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都市伝説、というものがあります。
フォークロア(民話)の一分野であり、「本当の話として広く語られている、数多くのいかにもありそうで思わず引き込まれてしまいそうな、それでいて大抵は虚構の、口述の物語」とされています。
民俗学上の概念でしたが、一般に広まったのは、1981年、J・H・ブルヴァンによる「消えるヒッチハイカ――都市の想像力のアメリカ」が出版されてからですな。都市伝説研究の古典中の古典です。
都市伝説を専門に扱うサイトも多く、この手の話題の中ではかなり人気があります。
その都市伝説を自分たちで作って広めてしまおうという発想の元に作られたのが、2chオカルト板のスレッド「都市伝説を作って広めるスレ」(リンク先はまとめサイト)です。
内容は玉石混淆ですが、中々「らしい」話もあって、読んでいるだけでかなり面白い。
あたりは、いかにもありそうで良いですな。
「泉の広場」は都市伝説スレ以外やオカルト系HPで見かけることもあり、一人歩きしているようです。
まさに都市伝説が広まってしまったわけですね。
余談ですが、2chへの書き込みが元となって広まったチェーンメールも実際にあります。
以下のような都市伝説を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
深夜、番組が終了して砂嵐が流れるだけのテレビ画面にたくさんの人名が映し出された。自分の名前があったので調べてみると、NHKが受信料未払い者を一覧にして流しているということだった。
かなり有名な話であると思います。
ところが実はこの話、「深夜のテロップ」と呼ばれる別のバージョンが存在しているのですね。
以下のような話です。
15年くらい前夜中の2時30分頃テレビをつけたらカラーバーが映っていて(あたりまえですが)、ああ、やっぱりこの時間は放送やってないな、寝ようと ふと思ったその時急に画面が切り替わって ゴミ処理場が映し出されました。
そしてテロップに NNN臨時放送と出てひたすら処理場を遠景で映し続けるのです。
なんなのだろうと思って様子をうかがっていると人の名前がスタッフロールのようにせり上がってきて ナレーター?が抑揚のない声でそれを読み上げていきました。
バックには暗い感じのクラシックが流れだいたいそれが5分くらい続いたでしょうか、最後に
「明日の犠牲者はこの方々です、おやすみなさい。」と。
それ以来深夜放送が怖くてたまりません。
周りは誰もこの話を信じてくれないし……
これ、投稿調の文体が示すように、2chへの書き込みが元のようなのですね。
先の話ほどのポピュラリティは得られなかったものの、掲示板から掲示板へと伝播し、今でも思い出したように掲示板に乗っているのを見ることがあります。
都市伝説を作って広めるスレのことも考えると、ネットからネットへ伝播する噂は、増加の一途を辿るのかもしれません。
なお、「深夜のテロップ」に関してはディープ・ダンジョンさんが詳しい考察を展開されております。都市伝説に関する資料も充実しており、お勧め。
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