビが間違いなく最強。あいつらだけには勝てる気がせん。
【関連リンク】
ゾンビTRPG、All Flesh Must Be Eaten。ゾンビ自作ルール(ゾンビもサンゲリアもバタリアンも再現可能)も有り
All Flesh Must Be Eatenの紹介ページ(Micchi's Home!)
「ゾンビ映画大事典」。ゾンビ映画ファン必須
夏です。
残暑です。
死ぬほど暑いです。
この暑さを解消するには何が必要か。
クーラー? 清涼飲料水? プール?
いやいや妖夢(枕詞)、矢張りここは夏の風物詩の出番。
そう――心霊写真と心霊動画です。
最も、心霊写真や心霊動画というものは、その大半が見間違い、錯覚、映りこみ、現像のミスなどなど……で説明することが出来てしまうもの。今のご時勢なら合成も簡単ですし、与太話にもならないものが大半なのもまた事実。

というわけで(どんなわけだ)、心霊動画やら心霊写真やらをご紹介。
かなり分量があります。ワイドショーとかで特集されてた「心霊動画」を集めていますな。
何かの映りこみや、ただの錯覚だろこれ、ってのが多いのはご愛嬌。むしろそこがポイント高い。
以下お勧め動画。
何か動いてますな。
反射か? 何にせよこれは割と怖い。
言われてみれば老人っぽく見える。
どう見ても人間だろうが。
オカ板で拾ってきました。
右端の人の上に、黄色い形の何かが写ってますな。
しかし見事に子供みたいな形してるな。
これ、その手の番組に出したら、抜け出た魂か地縛霊扱いだろうなあ。
こちらはアメリカ発の心霊写真サイト。
日本の心霊写真に多い「不気味な顔が!」といった種類のものは余り無いですな。奇妙な白いモヤが写っているものが大半です。ここらへん興味深い。
掲載されている写真には強引なものも多いが気にするな!
Demon in cigar smoke!とかはある意味感動を覚えますよ。これ、どうみても煙だろ。
奇跡体験アンビリバボー内のコンテンツ。
載ってる写真はどれも割りと良質ですな。
一番最後の写真が、斜めに繋げて顔に見せているのはまあ、そんなところかと。
【心霊リンク】
2chオカルト板 心霊ネタ多し
零~刺青の聲~発売中
恐怖の館
夏真っ盛りです。
といえば怪談。あるいは心霊写真。一時期は随分と減っていましたが、ここ最近復活の兆しがありますな。
目ぼしいのは以下の通り。
・ 8月12日(金) 9:55~11:25 フジテレビ
「こたえてちょーだい」心霊写真特集
・8月13日(土) 19:00~20:54 テレビ朝日
「ドスペ! 魔界潜入!怪奇心霊ファイル7」
・8月23日(火) 19:00~20:54 フジテレビ
「カスペ! ほんとにあった怖い話2005」(仮)
・8月24日(水) 21:00~22:54 TBS
「史上最恐心霊SP“日本のこわい夜”」
まあ、内容はどれも似たり寄ったりでしょうがそれはそれと言う事で。
●今日のUMA
2004.11開設のUMAサイトさん。
UMAサイトはここしばらく、謎の巨大生物UMAのような有名どころを除けばパッとしない印象だったのですが、此処はいい感じです。「雑誌のような」というタイトル通り、さっくり読め、かつ情報が手堅くまとまってますな。
ビッグフットやネッシーなどといった大定番から、ローペン、ステラーウミワシなど、ややマイナーなUMAも紹介しており好印象です。
サブコンテンツの「日本に住む猛獣たち」もお勧め。
●今日の読書
11月にちくま文庫の復刊フェアがあり、そのためのアンケートの模様。一人20点までです。
しかしなあ、こんなに品切れか絶版だったのか。
F・L・アレンの「オンリー・イエスタディ」「シンス・イエスタディ」は1920年代、30年代アメリカの同時代史として基本です。「乱歩の幻影」は様々な作家が乱歩の世界を模して書いた作品のみを集めたアンソロジー。試みが面白いのでまた読みたい。うわ、「ヴィクトリア朝空想科学小説」も品切れじゃないか。ヴィクトリア朝時代に発表されたSFを集めて邦訳したというアンソロジーで、そこでしか読めない作品も多いのに。ダンセイニ卿の「妖精族のむすめ」と「影の谷の物語」については言わずもがな。種村季弘「東京百話」(全五巻となってますが三巻の誤りですな)は何がなんでも復刊して欲しい。
……とまあかように、良作名作が山盛りです。皆さん是非投票を。
最近古典を読み漁っている関係で、「おあむ物語」をパラパラと読んでいるわけです。。
おあむ物語は、慶長五年(1600年)の関ヶ原の役、石田三成の大垣の城にあった一女が体験したことを記したものです。もっとも、聞き書きでありますので、成立は正徳から享保の初めの頃らしいですな。
「死化粧」のくだりが凄まじかったのでこちらに書いておきます。
また味かたへ。とつた首を。天守へあつめられて。それ/\に。札をつけて。覚えおき。さい/\。くびにおはぐろを付て。おじやる。それはなぜなりや。むかしは。おはぐろ首は。よき人とて。賞翫した。それ故。しら歯の首は。おはぐろ付て給はれと。たのまれて。おじやつたが。くびもこはいものでは。あらない。その首どもの血くさき中に。寝たことでおじやつた。
引用は、「菊池真一研究室」様内の日本語資料より。
当時は「よき人」――ここでは、ある程度以上の身分ある武士がおはぐろをしていたわけです。
で、「とつた首」で「しら歯の首」の者、つまり雑兵の首の場合は、おはぐろをつけて加工したと。こうすることによって、功名・手柄が高く買われるわけですな。
岩波文庫の「雑兵物語・おあむ物語」によれば、この当時「おあむ」は20歳前後。
20歳前後の娘さんが「くびもこはいものでは。あらない。その首どもの血くさき中に。寝たことでおじやつた」ですよ。
おあむ物語は、「おあむ」が老境に入ってから語った戦争体験談を聞いていた者が、これまた老境に入って書き記したものですので、事実誤認や、記憶の無意識の改竄などはありましょうが、それにしても圧巻です。
自分が血まみれの首だらけで血の臭いが漂う場所で寝られるかと考えたら……まあ、無理だろうなあ。
時代とはいえ、強い。
●今日の怪異的話題
いやー、いい響きです、「世界UFO大会」。
>宇宙人と交信できるという広東(カントン)省・深セン市在住の12歳の子供が特別ゲストとして参加するという。
というあたりもたまらない。主催者、解ってるな。
この際主催者の人の発言には目をつぶりましょう。祭りみたいなもんだし。
●今日の東方
2chやしたらばの東方板でご存知の方もいらっしゃるでしょうが、東方花映塚の情報が出てきたようです。
とりあえず画像での情報を。
これを見る限り、新キャラの追加とウドンゲの登場は確定のようですね。
いやー、楽しみだ。
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かの平山夢明の新刊。お馴染みの「超怖い話」「東京伝説」とは少々テイストが異なりまして、2002年から2003年にかけて平山先生がWEB公開していた日記を加筆訂正したものです。
日記と名乗っているもののそこは平山先生。虚実が明らかでない程に達してしまった人々との遭遇譚が不謹慎ながらも面白い。
・バス亭に突っ立ってひたすら爪を噛んでは吐き捨てる長い髪の女
・墓にむかって「しっかりしろ!」と叫び続ける浮浪者
・不気味な問答を仕掛けてくるアンバランスな子供
・<ぅはっ!>が口癖の個人経営なラーメン屋の店主
などなど……
正直どこまで本当でどこまでがフィクションなのかさっぱり解りませんが、読んでいて興味深いのは確かなので問題無しです。
そしてそれ以上に凄いのがテンパり具合。怪談本は夏場に集中するため、5~6月にかけて仕事が一気に襲ってくるようです。その頃になると日記の調子が明らかに変わっています。迫力が違う。
向こう側を覗き込んでしまっている感漂う記述も散見されます。狙ってやってるにしても素で書いてるにしてもたまらんものが。
問題にならない程度に引用してみましょう。
よくアパートなので隣の部屋から夏場、生ゴミの臭いがぷんぷんするという苦情がありますが、それらはほとんどが死体です。人間はかなり生ものですので死ぬと生ゴミになるわけで、特に臭いといったものが廊下でも感じる場合にはダーマーさんの時もそうでしたが大抵、下水の詰まりとか生ゴミの処理の不具合ではなく<腐乱ちゃん>なのです。
この文面が「仕事の終わりが見えてきました(意訳)」に続いて流れるように出てくるあたり、我らが平山先生は健在というところでしょう。
6/2「え~、死にそうなので」や、6/11「引き続き地獄」もこの系統であり、読ませます。
良くも悪くも夢明ファンのための一冊です。ファンなら買って損なし。
個人的には東京伝説や超怖い話よりこっちが好きです。
後、所々に挿入されたラフな絵は何か妙に神経がささくれ立つなあ。素晴らしい。
●今日の怪異

WEB拍手で教えていただきました。有難うございます。
さて、リンク先は俺様イズムさん内のエントリーの一つ。
相当に荒い画質で、男女二人組みが上の画像のような場所を歩いていますが突然……といった映像です。
で、とりあえず見てみました。
うーん……確かに問題の箇所は一見すると女性の顔に見えますね。
もっとも、周縁部の黒い部分が、目に見える部分に直接繋がっているため、ノイズの悪戯である可能性はあるように思います。私は映像方面はさっぱりなので何とも言えませんが。
そもそも合成だという可能性も捨てきれないしなあ。
映像やCGの専門家の方に鑑定して貰いたい所です。
こちらの「怪奇映像集」にある「心霊AV霊奈」、2chオカルト板でもかなり話題になりましたね。
各地で割と見かける映像です。
ご存じない方のために、とりあえず肝心の部分のみ静止画で掲載。サーバーの規約によりアダルト動画や画像は置けないため、動画はリンク先でご覧ください。
画像はこちら。
いわゆる心霊画像なので苦手な方はご注意ください。
一見すると確かに霊が写っているように思えますが、それにしては少々はっきり見え過ぎです。少なくとも私、俗に言う「心霊写真」や「心霊ビデオ」でこんなにはっきりした画像を見たことがありません。
映画「スリーメン&ベイビー」で、異様なほど鮮明な少年の姿が画面に写り込んでいた例がありますが、これは人間サイズの看板写真という小道具が偶然写ってしまったせいだということが知られています(トンデモ超常現象99の真相より)。
実際動画を見ますと、女性がシーツをかぶって仰向けに寝た状態でいるように思えますね。心霊だと断定するのには少々弱いのではないかと思います。
未確認ながらシーツが動いていたとの情報もありますし。
顔が青白すぎて不自然だとの意見もありますが、これはあらかじめファンデーションなどを厚塗りしておけばいいだけのことです。
人間ではないですかねえ、これは。
詳しい情報をお持ちの方、お知らせくださると幸いです。
●WEB拍手レス
>伝奇入門、参考になりました。挙げられていた本、何冊か読んでみたいと思います。
有難うございます。
挙げた本はどれもお勧めですので是非。
「伝奇ゲームファンのための日本伝奇入門」をHTMLにしてまとめました。
こちらになります。
ショートカットからもリンクを張っておきます。
●伝奇ゲームファンのための日本伝奇入門(3)
「伝奇ゲームファンのための日本伝奇入門」、第三回にして最終回です。
今回は1970年代から現代までを扱います。この時代の作品になりますと、流石に馴染み深いものが増えてきますね。
70年代、80年代は小説を、90年代以降はゲームを中心に取り上げます。
事実誤認や不適切な記述、この部分が物足りないなどありましたらご指摘くださると幸いです。
■1970年代/半村良の衝撃
1970年代は、60年代に定着した「異端文学」的な要素が、拡大・一般化・通俗化されていった時代と言えましょうか。
実際に、70年代初頭には、60年代アングラ文化の集大成ともいえた「家畜人ヤプー」がベストセラーとなっています。一部の好事家や目利きのためだけにあった「異端」の世界が、陽のあたる場所に出てきたと言えましょう。
その風潮を軽薄だと嘆く向きもありましたが、多くの読者が埋もれていた文化の魅力へと目を向ける契機になったことは忘れてはならないと思います。
伝奇という観点からは、1972年「石の血脈」の衝撃が圧倒的でした。
新進気鋭の建築家、隅田を襲ったのは恩師の急死と妻の失踪だった。急激な環境の変化にも負けず、自らの才を発揮しようとする彼の周りに、現実を超越した怪事が姿を見せ始める。
謎の暗殺教団の影、変容した妻、奇怪な性病と不老不死の人間、そして、人類の歴史を陰で動かしてきた秘密結社。
やがて隅田が知る脅威の現実とは……
とまあ、そういう作品です。
序盤では現代小説の装いを取りながら、中盤からは明らかな非日常の世界へと突入するといった構成は当時は珍しいものでした。巨石文明、アトランティス、吸血鬼伝説、人狼伝説、妖艶極まる謎の美女、といった「いかにも」な要素が満載の一大伝記絵巻であり、今でも魅力は色あせていません。
性病が主要なテーマの一つということもあり、濃厚なエロスの描写が読者を引き付ける要素となりました。
なお、帯において<伝奇ロマン>を銘打った作品は、(少なくともメジャー作品では)「石の血脈」がはじめてであったように思います。
半村は第二作「
また、同時期に平井和正によって書かれた「死霊狩り」も重要です。
超人的な身体能力を持つ主人公たちと、人智を超えた怪物との死闘を描いたこの作品は一躍大人気を博しました。
秘密組織、超人的な登場人物たち、「ゾンビー」と呼ばれる宇宙からの侵入体、国家的陰謀と、伝奇ロマンと類似しながらも過激さを増した道具に溢れており、伝奇バイオレンスの先駆となっています。
この他、荒巻義雄や小松左京といったSF畑の作家の活躍が目立つ期間でありました。エロスとバイオレンス、超古代や謎の組織や怪物といった、わかりやすい形での伝奇エンターテイメントの原型は、この時代に出揃ったと言えましょう。
■1980年代/超伝奇バイオレンスの隆盛
1980年代は、戦後世代が躍進した時代でした。
SFにおいては山田正紀、新井素子、山尾悠子などの優れた書き手が登場し、幻想文学方面では須永朝彦が活発な活動を見せていました。
笠井潔が精力的に活動し始めるのもこの時代です。「ファンタジーの遍歴時代」「サマー・アポカリプス」、「ヴァンパイヤー戦争」など、笠井の代表作はほぼ全て80年代に出揃っています。
伝奇的な観点から見れば、決して外せない二人が現れたのもこの時代。言わずと知れた、菊地秀行と夢枕獏の二大巨頭です。
菊地は、都市を舞台に超人たちの荒唐無稽な活躍を描くことによって。
夢枕は、人間の肉体と日本古来の呪術や伝承を組み合わせることによって。
いわゆる「超伝奇バイオレンス」と呼ばれるジャンルを開拓しました。
菊地の代表作には「妖獣シリーズ」「魔界都市シリーズ」があり、一方の夢枕は「キマイラシリーズ」「精神ダイバーシリーズ」「陰陽師シリーズ」などを代表とします。
共に癖のある描写、エンターテイメントに徹した内容、激しいエロスの描写といった要素を特徴とし、一時代を築き上げました。
実際、本屋のノベルズの棚には、菊地か夢枕の亜流ばかりが並んでいるという時代があったのです。
我々が想像する伝奇アクションは、この時代に確固たる市場を築き上げたと言ってよいでしょう。先に述べたとおり、伝奇ロマン/伝奇アクションそれ自体は1970年代に確立されていましたが、それと市場の定着とはまた別です。
また、忘れてはならないのが1985年、荒俣宏の手になる「帝都物語」でしょう。
明治から昭和初期にかけての一大超能力戦争を書いたこの作品の影響力は甚大です。
それまで一部の好事家や研究者だけが知るものであった、陰陽道、阿部晴明をはじめとする日本の呪術的伝承を一般に広めた功績は計り知れないものがありましょう。こと伝奇エンターテイメントに関する限り、現在に至るまで、帝都物語を超える影響力を持った物語はおそらくありません。伝奇を語るとき、決して避けては通れぬ作品です。
なお、荒俣は帝都物語と同時期、「本朝幻想文学縁起」において、日本古来の怪異と伝奇の世界を幅広く紹介しています。これまた、一部の研究者や好事家だけが持っていた知識を広めたという意味で重要な著作です。
純文学方面からも伝奇的要素を強く持った作品が発表されています。中でも大江健三郎「同時代ゲーム」は、四国の山中にある、異界としての神秘的な村を舞台とし、「異貌のものたちの歴史」という濃厚な伝奇的要素を有しています。
■1990年代/伝奇の停滞
1990年代に入ると、伝奇物語は停滞の時期を迎えます。
どのようなジャンルも活性化の後は停滞か衰亡を迎えますが、伝奇も例外ではなかったということでしょう。ただ、衰退ぶりは、80年代の伝奇の活発さを証明するものでもありました。
先ほども述べた超伝奇バイオレンス、ひいてはエンターテイメントとしての伝奇小説がジャンルとして定着してしまったことも原因でしょう。ブームの後、ファンに支えられて定着したジャンルは、完全に消え去ることこそありませんが、本屋の片隅で細々と生き残ってゆくだけになることになるものです。
もっとも、話題性/革新性のある伝奇的な小説作品が全く無かったわけではありません。
1988年頃から1990年代前半は、ジュヴナイルを中心とした作品が量産されていました。現在「ライトノベル」として知られる物語の原型の多くは、この時代に求められます。水野良「ロードス島戦記」が若年層の間で圧倒的な支持を得たのが典型ですね(ロードス島戦記そのものは1988年の開始ですが)。
ただ、この当時は西洋的世界観を基にしたファンタジー作品が主流であり、本文で述べているような伝奇的な作品は少ないです。
また、1994年に、京極夏彦が「姑獲鳥の夏」で鮮烈なデビューを果たしました。
発表当初こそ然程注目されませんでしたが、第二作「魍魎の匣」で各界の圧倒的支持を獲得。京極夏彦はこの後も伝奇味の強い作品を連続して発表し、伝奇ミステリの世界に大きな足跡を残しています。
しかし、90年代の伝奇物語は、小説の世界においては矢張り隅に追いやられていた感が否めません。朝松健のような作家が奮闘してはいましたが、大きな支持を得ていた作品は見当たりません。
この時代の伝奇物語で注目すべきは、むしろゲームというメディアでしょう。
1994年、チュンソフトが「かまいたちの夜」において、ノベルゲームという新しい形式を切り開きました。
音楽とグラフィックを効果的な演出に用い、ゲームの本体はあくまで文章部分という形式は、当時非常に斬新であり驚きをもって迎えられました。選択肢によって結末が大幅に変わるシステムも目新しかったのでしょう。
これによって、ノベルゲームの手法は一気に浸透してゆきます。
1996年、Leafは、その影響下に、ビジュアルノベルシリーズ、「雫」、「痕」(リンク先はリニューアルパッケージ)を発売。この二作は幅広い人気を獲得します。
特に、「痕」は、日本古来の土着的な田舍町という舞台、鬼の伝承と猟奇殺人という装置、さらにSF的な味付けと、伝奇の幕の内弁当とでも言うべき作品。後発の作品群に、大きな影響を与えました。現在に至るまでその影響は残っています。
1998年には転生を主題にした伝奇恋愛アドベンチャー「久遠の絆」が発売。
同年、学園伝奇ジュヴナイルを謳った「東京魔人学園剣風帖」が登場します。
魔人学園シリーズには、江戸時代を舞台とした「東京魔人学園外法帖」、同一世界におけるジュヴナイル伝奇「九龍妖魔学園記」といった系列作品があり、幅広い展開を見せています。
これらの作品群により、夢枕獏、菊地秀行以来後継をもたなかった「現代を舞台に若者たちが超人的な活躍を繰り広げる」というジャンルが確立されたのでしょう。
事実、東京魔人学園シリーズには、「魔界都市<新宿>」に代表される菊地秀行ジュヴナイルの影響が大です。
■2000年代/伝奇の復権
1990年代後半、幾多の伝奇ゲームの登場で基礎体力を養ったのか。2000年代に入ると爆発的な広がりを見せます。
一般小説よりも、ライトノベル界、コンシューマゲーム界、美少女ゲーム界といった、俗に言うサブカルチャー的分野の作品においてその傾向は顕著でした。
いえ、今でも顕著です。少し大きめのショップの棚を眺めてみれば一目瞭然でしょう。
2000年冬、コミックマーケットにおける「月姫」の発表が一つのターニングポイントであったと思われます。
現代を舞台に異能力者――吸血鬼、殺人鬼、魔術師たちの戦いを描いたこの作品は、凄まじい勢いで界隈を席捲しました。ネットの普及とも相挨って、その流行の度合いは爆発的ですらありました。今に至るまで人気は衰えていません。
月姫のシナリオライター、奈須きのこ執筆の同人小説「空の境界」は商業出版され、新聞紙上などでも話題となりました。
漫画のようだ、子供騙し、既存作品の剽窃の固まり、盲目的な信者が迷惑……などといった批判も良く聞かれますが、月姫の流行が伝奇というジャンルを各方面に知らしめたことだけは間違いありますまい。
事実、この後、ゲーム媒体における伝奇物語の充実には目を見張るものがあります。
ここで注意して頂きたいのは、私は様々な作品が月姫の影響を受けていると言っているわけではありません。
90年代に見たように、伝奇的な主題を扱った作品はこの当時既に量産傾向にありました。PCにおいてもコンシューマにおいても、優れた作品が90年代後半から2000年までにも多数出現しています。
伝奇という物語形態を受け入れる下地はとうにあったのです。月姫の流行によって、伝奇的な作品がさらに作られやすく、受け入れられ易くなったと言いたいのです。
それは兎も角、実際問題として、これ以後、魔術、超古代に伝承、吸血鬼や鬼といった怪物……物によっては半ば忘れられていた多種多様なガジェットが息を吹き返し、流行すらするようになりました。
教科書的ともいえる現代伝奇アクション「夜が来る!!」がアリスソフトから発売されたのが2001年。
翌年には、サークル「07th Expansion」による伝奇味濃厚なサスペンス「ひぐらしのなく頃に」が登場(現在も継続中)。
2004年にネットを介してブレイクしたのは記憶に新しいところです。
2003年には、18禁ゲームメーカーニトロプラスの大作、「斬魔大聖(機神咆哮)デモンベイン」が話題を呼びました。
今年に入ってからですと、ニトロプラスの「塵骸魔京」、Propellerの「あやかしびと」、アプリコットの「AYAKASHI」など、枚挙に暇がありません。
コンシューマにおいても「零」シリーズなどがありますね。
ただ、物語性を重視した伝奇作品はPCゲーム界に比べるとやや少ない印象があります。強いて言うならば、ホラーが多いのが特徴でしょうか。ユーザー層の違いもありましょう。
ライトノベル界でも、現代を舞台にした伝奇物語――その多くは伝奇アクションですが――は氾濫しており、確かな1ジャンルを形成した印象があります。
どの作品も一定水準の質を保ち魅力的な反面、似たような素材が多くマンネリになりがちな所も、1980年代の伝奇バイオレンスの隆盛を思い出させます。
今後の動向が注目されます。
■終わりに
かなり駆け足ながら、日本伝奇の歴史を概観してみました。お楽しみいただけましたでしょうか。
取りこぼした作品は山のようにありますし、90年代以降の記述がゲームに偏ってしまったなど、反省点は多々あります。特に江戸時代と伝奇ミステリについての記述は拡充させたいところ。次の機会があればもう少ししっかりまとめたものを提供出来ればと思います。
最後に、伝奇を知るための文献を幾つかあげておきます。私の本棚見ただけでも山ほどあるので、特に有用で目ぼしいものだけをピックアップ。
・幻想文学33号 日本幻想文学必携
・幻想想学38号 幻魔妖怪時代劇
他多数
ここまで読んでいただき有難うございました。
ご意見ご感想など頂けると幸いです。
(終)