2005年04月のアーカイブ

GWなので

 積んでいたおとボクを絶賛プレイ中。
 今日はオンセもあるので感想は後日書きます。

 ああしかし、会長可愛いよ会長。

投稿者: 日時: 20:47 | | コメント (0) | トラックバック (0)

本中毒

 最近ヘビー級の本を読んでいないので禁断症状が。
 今日横浜行ってくるので色々見繕ってきます。

 →帰ってきました。

 買ってきた本。
 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」「スモールワールド・ネットワーク」「ゴーレムの檻 三月宇佐見のお茶の会」

 どれも読むのが楽しみです。

 しかしなあ、スモールワールド・ネットワークのお手軽ビジネス書みたいな軽薄な体裁と謳い文句はいただけない。著者は優れた研究者だし、内容もきっちりした科学書ですよ。参考文献を省略していることもあり、出版社と訳者の姿勢には疑念を覚えますな。


 あ、あとソフマップのPCゲーム予約コーナーによると、あやかしびとの発売は6/24とのことです。beakerさんのシナリオが楽しみだ。

●今日の公文書

国立公文書館、デジタルアーカイブ公開

 そういえば公開されてたんだった。天日録さん見るまですっかり忘れてました。
 しかしこれは素晴らしい。画像とはいえ、貴重な資料、一次文献に容易に触れられることの意義は非常に大きいです。単にぼんやり眺めているだけでも楽しい。

●今日の昆虫

耳からウジが50匹発展途上!

 いわゆる「蝿蛆症(myiasis)」ですな。
 最近ではモンゴルでこんな例もありました。
 あまり知られていませんが、ニクバエの仲間は卵胎生であり、直接幼虫を産み落とします。リンク先にあるように噴射するかのように幼虫をばらまくため、はっきり言いましてグロです。放置しておいた肉などにいきなりウジが沸いている場合があるのはこのせいですな。

 特に危険なのは、ウシバエの一種Hypoderma bovisの幼虫が皮下組織に潛り込むことによって発症する牛膚腫です。外からそれとわかる腫瘍を作ることがあるうえに、時折中枢神経系や眼球に迷入。眼病、失明、時には死をもたらすことも。

 なお、myiasisでのイメージ検索結果。人によっては多分にグロいので飛ぶときは注意してください。

投稿者: 日時: 08:19 | | コメント (0) | トラックバック (0)

「胸にかけたロザリオは返したほうがいい……」

「でなければ黄薔薇革命が出来ぬではないか。由乃、そうだろう?」
「令ちゃあああん!!」
(斬)
「……二度、同じ手は喰わぬ」

 以上「ロサフェティダ マリア忍法帖」より抜粋でした。
 しかし「マリア忍法帖」って普通にありそうだな。

●今日の都市伝説

井の頭公園と恋人の破局都市伝説新聞

 「井の頭公園でデートをすると別れる」。東京都下では定番中の定番とも言える都市伝説です。私も吉祥寺近辺(正確には武蔵境)に通学してたので、よく耳にしました。
 弁財天が嫉妬するせいで別れる、という説がまことしとやかに流布していますが、リンク先によるとそれは根も葉もない噂話のようですね。検証はしていないので何とも言えませんが、弁財天が嫉妬深い女神であるとはっきり主張するソースが存在しないのは事実です。
 突っ込んで調べてみても面白いかもですな、ここらへん。


●今日の科学

がん探知犬 健常者と患者の息ほぼ100%かぎ分ける

 ほほう、こんなことまで。流石は犬。
 この記事だけではどの種類の癌に反応しているのかわかりませんが、見込みある技術なのは間違いなさそうです。最も課題は山積み。記事ではノーベル賞云々と書いてありますが、実用化はまだまだ遠そう。
 「唯一残された課題は、犬が探知している成分、においの性質を解明すること」とありますが、その「唯一残された課題」が最大の難問ですな。

●今日の色々

脱オタと引き替えにオタクが失いがちなものShamrock's Cafe

 要するに「リソースの配分をどうするか」という話ですな。
 金銭、時間、社会からどう見られるかなど、リソースは多種多様です。

投稿者: 日時: 21:17 | | コメント (3) | トラックバック (0)

がりがりと

 GW関西からのガツども迎撃作戦&週末エンゼルギアオンセに向けガツガツと準備してます。シナリオ手直し手直し。
 ちなみにエンギアオンセは4/28,29の21:00~予定です。参加者はもう確定してますが、見学者件裁定者は絶賛大募集中。メッセなり何なりで私までご一報ください。

 そんなこんなしてたらいいネタが沸いてきたので東方SSの準備も開始。頑張って書くかー。

●今日の医学

早漏を時間的に評価した初めての大規模試験

 通常の平均7.3分に対して1.8分……四倍以上の差があるわけですな。イロモノめいて見えますが、こういう研究は大事です。

 なお

>ストップウォッチを用いて評価した初めての大規模試験によって明らかにされた

 とありますが、これは本当にストップウォッチで研究者が測定したものと思われます。光景を想像すると一種異樣ですがあまり気にしない方向で。

 「性交中の男女の生殖器と性的に興奮した女性のMRI撮影」(MRI中で性行為を行い、性的に興奮した状態に達したと判断したらアラームで外部に知らせMRIによりその時の様子を撮影した研究。イグ・ノーベル賞を受賞)を思い出すなあ。あれも素晴らしい研究でした。どこが素晴らしいのかは個人によって違うでしょうが、まあ、それはそれということで。

●今日の色々

ネットカフェで全自動人間洗濯機を初体験HK-DMZ.PLUS.COM

 お前はZAKZAKの記者かと云いたくなる様な駄洒落はともかく、これは普通にいいかもしれない。最近はシャワーベッドマッサージ付きのネカフェは珍しくもありませんし、ここまで出来ると下手なホテルよりいいかもですな。
 今度学会とかで遠出する時はネカフェ使ってみようかなあ……

八雲紫

 ゆかりん可愛いよゆかりん。
 ちょっと欲しいかもなあ、これ。

投稿者: 日時: 20:49 | | コメント (0) | トラックバック (0)

HDDが

 ぶんぶん妙な音を立ててます。そろそろヤバイかなあ。ヤバイよなあ、前のPCから乗せ変えたやつで寿命も近いだろうしなあ。
 取敢ず安いHDDを見繕ってみます。安いトコだと今はどれくらいするんだろ、HDDって。

●今日の元素

家庭にも元素の「周期表」を 文科省が配る

 ちょっと前の記事ですが、なかなかいい内容だったので。
 確かに周期表は科学の基礎の基礎の一つですからねー。こうやって配布するのは非常に意義あることだと思います。頭に入れておいて損はないですよ、あれ。
 
 ちなみに中国語だとこうなります
 解りやすいのか解りにくいのか……

●今日の東方

嫁ルーレット

 ルールについては17、表については134を参照してください。
 当方の結果。三回試行して

 輝夜→ルナサ→咲夜さん

 わりと完璧。

投稿者: 日時: 20:13 | | コメント (0) | トラックバック (0)

セッション終了

 プレイレポートは後日。
 参加者の皆樣、有難う御座いました。楽しんでいただけましたら幸いです。

●今日のうぃんどみる

はぴねすのサンプル画像の件について

 ……いや、これはサンプル画像なのか……?
 しかし本篇は実に楽しみ。こ~ちゃ氏が原画というだけで買いですよ。
 結い橋からのファンなので期待してます。今から発売が楽しみ。
 どのキャラがどんな性格か、立ち絵を見るだけで解るのも素晴らしい。先輩エロイよ先輩。

投稿者: 日時: 22:32 | | コメント (0) | トラックバック (0)

読書録「人間臨終図鑑」

 昨日は凄い勢いで酒飲んで死んでました。飲み会は久しぶりだったなあ。
 さて、本日はbeakerさんにならってこちらを紹介。

人間臨終図巻〈1〉
山田 風太郎

徳間書店 2001-03
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★★★★★


 タイトルに偽り無し。歴史上の人物の死に様をただただ集めた脅威の書物です。文庫で全三冊。  十代で死んだ人々から百代で死んだ人々まで、その死に様は実に多種多様。歴史上に名の残した人物たち限定とはいえ、実際に読んでみると凄まじい量です。  「死」という主題を扱うとおおかれすくなかれ感傷的な面が入り込むものですが、それがない。山田風太郎の姿勢は実に明確で「人間死ねば終り」の一言に尽きます。「もう少し長く生かしておきたかった」と書いている人物もいますが、片手で数えることが出来る程度ですな。  正直この本に関しては四の五の言うのが無駄な気もします。まずは一読すべきです。山風作品の根っこには常に虚無的な何かがありますが、それがかなり見えやすい形で出たのが本書でありましょう。幼少の折から死と向合い、太平洋戦争を生き抜いた世代のみが持つ透徹した目がそこにはあります。

 ところで個人的には、死というのは生命活動と精神活動の完全なる停止という以上の意味を持たないと思います。社会的・文化的な波及効果は勿論ありましょうが、それは社会情勢や環境でいくらでも左右されてしまうものでありましょう。  死という現象は、諸所の要因によって引き起こされるだけであり、死そのもの(・・・・・)は、いかなる意味も所有しますまい。  「死んだらどうなるのか」という問いに関しては「知りようが無いので答え様が無い」という云えないのではないでしょうか。例えれば、映画のフィルムをパチリと切り取ってしまったようなものです。切れた所で映画は終わり。その先に続きがあるのか無いのか、あったとしたらどういうものなのか、答は全て闇の中でありましょう。闇の中にあえて進み答えを手にした人もいるのかもしれませんが、その解を広く認められた形で共有することは我らには不可能であります。

 閑話休題。現行の作家は勿論、日本文芸史上でこんなものを書けるのは山田風太郎しかいないでしょう。おそるべき作品です。必読。

路傍の石が一つ水に落ちる。
無数の足が忙しげに道を通り過ぎてゆく。
映像にすればただ一秒。
――山田風太郎


 付記:上文中の死についての考えは完全な私見であり、信仰や理論を否定する意図は全くないことを記しておきます。

●今日の演説

宇宙世紀演説集

 流石宇宙世紀の方々。どの演説も濃厚この上なし。
 しかしドモンの告白演説が素晴らし過ぎてすべて霞む罠。

●今日のヤンマーニ

ヤンマーニ男ケ・セラ・セラ

 電車男ならぬヤンマーニ男……

●今日の古生物

Whale Found in Egypt Desert

 Basilosaurus isisのほぼ完全な化石がエジプトで発見されたようです。
 全長18メートル、およそ4000万年前のものとのこと。
 噴気孔を頭頂部に持たなかったため、 頭部の前方にある鼻腔を海面に出して呼吸していた模様。
 いわゆるムカシクジラの類ですね。ゼウグロドンが有名です。
 そういえばオゴポコの正体の候補でもあったな、ゼウグロドン。

●今日の小説


紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集』全3巻
(創元推理文庫より2005年7月より隔月配本予定/カバーデザイン=間村俊一)

*小泉八雲、泉鏡花、夏目漱石から澁澤龍彦、皆川博子、高橋克彦まで――近現代の怪談・ホラー史を彩った定番中の定番作品全50篇を厳選、発表年順に収録することにより、日本怪奇小説の変遷と多様な魅力を、読みすすめるにつれ自然に体感できる構成とした。

*本文テクストは新漢字・新仮名を採用したが、文字遣いに関しては、あえて発表当時の形を復元し(「その」→「其の」、「じっと」→「凝乎」)、そのぶんルビを多用している。これにより、作者が意図したとおりの用字用語と発表当時の雰囲気を、現代の読者にも親しみやすい形で味わっていただけるものと信ずる。
*各巻の巻頭に、日本怪奇小説の特色を分かりやすく説いた紀田順一郎による序文を、巻末には、時代的変遷をたどる東雅夫による解説を付した。

 東雅夫の幻妖ブックブログより。
 キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!! 出版は創元推理文庫、序文が紀田順一郎、解説が東雅夫。まさに隙の無い布陣。
 これは買わねばなるまいて。

●WEB拍手レス

>篠原ですv「傭兵の二千年史」実は持ってます(笑)。昔の装丁ですけどねーw いや、鋭いな。さすがに!

 やっぱ持ってましたか!
 いや、絶対に好きだろうなーとは思ってましたが。
 あれ読むとブレカナやりたくなりますよね。

投稿者: 日時: 20:55 | | コメント (0) | トラックバック (0)

気がついたら

 四月ももう二十日過ぎ。
 最近時間が経つのが早いなあ。これじゃあっという間にGWですよ。

●今日の科学

DNAで人類の足取り探れ――世界数十万人からサンプル公募

>National GeographicのWebサイトから99.5ドル(送料・手数料別)の参加キットを購入し、ほおの内側から採取したサンプルを送付すれば、分析結果がデータベースに登録され、自分の祖先の移動の軌跡をWebサイトからたどれる。

 あー、これは面白そうですな。かなり結果を見てみたい。
 しかし99.5ドルはちょっと高いなあ。

 関連でDNAマップ。人種起源は何かと面倒でもありますが、矢張り面白い研究課題だなあ。

投稿者: 日時: 21:49 | | コメント (0) | トラックバック (0)

「イグ・ノーベル賞」が面白すぎる件について

イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!
マーク・エイブラハムズ 福嶋 俊造

阪急コミュニケーションズ 2004-03-19
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 すいません、↑があまりに面白すぎて読み耽ってます。
 こりゃネタの宝庫だ。たまらんー。
 読了したら色々書かないとな、こりゃ。

投稿者: 日時: 20:57 | | コメント (0) | トラックバック (0)

Y十M連載開始

 隻腕の伊達男、漆戸虹七郎が恰好良すぎて死にそうです。
 基本的に会津七本槍はヘタレが多いのですが(原作参照のこと)、こいつだけは別格。
 柳生十兵衛の登場が楽しみすぎるなあ。シルエットは出てましたが。
 ただ、柳生忍法帖での十兵衛は、どちらかといえば軍師、劍術指南役としての性質が強く、表立って暴れ廻ることがあまりありません。そのせいか、全体を通じてやや爽快感にかける恨みがあります。

 あと、Y十Mはバジリスクとは大分違った雰囲気になるでしょうな。
 魔界転生、柳生忍法帖、柳生十兵衛死すといった作品群は、柳生十兵衛といった明確なヒーロー的主人公の存在があるため、他のシリーズとは少し毛色が違います。十兵衛が軍師的な役割とはいえ、それは本作でも同じこと。

 そのあたりも含めてどう料理してくれるか、期待期待。

●今日のmixi

マイミクシィ一覧を辿り、人間関係の相関図を作って表示するソフト

mixi豆テクニック(以上二つ、Shamrock's cafeより)

 おお、これは面白い。
 特に前者のソフトは使ってるとかなり面白いです。マイミクシが多いと、意外な交友関係が発見出来るかも。

 余談ですが、mixiの雰囲気には少し昔の――具体的にはADSL普及期前のWEBサイトに近いものがあるように思います。
 当時は大半の人がテレホタイムにしか接続しないということもあり、小さなサイトでも掲示板、CGIチャットなどが賑わっていました(私が昔やってた小さなTRPGサイトもそんな感じでした)。
 mixiの日記に対してコメントがあるかどうか見るときの気持ち。あれはかつて、掲示板に書き込みして、次の日にどんなレスが付いてるか、どれほどの人が書き込みしているか見るのが楽しみだった気持ちに似ているものがあります。
 まあ、印象にすぎないのですけれどもね。

 あ、それと、Shamrock's cafeさん、リンク有難う御座いました。こちらこそよろしくお願いいたします。

●WEB拍手レス

>おかえりなさい。貴方の文章が読めて嬉しいです^^

 拙文如きに勿体無いお言葉有難う御座います。未熟な駄文ではありますが、見守っていただけると嬉しく思います、はい。

投稿者: 日時: 19:33 | | コメント (0) | トラックバック (0)

シナリオ修正中

 久々のトーキョーN◎VA大作シナリオをもりもり手直し中。週末がセッションなのでそっちにかかりきりです。
 なので巡回とかは手抜きで。リサーチ項目とか多いと書くのが一番手間だなあ。

●今日の合併

AdobeがMacromediaを34億ドルで買収

 うわー、ついに……
 MACのサポートがどうなるかだけが心配です。Dreamweaverとか無くなったら暴動が起きそうだな。

●今日の医学

ペットから感染に無防備 「同じ食器使う」飼い主も

 危ない! これは危ない!
 
>犬や猫など動物から人にうつる人獣共通感染症の存在を「よく知っている」という飼い主は5人に1人程度しかおらず、中には「同じ食器を使う」といった無防備な例もあることが

 食器を使うなんてのはまあ、極端な例だとは思いますが、五人に一人ってのはちょっと心配ですなあ……
 人獣共通感染症についてはこちらを参考にしてください。
 また、共通感染症の代表例であるエキノコックスについては、こちらが詳しいです(画像注意)。
 そういえば、青函トンネルを渡って来たのか、エキノコックスは本州でもしばらく前から観察されています。1995年には、寄生バエが渡来してきたせいでオオミノガが絶滅の危機にさらされましたな(こちらはまあ、人へは感染しませんが)。
 かように生態系も大幅に変動しています。つまりは、想定外の感染症をペットが持っているかもしれないとのこと。油断して人獣感染症で大火傷せぬようにご注意を……


●WEB拍手レス

>復活おめでとうございます! そして幾何学の記事に書かれていた数学の先人たちカッコイイですな。(sf)

 有難う御座います。
 数学の先人たちは物凄い恰好良いですよ。貴公子アーベルとか最近新刊出てたはずなので、搜してみるといいかもです。

>今更ですが、復活おめでとう御座います! マターリ頑張ってください。

 はい、今度こそマイペースで頑張ります。気長に見守ってやって下さいませ。

投稿者: 日時: 18:25 | | コメント (0) | トラックバック (0)

花粉で花粉で大ピンチ

 それこそ十数年ぶりに高尾山登ってきたのですが、そのせいで筋肉痛と花粉による頭痛が大発生。
 今日は寢ておきます。鼻水がー、頭痛がー、死むー。


●WEB拍手レス

>バジリスクは全24話ですよ。これだけあれば豪快に端折られることはないのではないかと。

 はい、勘違いしていました。有難う御座います。
 確かに24話なら大丈夫そうですね。作画、もってくれよー

投稿者: 日時: 19:44 | | コメント (0) | トラックバック (0)

もう抗えない共に辿る血塗りの黄泉路は――

 早速見ましたよ。テレビ神奈川でもはじまったバジリスク
 いや、満足いく出来でした。忠実にコミック、ひいては甲賀忍法帖を再現してます。映像や動きのクオリティもかなり高かったのではないかと。
 声も良いです。特に柳生宗矩@若本規夫と、服部半蔵@立木文彦。全体的に年嵩のキャラの声が豪華極まりないですな。いやまあ、今回は出て来たの大半が中年以降でしたが。

 参考までに

 甲賀弾正。いや、皺の書き込みがイイ。ちなみに声は小林清志。

 今回の内容は本当に序盤。徳川家康の御前における、風待将監と夜叉丸の戦い~不戦の約定が解かれる~甲賀弾正vs伊賀のお幻まで。
 話としては序の序ですが、原作でもコミックでも描かれなかった、若かりし頃の甲賀弾正とお幻のエピソードが実に良かった。
 最後の弾正vsお幻の良さが際立つので、是非見てもらいたい所です。
 元元ストーリーの解説を誰かから聞いて楽しめる類の作品ではありませんしね。ほとんどミュータントめいた忍たちの活劇と、凄惨なストーリーを堪能するのが筋かと。

 そういえば若い頃のお幻、リキ入ってましたな。清楚そうな面立ちに肉感的な唇と、実に時代劇的な美人に描かれています。
 正直朧より美人さんな気もするな。

 さらには

 こんなシーンまで。ファンサービスも忘れない様子。

 このお方が

 こうなるとは、お釈迦様でも思うまい。
 いや、老人お幻もまた物凄い魅力的なのですが。どいつもこいつも恰好良いなあ。

 このクオリティで最後まで是非行ってもらいたいものです。アニメのDVDを買う事はまずないのですが、これに関しては買うかもしれないなあ。
 あと主題歌は素晴らしすぎるのでCD購入必須。「甲賀忍法帖」は陰陽座屈指の名曲かもしれない。

 唯一心配なのが話数。このテンポでいくと13話ではどうやっても終らないよなあ……地虫とかカットされたら泣くに泣けない(訂正:2クールのようです。なら尺は心配ないな……怖いのは作画の崩れかあ)。何にせよ、来週以降も期待しております。

おまけ

 半蔵渋いよ半蔵。

 地虫恰好良いよ地虫。

 朱絹姐さん、極妻にしか見えません……

●今日の幾何学

三角形の3つの角を全部たすと270度になる三角形があるって本当?Full Thrust

 解答にも出てますが、非ユークリッド幾何学ですな、こりゃ。現代物理学、特に宇宙論を論じる際には必要不可欠の概念です。
 余談ですが、非ユークリッド幾何学の発見者にボヤイ親子がいます。主たる発見者は、ボヤイ・ヤーノシュ。父ファルカシュの助力もあり、1835年に、彼言うところの「絶対幾何」たる非ユークリッド幾何学を発見。当時存命であった「数学の帝王」フリードリヒ・ガウスに論文を送ったところ、ガウスは1820年代に全く同様の結果を得ていたとの逸話があります。
 ただでさえ血の気が多かったヤーノシュ、これが遠因となったか、放埓な生活を続けてしまい40歳で死亡。歴史は時にこのようなドラマを作り出します。
 まあ、ガウスといえば、数学史上どころか人類史上でも屈指の天才。時代が悪かったというべきではありましょうか。
 矢張りというべきか数学史上には劇的な天才が多く、決闘に散った若き天才ガロア、インドの生んだ脅威の天才ラマナサン、“悪魔の脳を持つ男”フォン・ノイマンなど、興味深い人物には事欠きません。ちょっと調べただけでも面白い逸話がゴロゴロ出てきます。伝記とか読んでみるのお勧め。

投稿者: 日時: 18:30 | | コメント (0) | トラックバック (0)

読書録「傭兵の二千年史」

傭兵の二千年史
菊池 良生

講談社 2002-01
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★★★☆
(★が1点、☆が0.5点。5点満点です)



 娼婦と並ぶ世界最古の職業、傭兵。古代オリエントから存在したという傭兵の歴史について概括した書……と思えますが、タイトルに偽りありです。
 最初の二章で、ギリシャはアテネ・スパルタ戦争における傭兵の姿と、前三世紀から五世紀におけるローマ崩壊時代の傭兵について概観した後は、ヨーロッパの傭兵――特に傭兵騎士団についての記述に傾斜していきます。
 実際、第三章から第十一章まで、内容の大半は中世(“中世”ってのも曖昧すぎる概念なのですがご容赦を)に活躍した傭兵たちについての記述で占められています。アジア圈の傭兵への言及は皆無に近いですし、現代の傭兵についてもお茶を濁す程度。

 とはいえ、羊頭狗肉といった類の書でもありません。観光という資源を得るまではスイスの主要収入源だった傭兵部隊。そしてスイス傭兵部隊最大のライバル、ランツクネヒト。ランツクネヒトこそが本書の主役でしょう。
 生きるために戦争を必要とし、戦乱を求め国から国へと渡り歩き、時代によっては策謀を巡らし戦乱を引き伸ばした彼らの姿は実に鮮烈です。マギスターの学位を有していた異色のインテリ傭兵隊長、セバスチャン・シェリトンなど、強烈な個性を持った人物たちの記述も魅力的。
 これみよがしに「自由」を強調したランツクネヒトの裝束を、日本の婆裟羅に例えた部分など、興味をひく記述も散見されます。
 自由を標榜し、騎士団を気取り、悪辣非道な存在としてヨーロッパを節儉したランツクネヒト。彼ら「自由戦士」が、やがて「国家戦士」へと変貌してゆく姿には歴史の無情を感じずにはいられません。

 成程、彼らの自由や正義とは、表面的で言葉の上だけのものでありました。そもそもからして、甘言によって集められた素人が大半。隊長クラスはともかく、末端兵士は食うや食わずや、明日をも知れぬ中で刹那的な生き方をしていたようです。
 そのうえ、戦争があればそこに駆け付け、国庫から吸い上げるだけ吸い上げ、無辜の民から文字通り根刮ぎ奪い去るという集団。ペストと並び比される程に忌まれたのも故が無いことではありますまい。
 要するに、ランツクネヒトとは、自由なる戦士、誇り高い騎士団などといった存在から一番縁遠い所にいたのでしょう。
 しかしそれだからこそ、「自由」という幻想を抱き続け、やがて崩壊してゆくランツクネヒトの姿には悲壮さと、ある種の美しさを感じます。所詮は感傷に過ぎますまいが。

 とまれ、ヨーロッパ史のある程度の知識と興味があれば、なかなか楽しめる本ではないでしょうか。特にランツクネヒトについては手軽に手に入る資料がなかなか無かっただけに助かります。

 篠原姐さんPsyKaくんは好きそうだな、これ。



●今日の祝復活

From dust till dawnさん復活

 お帰りなさい。
 それとご無理なさらず。いやまあ、そうも言っていられぬ状況なのでしょうが。
 ゲーム作るってのは大変なんだなあ。

●WEB拍手レス

>遅馳せながら、祝・復帰おめでとうございます。コメント不能だったのはエラー起きてましたか(笑)

 有難う御座いますー。コメントについては、mt.cfgの設定ミスでした。ドメイン変更したらそりゃあれも変えないとダメだよなあ。うっかりしてました。

投稿者: 日時: 21:53 | | コメント (0) | トラックバック (0)

懐かしの名台詞

 読みゲーさんの ギャルゲーエロゲーキャッチコピーを見ていてふと思ったのが、「そういやギャルゲーエロゲーの名台詞って何があるだろ」ってことでした。
 というわけで、葱板のスレッド「エロゲキャラ名台詞集(リンク先は現行スレ)」から、個人的に好きな台詞を色々抜粋。量が膨大なので1スレ目からのみです。それでも名台詞揃い。
 どの台詞がどの作品か、思い出してみるのも一興かと。



25 名前:人外萌え 投稿日: 2001/03/07(水) 11:08 ID:???
身の程を知るのね、豚!

Mail欄にゲーム名を書いといてもらいたいぞ

49 名前:なんだっけか 投稿日: 2001/03/07(水) 18:47 ID:YckkULXI
地球が地球が大ピンチ。

99 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2001/03/07(水) 23:26 ID:???
「……今年は…雪が見れないと思ってました…」

117 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2001/03/08(木) 00:24 ID:???
今日、海を見た。
もう怖くない。

194 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2001/03/10(土) 02:03 ID:???
「・・・で、でも、浩之ちゃんは、やっぱり小さい頃からずっと浩之ちゃんだし、 これからだって、私にとっての浩之ちゃんは浩之ちゃんだし、できればこのまま、 ずっと浩之ちゃんのままがいいなって・・・」

239 名前:名無したちの午後 投稿日: 2001/03/14(水) 02:11 ID:???
「…だから麻亜美、亮次に殺されないかなーって、思ったんだよ。
亮次が麻亜美を殺せば、麻亜美はずーっと亮次のモノだもの。
だから夜、根顔を見つめられながら麻亜美、亮次に殺されるのを待ってたんだと思う。

たんてーさんの言った通りだよ。
セックスはぜんぶじゃないよ? 誰とでも、何回でもできるもん。でも…」
「でも?」
「…殺されるのは、一回。それが、好きな人にならなおさら…最高、でしょ?」

378 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/04/26(木) 08:23 ID:???
(1)
「あの、つかぬ事をお尋ねしますけど…入れる方希望ですか? それとも入れられる方?」
「入れるほう」
「はぁ…そうですか」
「………」
「んじゃ、そゆことで」

(2)
「そりゃ、まぁな。最初はショックだったが…そのうち、どっちでも良くなってきた」

ちなみに男同士の会話。

464 名前:D.J.WALK 投稿日:2001/05/19(土) 19:19 ID:???
さて、これからオレたちは、今までヒトが築いてきた全てをうしなうコトになる。
オレもお前も含めてな。永遠に。
恐らくは苦しいんだろう。オレも怖い。
でもどんな時にも希望はある。…まだある。
それが幸か不幸かはわからないが、誰かが生き残る可能性はあるハズだ。ゼロじゃないハズだ。
なら、何かを残そうとする事はムダじゃぁないハズ。
オレは自分が残せるものはもう残した。
万が一生き残った人間が、苦しい中でこの番組中に聞いた歌を口ずさみ、たまにオレのトークを懐かしんでくれればそれは成功だ。

このラジオを聞いている全てのみんなにGod breath U!!
神の臭い息がオマエらと共にありますように!!
万一、万一生きていたらまた会おう!!
生きていれば必ず、オレはこの席に座ってみんなにまた話しかける。

…実はそろそろ送信限界。ま、なんとかなるか。
明日は日曜日。放送は一日休みとさせてもらうぜ。
じゃ、来週のアタマ、この時間まで――

 C U…Next Week!!

493 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/05/24(木) 06:57 ID:???
「ゴミ袋なんてこの世であたしに5番目に似合わないアイテムだわ」
「他の4つはなんなんだよ?」
「汗と努力と苦労と貧乏」
「おまえって最低な…」

534 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/06/08(金) 23:50 ID:LK9jw4W6
もう神様に出番は無い。相応しい言葉など思い出してる暇は無い
だが悪魔に祈る言葉なら今すぐにでも思いつく。
願わくば、あの敵を業火で焼く為に・・・
どうかサタンよ、この50発に必中の加護を。
我が手の9mmと45口径に一撃必中の祝福を。

594 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/06/20(水) 01:32 ID:4dl1alZ2
「人の命って、波間の泡のようね、兄様…」
ゲーム本編には出てこなかった気もするが。

767 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/07/31(火) 05:14 ID:t25epLj.
「いいや・・裏切ったのではない。表返ったのだ!」

842 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2001/08/14(火) 20:56 ID:f3fh.8EQ
視野に映っていた最後の像が、目に焼きついているうちに、
囁いた愛の言葉が、耳に残っているうちに、


(銃声)


……間に合ったはずだ。
断言していい。
殺しにかけては……自信がある。


かっこええわ…これ。

922 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:01/08/30 00:32 ID:hh60kvm2
「『貧乳』じゃなくて『微乳』! 『貧しい』と『微か』じゃ言葉としての美しさが違くて『微乳』は儚さとかワビサビとかそういった日本的情緒の流れを汲んでるので、訂正しないと出るトコ出るぞー! もー!」

941 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:01/09/03 22:51 ID:k57bKwd6
「…私、あなたのこと…本当は愛していたのですよ……本気で…」

「…嘘…ですけどね……」



 ……1スレだけでも予想以上の量に……「銀色」とかからも色々抜粋したかったのですが止めておきましょう。しかし懷かしいなあ、思わず仕舞い込んだCDを引っ張り出してきてしまいました。今度の休日にでもプレイし直してみるか。

 ざっと見ると、やっぱりLeaf、Key、二トロあたりが強いですねー。シナリオ重視ゲームの黎明期から活躍しているメーカーだけに強く印象に残っているというのもありましょう。
 それに、1スレッド目が立ったのが2001年。ビジュアルノベルが一般に定着し、いわゆる葉鍵の黄金時代、さらにニトロプラスが確たる地位を築いた時期でありました(同時にエルフの凋落がはじまった時期でもあります……嗚呼)。月姫、君が望む永遠などもこの頃ですな。シナリオ・文章重視型ゲームの第一次最盛期といえましょうか。
 この時期に地盤を固めていたメーカーは未だに第一線級の所が殆どです。地力は大事だなあ。

 最後に、極めつけはやっぱりこれ。


18 名前:名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2001/03/07(水) 10:49 ID:???
おまえがいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。
しずめる方法は俺が知っている。俺に任せろ。

 超先生のAAは省略しておきます。

●今日の大食

あさちゃん地獄変

 WEB拍手で「予備知識無いと大変なことになるので」と頂きました。

 ……すいません、甘くみてました。
 なんだこの量。有得なさ過ぎ。私じゃ食いきれないなあ。

投稿者: 日時: 18:38 | | コメント (0) | トラックバック (0)

鳥の公爵

 ひょんなことから“鳥の公爵”こと鷹司信輔について興味を持ち、ちろちろと情報を集めてみました。
 鷹司家といえば、藤原氏の流れを汲む名家。信輔自身も、父は鷹司熙通、母は徳川宗家十六代当主を父にもつ徳川綏子という生粋の華族。
 才ある人物だったようで、明治神宮の初代宮司を勤める一方、著名な鳥類学者でもありました。日本野鳥の会設立に際しても一役買っています。桜の一種、Prunus lannesianaの和名「タイハク」も、信輔の命名によるものです。
 信輔はジョン・グールドの本を大量に入手した初の日本人でもあります。グールドといえば、ヴィクトリア期におけるイギリス最高の鳥類学者にして剥製師。「アジア鳥類図譜」「イギリス鳥類図譜」など、歴史に残る鳥類図譜を刊行し続けた人物です。著作の多くはインペリアル・フォリオ判と呼ばれる大判に、見事な手彩色を施したもの。世界各地に熱烈な愛好家を持ち、著作はオークションなどで天井知らずの値が付きます。
 戦前の鳥類研究――というよりも博物学的研究は、蜂須賀家の直系、蜂須賀正氏を筆頭に華族学問の趣がありました(言うまでも無く、蜂須賀家も名門中の名門です)。グールドの著作を大量に入手出来たのも、その背景があってこそなのでしょうね。

 うーん、手持ちのソースでは↑なことくらいしか解りません。情け無い。
 断片的な情報は相当多いのですが、まとまったのが見つかりませんね。何故か非常に興味をひかれる人物なのですが。
 図書館に入り浸って少し本に当たってみようかなあ。著作も結構あるようですが、新刊で入手出来るものは殆どないだろうし。
 あ、そういえば小野不由美の「東亰異聞」にも出てましたな、鷹司信輔。内容すっかり忘れてるので読み返しておこう。


●今日の祭

3年に1度!和風バンジー(?)もある奇祭D.B.E

 和風バンジーということですが


      ||
    , "´ ̄`ヽ、
   i ノレノλリ〉
   |从i ゚ - ゚リi ホラーイ
    /{ }〒{.}
    ,く,.Y,_,_Y〉
    `''しン~´

    -━━-

 にしか見えない……

合併の団結誓い 天狗みこし登場

 これはまた……塾長が泣いて喜びそうな祭ですな。
 天狗みこしは本来沼田祭りのために作られたようですが、今では名物となっているのでしょうか。桜まつりなどにも(文字通り)担ぎ出されているようです。
 元来沼田祭りは、八坂神社祇園祭の流れを汲み、須賀神社の祭典を源流とするとのこと。須賀神社といえば、祭神は牛頭天王。牛頭を源流とする祭が何故天狗をみこしとしたか、興味深いところです。


●WEB拍手レス

>おかえりなさい。コメント投下しようとしたらエラー吐かれました。 後ご飯はちゃんと食べようね。

 コメントは修正しておきました。ご指摘有難う御座います。
 ご飯はちゃんと食べてますよー。まずは食事と睡眠。これ基本。

>実は其方の書評が結構好きだったりします。これからもがんばってください。

 おお、書評……というより本の紹介について言及して貰えたのは初めてだ。有難う御座います。これからも頑張っていきます。

投稿者: 日時: 21:51 | | コメント (2) | トラックバック (0)

読書録「消滅する言語」

消滅する言語―人類の知的遺産をいかに守るか
デイヴィッド・クリスタル

中央公論新社 2004-11
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★★★★☆
(★が1点、☆が0.5点。5点満点です)


 原題は"Language Death"。中公新書が得意とする人文系の翻訳本です。

 新書サイズ250ページに索引と参考文献をしっかり添付するその意気や良し。

 著者は、今や地球では二週間に一つのペースで言語が消滅していると言います。本書では、この消滅してゆく言語をいかにして守るかを、筋道立てて具体的に論じています。
 どれくらい具体的かというと、章立てが

 1:言語の死とは何か
 2:なぜ放っておいてはいけないのか
 3:なぜ言語は死ぬのか
 4:どこから始めるべきか
 5:何ができるか

 となっているほど。タイトルを見れば何について語る章なのか瞭然と解るというのは、良書に共通した特徴ですな。
 著者は数字に基づくデータや先行研究を用い、確実に論を進めていきます。豐富な注釈と一次資料にあたる姿勢からは、著者の誠実さが、かいまみえます。
 少数言語が今どれほどの危機に瀕しているのか、言語の絶滅を救うためにはどうすれば良いのか、そもそも何故言語が絶滅してはいけないのか。これらについて、明確な形での解答を与えてくれます。本全体の密度は非常に高く、データも豊富。良書です。
 各章は【大見出し→小見出し】繰り返し→結論、という形になっており、構成に隙がありません。論旨も明快で、本職の学者が手を抜かず書いたのが良く解ります。


 なお、リンク先のレビューを見ても解りますが、翻訳者は著者の論に「毒」があり、「毒を抜き、本書の一番上質な部分を」届けることにしたと言っています。
 訳者が主に批判しているのは、

 ・危機言語を救うためなら、危機言語を有する共同体を説得して言語救済を試みるべきだという著者の姿勢。
 ・英語―少数言語の二言語併用を望ましいものとしている著者の意見

 でありましょう。

 前者については言い掛かりとしか思えません。
 現地最優先は当然です。しかし、限られた予算と時間で、現地の文化を最大限尊重して、かつ少数言語を存続させようと提唱する著者に対し、「ここに、キリスト教の布教を絶対的な善と信じ、「野蛮人」たちを次々と改宗していった昔の宣教師と同じ態度を見る」と断じるのは明白に行き過ぎです。

 次に後者。
 確かに、著者は、英語―現地語の二言語併用にこだわりすぎている感はあります。絶滅危機にある現地語を如何にして救うか論じている際に、二言語併用への弁護が脈絡も無く顏を出してしまうような部分があるのも事実です。
 ですが、矢張り訳者は批判点を間違っていると思わざるを得ません。
 著者は、少数言語を絶滅から救うための方法論として、二言語併用を提唱しています。「絶対にそうしろ!」というような教条として提出しているのではありません。
 実際、著者は文中で、二言語併用の危険性を何度となく指摘しています。目的はあくまで少数言語を絶滅から救うことにあるとも言っています。
 著者の二言語併用を批判するならば、その方法論のデメリットを指摘し、筋道立てて批判すべきです。
 感情的に「英語帝国主義」と断じてしまう訳者の姿勢には疑問を覚えます。

 付記すれば、著者の誠実さと学識を鑑みるに、「英語帝国主義」の危険に気付いていないとはとても思えません。
 少数言語を救うという活動の意義はまだまだ世間に知られていません。
 時間と予算は限られており、有形無形の困難は山積みです。その中で、実行可能かつ一定の効果が期待出来るスタンスを取ろうとすれば、ある程度の極論になるのは不可避なのでしょう。


 何にせよ、少数言語について考える人のみならず、知的好奇心旺盛な方には是非読んで貰いたい一冊です。知識が深まるばかりでなく、否應無く色々と考えさせられることになりましょう。
 友人だったら、小太刀日本酒先生は絶対読んでおくべきかと。

 このように優れた本が、新書サイズで出版されていることは喜ぶべきでしょうね。
 大抵は高いですからねえ、こういう本。辛いところだ。

●今日の色々

日本人初の法王誕生はならずダイヤモンド三菱

 残念だ。
 しかしこの定食屋は面白すぎますな。今度関西行ったら見てこよう。

キーボードが院内感染を拡大も=米研究

>米シカゴのノースウェスタン・メモリアル病院は10日、人体に有害な細菌がコンピューターのキーボードの上で24時間生存することが可能とする研究結果をまとめた。

 思った以上に生きてるんだなあ……
 徹夜明けで免疫力が下がっている時などは脅威になるかもしれません。SEの方やゲーム開発の方やライターの方など、ご注意を。

●WEB拍手レス

>わーい。 再始動おめでとうございまする。

>再始動おめでとう御座います。これからも頑張ってください。

 有難う御座います。今後は出来る範囲で頑張っていきたいと思っております。
 見守ってやって下さると幸いです。

投稿者: 日時: 19:15 | | コメント (0) | トラックバック (0)

恥ずかしながら帰ってまいりました

 準備期間ではありますが、サイト名や外観を変えての再始動です。
 停止中も訪ねて来てくださった皆樣、有難う御座いました。
 リンクして下さっている皆樣、もしよろしければサイト名とURLの変更をお願いいたします。お手数おかけいたします。

 今後は雜記だったり読書録だったり物を書いたりするようなサイトになるかと思います。
 基本はマイペースで。
 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 なお、今までのSS類はこちらにまとめてあります。

投稿者: 日時: 08:46 | | コメント (0) | トラックバック (0)